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アイロンピッチ 大学野球編  作者: 仲間共成
2/12

第1話「俺は後悔とかしてないから」

 あれから1ヶ月が経ち―――――


 銘央大学は三可(さんか)キャンパスの2Fにいる。

 スポーツ推薦の合否を決める面接のためだ。

 「まず、一つお聞かせ下さい。 貴方は全国制覇まで導いたピッチャー。 一体何故、ここを選んだのですか?」

 大学の関係者が質問してくる。

 「此処なら自分の実力を最大限に発揮出来るだろう、そう思ったからです」

 我妻は少し早い喋りで質問に返答した。

 「それはともかく、貴方の高校時代で一番印象に残っている事は何でしょうか?」

 すると、別の質問を投げてきた。

 「勿論(もちろん)、全国制覇です」

 「それでは、他に言う事はありませんか?」

 備考的なものなのだろうか。

 とりあえず、身体について話す。

 「高校時代、右肩の爆弾が爆発した事があるので、右肩に負担を掛ける練習等はやめて貰いたいです」

 「以上で終わりです、お疲れ様でした。合否については翌日、こちらの方からお知らせします」

 面接は終わった。そして―――――


 我妻宅のポストに、銘央大学からの手紙が入っていた。

 恐らく、スポーツ推薦についてだろう。

 我妻が手紙を開ける。すると、こんな文章が。


 「我妻鋼志郎(こうしろう)


 貴方は当校のスポーツ推薦に合格しました。


 入学式は来年の4月8日に行われます。


      銘央大学」


 こうして、我妻は銘央大学への進学を決めた。

 3月の蜻蛉学院大付高の卒業式も終え、後は入学式の日を待つだけだ。

 4月8日。入学式の日だ。

 我妻の大学生としての生活が、今始まった。

 まず、彼は大学のキャンパスにあるホールに向かう。

 何故ならば、そこが入学式の行われる場所であるからだ。 

 いろいろあって、そのホールに到着。入学式が始まる。

 入学式では国歌、校歌の斉唱等が行われた。


 新入生の中には高校の時に見覚えのある奴が何人か居たが、本人はこちらの事に気付いているのだろうか。

 それはともかく、俺も今日からは大学生だ。

 大学生となると、野球と学業の両立が大事になる。

 しかし、俺が最終的に目指す物は一つ。3年後のドラフトで、プロ球団からの指名を受ける事だ。

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