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  作者: 鵜狩三善


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無関心

 自分には悪い癖がある。

 空いている窓を見つけると、ついそこを眺めてしまうのだ。

 誓って言うが、窃視(せっし)の意図はない。別段人のプライベートに興味を抱く性質(たち)があるわけでもない。自分としては本当になんとなくやってしまうとしか言えない、非能動的な挙措である。

 とはいえこれが行動として覗きとまるで変わらないのも理解している。矯正しようと常々思ってはいるけれど、なかなか改善は出来ずにいる。


 それはある夏の日の事だった。

 じっとりと暑い路上から開け放たれた窓を、いつもの癖でぼんやり眺め歩きしていた。その時見上げていた窓は二階にあった。網戸もなしに大きく開けられて、家中の白い壁が見えていた。

 と、その壁にさっと紅が(はし)った。

 家の内からぬっと手が出て、音が響くほどの勢いで窓を閉ざした。

 あの赤は、鮮血ではないかと思った。

 思いはしたが、特に何もしなかった。

 重ねて言うが、人のプライベートに興味を抱く性質ではないのだ。

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