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  作者: 鵜狩三善


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生乾き

 エレベーターの扉が開くと、目の前の白い壁にべったりと赤い手形がついていました。

 一瞬ぎょっとしましたが、家族住まいの多いマンションです。同じ階の子供が悪戯でもしたのだろうと、気にせず自分の部屋へ向かいました。

 ですが廊下の壁のあちこちに、やはり赤い手形がついているのです。

 ペンキか何かでしょうけれど、不気味でした。

 部屋へ着いたら管理人さんに報告して、すぐ掃除してもらおうと思いました。


 自室の前まで来て、また私は立ち竦みました。

 私の部屋のドアにもべったりと、赤く手のひらの跡があったのです。しかもその手形はからはつうっと、重力に引かれて赤い雫が幾筋も垂れていくのでした。

 どう見ても刻印されたばかりの、それは生乾きなのでした。

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