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  作者: 鵜狩三善


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灯る

 最近気がついた事がある。

 俺の帰宅に合わせて、隣家の二階のひと部屋に、ぽっと電気が灯るのだ。


 気の所為では断じてない。

 時間通りの帰りだろうと残業をしようと、飲み会があろうとちょっと買い物に出た帰りだろうと、それは見計らって必ず灯る。

 俺がドアに鍵を差し込むそのタイミングで、過たずにぱちりと灯るのだ。


 別段実害があるわけじゃあない。

 ただ窓明かりが点く。

 なんの事はない。それだけと言えばそれだけの話だ。

 きっと、それだけの話のはずだ。

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