災難少女のはかない夢
群がる人々 飛んでくる罵声
その1つ1つが私に刺さる
ねぇ、何を言ってるのかわかってる?
言葉は人を傷付ける刃物でしかない
馬鹿みたいな嗤い声 軽蔑の目
その1つ1つが私を転がす
ねぇ、一体次は何をすればいいの?
私が私じゃなくなっていく
「じゃぁほら
その手を離しちまいなよ」
耳元で悪魔が笑う、笑う
「そうすれば
この世界とはおさらばさ
自分が幸せになれればいいじゃん?」
飛び出した世界に広がった景色は
赤 紅 垢 誰もかも
「知らない」なんて言わせないよ?
だって ほら 君も
見覚えあるでしょ この景色
誰が言ったって止められない
「知らない」なんて言えないね?
後ろには誰もいない
すべて無くなった 私だけの世界
何もかもが思い通り
ほら、誰も私には逆らえないでしょ?
でもこれが本当に私の望んだこと?
私がしたかったこと?
一人はもう嫌・・・
飛び出した世界に広がった景色は
赤 紅 垢 何もかも
「知らない」なんて言わせないよ?
だって ほら 君も・・・
弾け飛んだ過去に塗られた色は
赤 黒 青 ごっちゃになって
「知らない」なんて言ったって
無かったことにはできないんだ
溢れ出した未来に映ったのは
これから創り出していくページ
「さよなら」悪魔に手を振って
此処から 飛び立つ