【clever boy】
血の表現があります。残酷とまでは行きませんが、苦手な方は注意してください。
灰色、雲、大雨、曇天。雨が降るある日の夜、山の奥のさらに奥深くの本当に小さな小屋に明かりが灯る。
コツ、硬いものに硬いものをおく音。音源は四角い板と上部が王冠の形をした駒のようなもの。
「王手」
まだ変声期を終えていない少年の声がする。年のころは声に合わず十代後半だろうか、髪の色は闇のように深い黒で、服はその反対色である純潔の白。肌の色は陶器のとうな白く、首元は破られたように開いているが袖は長い。そして袖口から微かに見える指は盤上にある王冠に形をした駒に添えてある。盤を乗せている机にはそれの他に、十分にとは言い切れないほどの火を灯した蝋燭がある。
彼は駒から手をはずし、座っている椅子のクッションのような背凭れに背中を預けた。
溜め息、自分の手を見る。そして呟く。
「つまらない、なぁ……」
少年の呟きは闇に消えた。
第一話【clever boy】
殺人、事件、犯人不明、これらが表すものは何か、答えは警察。最近この都市では犯罪が急増している。理由はまだ分からない。ただわかるのは共通するものがあること。共通するもの、それはその事件での殺人が起こった場所には必ずチェスで使う黒のキング(王)がおいてあることだ。指紋などは一切出ない。これも共通している。そして、その事件を解決する人物の共通している。
通称「C†B」正式名称は何故か誰も知らない。この「C†B」と呼ばれる組織は警察の中で最も優れた人物しか入れない。そして組織にいる人数はその警察を入れて四人。一人はその優秀な警察、一人はネットを巧みに使う中学生、一人は毒を打たれても死なない元囚人、そして、最後の一人が幼き頃より神童があだ名であるこの組織のボスのニート、もとい探偵。
彼らは金では動かない。ただし、金の代わりになるものを払わなければいけない。それは「おもしろいもの」である。彼らにとっておもしろいものとは一般人とは少し外れている。こういった殺人事件などの犯人探しこそが彼らの「暇つぶし」。一人に頼むのならば、その人のおもしろいものを与えればいい。しかし、“彼ら”に何かを頼むなら、「犯人探し」ともう一つ、「チェス」しかない。
‡ ‡
紅、赤、血、人、殺……事件。僕らを、否僕を楽しませてくれるもの。でも、すぐに飽きてしまう。最近は事件が多い。だから飽きない。でもすぐに厭きてしまう。警察から派生した組織のボス的存在になってからというもの、中々自分の好きなことをする時間がない。それでつい一週間ほど前からとある山の偶然見つけた小屋に寝泊りしていた。食料は十分に持ってきていたし、遊び道具も持ってきた。蝋燭と、ライターも持ってきた。でも、そろそろ飽きてしまった。ラジオもなければテレビもない。携帯もない。まあそれ以前に携帯が繋がるか、という問題もある。潮時か、と思ってまとめていた荷物をリュックに詰めてそれを背負う。ドアを開けようとしたとき、僕ではない何者かによってドアが開いた。
それは僕の組織にいる仲間の長谷川森羅によるものだった。彼は右手におそらく森に落ちていたであろう木を、左手には小型のノートパソコンをもっている。右手で持っているものに関しては全体重に近いものをかけているようにも見える。彼は毛先が茶色がかった髪を朝日に輝かせ、学校に行く途中だったのだろうか、学ランを着ている。しかし、裾や袖などには泥がついているし、時間帯的にはもう遅刻は免れない。頬を赤くし、息切れもしている。走ってきたか、一晩中探し回ったようだ。あるいは両方か。そして、彼の後ろには同じく僕の組織にいる五十嵐勇人とまたまた同じく僕の組織の草加直人の姿。二人に関しては汗一つ、息切れ一つしていない。それどころかどこか涼しい笑顔を僕に向けてくる。少し腹立たしい。
「さ、がしまし、たよ! 神原、由悟!」
森羅が息切れをしながら僕に言った。
「探してくれって頼んだ覚えはないんだけどなぁ」
「警察から依頼だ。面倒臭ェけど」
「まぁまぁ、とりあえず資料読んでから引き受けるか否かを決めよう」
草加がそういって(自分の家でもないのに)先ほどまで僕がいた小屋に入るように全員を促した。
「事件が起こったのは一昨日、十月二十一日土曜日午前九時三十八分――」
草加な語る事件の簡単なあらすじはこうだ。
一昨日の午前九時ごろ、友達の家に遊びに行く予定だった小学生三年生の少年が小さな路地で“たまたま”人の死体を見つけた。その死体には首がなく今探している途中らしい。そしてその死体は大きさは百七十センチほどの大きさ(首含む)、三十代前半の男性。ジャージを着ており、首元にのみ血が付着していた。しかし、これだけの血が出ているのにもかかわらず道にはどこにも血がついていない。そして、その死体の近くには黒のキング。ちなみにその小学生は重要参考人として警察庁にて保護中。
「なぁ、まさかあんたまで引き受けるなんて言わねェよな?」
「受けるけど。一応それで食わせてもらってますから。それにこれはおもしろいし」
「言っておくけど、その小学生にはアリバイもあるし犯行も不可能だからね。道に血が付着していないからそこできっと他のところで殺して運んだと思っているかもしれないけど、人間が筋力を最大にして運べる重量は自分の体重の約二倍。小学生とその三十代男性の体重は三倍近く違うからね」
「別にその小学生が男性を運んだなんて思ってないよ。犯人は分かったよ。でも、その黒のキング……気になるなぁ。是非一度手合わせしてみたい」
本当に気になる。黒のキング、通称BK。僕に挑戦状でも投げつけるかのようなこの行為。人の生死以前にすごく、すごくすごくすごく気になる! 一個のものに固執したことがなかった。自分の反応にも、黒のキングの正体も、全てが知りたい!
「はぁ、今回も俺の出番なしかよォ」
「あるよ。君、子供をあやすの得意でしょ? その小学生にちょっと法螺吹き込んできて」
「あ? 何言やァいんだよ」
「簡単だよ。―――――、分かった?」
「お、おう……」
「ハハ、ハハハッ! 面白い面白い面白い! さあ、盤上に上ってあげようよ、生贄の捨て駒のためにさ! ハハハハッ!」
‡ ‡
晴天。雲の量で見れば晴。怪しい雲行きもない。そんな火曜日の昼。今警察庁では冷戦とも言える戦いが始まろうとしていた。
「許可できん!」
男の声が響く。バスの音域だが、広い部屋でも十分に通る声。
「だからー、あんたの意見は求めてないの。というか俺たちのキングがもう動き出したからもう遅いよ」
「担任、神原は今まで一度も犯人をはずしたことがない。それなのに信用できないのですか?」
「そういう問題ではない! 今回、お前らが犯人と思しき人物は……」
「今回の第一目撃者山崎心君。小学三年生。凄いねぇ、黒の方は警視総監の息子さんまで手駒にするなんて! しかも、アリバイはあって精神的恨みもなさそうだし学校では優等生キャラ。誰かを殺すって気持ちを持たなさそうな男の子。反抗期もなく、いつでも笑顔で元気。これはこれは用意周到なことで」
男の声を、まだアルト調の声の男が遮り、淡々と今回の第一目撃者の情報を語る。そこにはプライベートなんてあったものではなかった。そして一呼吸おいてアルト調の男は話し始める。
「別に、優等生で殺しをしなさそうな男の子っていう情報だけで僕は犯人じゃないって決めないよ。子供だからこその純粋でかつ残虐な一面もある。しかも男の子で好奇心は旺盛だろ? 大丈夫、五十嵐に軽ーくその子に嘘を教えてあげるように言ってある。そして時が来れば自然と犯人は口を開くよ。自分がやったって」
「………」
「やだなぁ担任、怒ってる? そりゃ怒るか、自分の手柄を取られたのと同じようなものだし。じゃあそんな総監にハンデ! ハンデ一、何故死体は首から下なのでしょう。ハンデ二、首はどこにあるでしょう。ハンデ三、何故小学三年生が“たまたま”人気のない路地裏の死体を見つけることが出来たでしょう。今回は特別ハンデ四………四年前だったかな、事件簿見てご覧よ」
少年がそういうと、バス調の男性は走ってその部屋を出て行った。その数分後、その男性ではなく、小学生ほどの男の子が五十嵐という男と共に顔を見せた。少年は顔を俯かせ、手は後ろにしていた。五十嵐はその少年の横に立ち、案内をするかのように背中を支えている。暫く沈黙が続いたが、少年が手を前に出し、キラリと何かを光らせて神原のほうへ一直線に走っていく。それは時間にして十秒にもみたない瞬間のような時間。しかしこの空間、この部屋にいるものにとってはとても長い時間に感じられた。少年が神原にぶつかり、前にしていた手を横に下ろした。身長的に前にあった手は神原の下腹部にあった。少年が手を離した今、そこにあるのは黒い棒のようなもの。だが棒にしては短く、太い。手にフィットするように作られたかのような形状。草加は考えた、これは刃物ではないのかと。
「これで、これで!」
「そう、これで君の夢が叶う。えっと、傷害罪及び殺人と死体遺棄だっけ? まあそんな感じで君は少年刑務所行きだ」
草加は考える。この目の前にいる神原由悟という男はエスパーもしくは超能力者の類ではないか、と。元々草加は頭脳タイプではないので作戦などを考えたりそれを暗記するのは苦手だ。覚えるなら自分で作戦を練らなければ覚えられない。だが、その作戦を考えるのが苦手だ。だが、その作戦を実行したならば草加の行動力、体力、精神力などからみて成功率は十割だ。宝の持ち腐れとはこのことだろう。何度草加の上司が頭を抱えたことか分からない。しかし、神原はそんな上司の悩みを一気に解消させた。神原は見事に草加を作戦通りに動かすことが出来たのだ。そのとき神原はただの無職の成人男性で所謂ニートというものだったが、警察は神原の才能を買い、引き込もうとした。が、世の中そんなに甘くないのだ。神原は多額の礼金を要求した。払えば入る。払えないのなら自分の要求を呑んでもらう。そういってのけた。
(その要求が面白かった。だから俺はC†Bに入った。そして、今俺がするべき事は……)
「なんで、なんでだよ! 僕はたしかにお前をナイフで、刺したんだ! なんで死なないんだよ!」
少年が、純粋な質問を投げかける。顔は恐怖の色に染まっている。おそらく、ナイフで刺したはずなのに、服が血でにじまないどころか、痛みすら感じていないかのようなその男の正体への疑問と、常識に捕らわれた考えを覆されたことへの驚きが混ざり、恐怖しているのだろう。
「なんで? 簡単さ、君のもっているそのナイフ、そこの図体のでかいお兄ちゃんからもらったんだろ? 残念だけど彼は僕の仲間でね、ほら、玩具のナイフとちょっとした嘘を君に届けてくれたんだ」
ナイフは障害物に当たると刃がしまわれるものだった。彼はカシャ、カシャと何度もそれを手に叩きつけ、偽物であることを少年の示唆した。
「じゃ、じゃあ“あの首の話”も嘘だったのかよ!」
「そう嘘、全てが虚構、全てが真実、どれか本物か分からない。だけど、一つだけ真実だけが分かる方法がある。教えて欲しいよねぇ? 教えてあげるよ」
神原は饒舌に語った。矛盾したことを言う。少年が欲しているか分からないことを言う。
「どれが真実かしりたいなら全てを滅しなよ。そうすれば、自分が真実になる。そうすれば君が世界だ。まあ、君一人の世界なんて死と同じだけど」
「……人に嘘ついたら、悪いんだぞ」
「悪い? 嘘? 言っておくけど“騙された”なんて思わないでよ? 君がそれを信じたんだ。別に彼は信じろなんていってない。君が勝手に真実だと思って、信じてここにきたんだ。それに君のほうが悪いじゃないか。人を殺す? それ以上の悪があってたまるか」
激怒、憤怒、怒り。見て分かるように神原は怒っていた。そして、草加によってガタンと音をたてて扉は閉められた。逃げ道はすでにない。
「さて、そろそろ本題に入ろうか。なに、簡単なことだよ。君のバックにいる存在を教えて欲しいんだ」
「……黒は、悪魔。白は天使。そういえば分かるって黒のお姉ちゃんが言ってたよ。それでねっ僕のお願いを叶えるために色々してくれたんだっ!」
「そ。じゃあタネ明かしでもしてみる? まず刺された男だけど、とある暴力団の下っ端だね。で、君はその下っ端を路地裏におびき寄せるために黒のお姉ちゃんに頼んでそいつを呼んでもらった。あとは簡単。不可抗力といって首の横にナイフを突き刺し、あらかじめ用意してあったシートの上に男が倒れるように設定する。で、そのあと血が乾いてからシートを取ってゴミに出せばいい。後日、自分がたまたま見つけたといってヒーローになる……でいいかな?」
「うん、そうだよ。だってヒーローはみんなに嫌われている悪者を殺したってなんもいわないし、むしろヒーローって言ってみんなに喜ばれる! 暴力を振るったって何したって、ヒーローなんだ!」
少年は純粋な笑顔をみせる。しかし、いっていることは狂っているとしか言いようがない。ヒーローになりたい。男の子なら、一度は見たことあるような夢。戦隊ものやライダーなどがあって、皆を守るヒーロー。小学三年生の優等生もそんな少年らしい夢を持っていた。ただ、それを現実にしたいと、現実と夢の見分けがつかなくなってしまった。ただそれだけのこと。
「そっか、でもこの場合僕がヒーローだね。まあ僕はヒーローになりたくないけど、君は悪役だ。その事実は変えられない。まあそのなんだろうね、一言で表すなら、チェックメイトだ。黒の負け」
神原は少年の前に立ち、言う。少年はその間顔を下に向け俯いていたが、神原が負けと宣言すると顔を上げ、笑顔になった。
「あーあ、ばれちゃったか。あのね、神原サン黒のキングは神原サンのことが気に入ってるの。黒のキングはそれぞれに役目を持たせている。僕の役目はポーンのラスト。ラストにはヒントっていう役割があるんだっじゃあ黒のキングヒント一! 女性。がんばって探してねー」
台詞の後ろに音符がつきそうな勢いで少年は草加の元に行き、自分に手錠をかけるように言った。草加はそれを聞き入れ、ガシャン、と手錠を少年の手に落とした。
少年は草加と共に部屋を出て行った。残されたものはみな一様に神原をみる。神原は顎に手を当て、何かを考える仕草をする。これは神原の癖であり、長谷川曰く「難しいことを考えるときか楽しいことを考えるときにしている」そうだ。パチン、と指で音を鳴らし、ひらめいたように顔を上げる。
「黒道美佳、新橋凪、城川茜、すぐ思いつくのはこの三人だね。森羅、情報よろしく」
神原は軽く片手で手を振りながら部屋から出て行った。残された五十嵐と長谷川は二人顔をあわせ、溜め息をついた。
「結局俺の役目って何!? ただ『あるお兄ちゃんが首のありかを知っている。殺したかったらおいで』って言うだけ!?」
「僕なんて最後に情報よろしく、なんだけど。ていうかそもそも首のありかってどこ?」
二人、各々の叫びを部屋に響かせた。
‡ ‡
神原由悟は雑踏の中に紛れていた。まるで保護色のように自分の存在を隠すために。そして彼は狭い路地裏に駆け込んだ。それに続いて黒い影が一つついてきた。影は路地裏にあるものを探しているのか、路地裏に入ってからずっとあたりを見渡している。そのとき、声は響いた。
「やぁ。随分とストーキングしてくれたね。骨格や身長、肉のつき方からして男とは分かっていたけど……まさかホモ? そうだとしても僕の存在をどこで知ったのか、教えてもらいたいなぁ」
陽気な声だ。陽気でいてそれで相手を追い詰めるかのような声。持ち主は神原由悟である。
影は黙る。考える。思考する。内容はどうやって逃げるか、だろうか。
「まぁ、現時点で答えてもらえるとは思ってないけど。僕が望むのはただ一つ。君の背後の人間をお教えて欲しい。教えてくれたらその情報は誰にも漏らさないし、今の逃げ道だって作ってあげる」
「…………」
影は黙る。自分にとって好都合な取引にも応じず、ただ黙っている。
「これじゃあ話が進まないね。うーん、森羅や勇人にはああいったけど、黒の大体の目星はつけてるんだ。いっちゃえ、いっちゃいなよ」
「……黒は美しい」
影は口を開いた。この瞬間、初めてだ。声の高さは神原とさほど変わらないが、年齢が上なのか声に深みがある。影はそういうとサッとでもいうように去っていった。
「黒は美しい、か……。はぁ……閑羅に借りを作るのは嫌だけど仕方ないか」
‡ ‡
数日後。
神原たちは走っていた。都内に逃げ込んだ犯人を追うためだ。神原と長谷川は後ろから。草加は横から、五十嵐が回り道をしての前からといった追い方である。ちなみに犯人から見て右側には大きなビルが並んでおり、その隙間は大人一人が入るとしては少し狭すぎる路だった。犯人、神原、長谷川はすでに息を切らしており体力がもうそろそろなくなりそうなほどに体力を使い果たしていた。草加に関しては車で追っているので論外である。
犯人が立ち止まった瞬間、横から大きな影が犯人の上に落ちた。そこには五十嵐勇人の姿があった。
「はぁ、はぁ、強盗、及び傷害罪で、逮捕だね。チェックメイト、はぁ」
「くそっ! てめぇらただの一般人じゃねぇか! なんで手を出すんだよ!」
「あ? しらねぇーの、お前。俺たちは神原率いるC†Bっつー組織よ!」
「ま、おとなしくお縄につこーねー」
ガシャン、と強盗犯の絶望と共に手錠が落ちた。
草加は男を連れて行き、神原たちをそこに残した。
「しっかし、ここ暫く黒のほうからこねぇーな。平和っつーかなんつーか」
「たしかあの小学生は捨て駒だから次は騎士、道化、兵隊、矛盾、最後に王の順でくる予定ですよね」
「一応ね。でも僕のところにだけ多分クイーンがきたよ。いや、キングと呼ぶべきかな」
「え、敵の大将が?」
「いや? 大将っていうのはね、森羅。使い手のことをいう。多分その使い手の一番槍が僕のところにきたよ」
「……気をつけろよ。てめぇはクレバーでもパーフェクトじゃねぇんだからよ」
「重々承知の上だよ」
神原は少し苦笑いし、歩き始めた。それみてあとの長谷川と五十嵐も歩き始め、影を伸ばしながらゆっくりと明日へ向かって歩いていった。
チェスボーイ、クレバーボーイ、クレイジーボーイ、様々な意味をあわせ持つこの組織はまだ物語の序章にも入っていない。これから彼らを待ち受けるのは困難、壁、試練などたくさんある。運命のまま流れるか、抗うかは彼らの決断次第だ。
いかがでしたでしょうか?
感想などくれると嬉しいです。