今年こそ!
またまた青春系ですが、末永くお付き合いのほど宜しくお願いします。
剣道を知ってる人も知らない人も楽しく読める作品を作りたいと思っていますので
宜しくお願いします。
感想も受け付けていますので、気軽に下さい。
桜の花びら舞い散るころ・・・・
神奈川県立新城高校・・・・
極普通の高校である・・部活動もこれといって名門と言われるほど盛んではない・・・
朝の武道場から声が聞こえてきた。
「姿勢を正してぇ!黙想ぉ!・・・・」
シーン・・・・・・
「止めぇ!」
「お互いに礼」
「ありがとうございました!」
「さあお前ら授業に遅れんなよぉ」
体格のいい一人の男が声を掛ける。
キャプテン 三年、後藤博光 剣道三段、剣道暦11年(ニックネーム:ゴッサン)
身長182cm
「後藤、今年は一年は何人入部するかな?」
同じく三年、杉内徹 剣道二段、剣道暦5年(ニックネーム:スギサン」
身長172cm
「・・・どうかな」
杉内は思った・・・
後藤は俺より経験もある。中学の頃は無名だったが高校に入ってから実力をつけて今は県内でも5本の指に入るだろうな・・・メンバーに恵まれていれば・・・
「スギどうかしたのか?」
「ん??いやいや・・・もう俺たち三年だな」
「そうだな」
「三年は俺たち二人だけになってしまったな、入部した当時は7人いたのにな」
「スギ・・・昔のことだ」
「今年は二年が三人居るからぎりぎり団体戦に出れるからな」
「二年を夏までに鍛えないと団体戦は勝ちあがれない」
「スギ、そういえば今年の1年に吉野中の風間が入ってきたらしいな」
「風間って神奈川No1中学生の?」
「そうだ・・」
「なぜ?内にみたいな無名高に?」
「わからんが今年こそインターハイ行くぞスギ」
「ああ・・・・」
燃えてるなぁ後藤のヤツは・・・
「ゴッサン、スギさんおつかれっした」
二年 御手洗旬 剣道初段 剣道暦3年
二年 丸本順二 剣道二段 剣道暦5年
二年 石内新太郎 剣道初段 剣道暦3年
「ういっすぅ」
二人が返事を返す
「おいお前たち、気合を入れないと一年に追い抜かれるぞ」
後藤が気合をいれた
「はい!!!」
三人とも背筋をのばした
「よーし!部室を閉めるぞぉ」