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長者どん

ある日のことです。

おじさんとおばあさんの家が、たいそう立派な普請になったことを見て

村の長者どんが、お伴の男を連れてやってきて、おじいさんにこう言いました。

「おめさんがた、たいそうな反物を売って儲けているそうじゃないか、な。

 どうだ、わしにも一反、売ってくれんかね。」

おじいさんは娘に目配せすると、娘はうなづきました。

「売っても良いが、今はものがないから、来月来てくれんかの」


それを聞いた長者どんはうなづいて帰っていきました。

ただし、長者どんが先に家を出たあと、お伴の男が、こんな事を言ったたのです。

「反物ができあがるまで、娘のわらじをあずからせてもらう。

 なあに、出来上がったら返すよ」

おじいさんは、さすがにやりすぎだろうと言おうとしましたが

男がすごむので、しかたなしに承諾しました。


それから一ヶ月の間、娘は一生けんめい反物を織りました。

今では機織りレベルが上がって、今ではひと月に一反おることが出来ます。

なんとかそれは納期に間に合ったのでした。


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