胎動3
3月18日にロックンロール
の創始者の1人である
チャック・ベリーが亡くなった、
と米国ミズーリ州セントルイスの警察
が発表しました。90歳でした。
彼は1955年、シングル『メイべリーン』
でデビュー。
よく56年、『ロール・
オーバー・ベートーヴェン』、
57年、『ロックンロール
・ミュージック』、
58年、『ジョニー・B・グッド』を
大々的にヒットさせます。
印象的なギターリフと、
ダックウォークと呼ばれた
個性的な演奏スタイルで、
瞬く間にスターダムに。
僕がチャック・ベリーをはじめて知った
のは中学1年になったばかりでした。
彼がデビューしてから
16年も経っていたんですね。
でも、日本の歌謡界に夢中だった
僕にとって、チャックの音楽は衝撃的でした。
特に『Johnny B good』のギターリフ
がメチャクチャカッコよくて、
エレキギターが欲しくて
ほしくてたまらなくなり、
夏休みの間に新聞配達をして、
安いモズライトのコピーモデル
とギターアンプを手に入れます。
それからビートルズ、
ローリングストーンズ、
ジミー・ヘンドリックス、
LED ZEPPELNなどの
演奏を夢中でコピーしていました。
〝ベートーヴェンをぶっ飛ばせ〟
なんてタイトル、かっこいいと思いませんか?
ご冥福をお祈りいたします。
さて、その頃の日本はというと、
尾崎紀世彦の『また逢う日まで』
が目立ってましたね。
『仮面ライダー』がスタートし、
マクドナルドの第1号店が銀座に
オープンなんてニュースもありました。
そしてアポロ14号が月面に着陸する、
そんな昭和の匂いがプンプンする時代でした。
高度経済成長の真っ只中、
これから音楽で時代を動かす、
僕はそんな大きな野心を
誰にも気づかれることなく、
密かに胸に抱いていました。
ロックを語るとき、
チャック・ベリーや
エルビス・プレスリー
の存在は欠かせません。
これから音楽を
はじめようとしている人は、
是非、彼らの名前をよく覚えておいてください。
話がそれたついでに
これまでの日本の音楽
シーンがどのような道
を歩んできたのか、
お話ししたいと思います。
音楽はその時代の社会や人の心
を表現しているといわれます。
戦後の大衆音楽は美空ひばりを筆頭に、
演歌やジャズ、そしてブギウギなど
ある意味冒険的な試みが流行しました。
そしてエレキギターを取り入れた
ベンチャーズ、グループサウンズが
一大旋風を巻き起こした一方、
フォークソング
も時代の潮流に乗り、
ベトナム戦争に反対する
プロテスト・ソングで、
強烈なメッセージを発信していました。
ここから社会派といわれた
フォークソングは、やがて叙情的になり、
ニューミュージックへと
移り変わっていきます。
グループサウンズの残党は、
ロックへと進化していき、
歌謡曲も新たにJ-POPが台頭し、
より洗練されていきます。
古くから3人突出した人物が現れるのは
世の習いですが、歌謡界も御多分に洩れず、
初代御三家といえば、
橋幸夫、舟木一夫、西郷輝彦。
新御三家は、郷ひろみ、
西城秀樹、野口五郎。
女性では初代三人娘、
美空ひばり、江利チエミ、雪村いずみ。
新三人娘には、
南沙織、小柳ルミ子、天地真理。
そのあと花の中3トリオ、
森昌子、桜田淳子、山口百恵
なんていうのもありました。
今のアイドルというと、
46やら48など団体でグループ
を組んで、より身近な
存在へと変わっています。
こんな風にたどってみると、
両親やお爺ちゃん、お婆ちゃんたちが
どんな音楽にしびれて、
どのように感化されたのか、
よくわかります。
結構いい感じだったんですよ、
今はしょぼくれていても…。
確かに現在の楽曲と比べれば
多少凝ってはいませんが、
言葉の選び方や感性などは
全く古さを感じません。
ミュージシャンを目指す人は、
とても参考になるので、
時間があれば1度調べてみてください。




