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コンピテンス5  作者: g.j.jijo
15/47

融合4


店舗に入ると売り場の

広さは尋常ではなかった。


綺麗に整理され、

どの方角からも食材を


見分けやすく配置され、

品揃いがとても豊富なのだ。


大きなショッピングカートが

交差してもスペースは余裕で、


しばし立ち止まったとしても、

迷惑にならない設計が素晴らしかった。


運転手が振り返って

一同を見渡して語りかける。


「チラシを見ると、

豚バラ肉とベーコン、

それに若どりのもも肉が目玉ですね」


「さっき調べた

ときは若どりの胸肉が


安かったはずなんだけど…」

と大介が尋ねてみると、


「それは昨日までですね?」

と運転手。


「唐揚げならもも肉

のほうが文句ないだろ」

というユキチの問いかけに、


「唐揚げにするなら100g

税込で107円だから絶対買いですね」


「そんなにいうなら

1kgぐらい買っておいたら」


のユキチの言動に大介は、

「え~、そんなに必要か」


「うん、謙二ならそれ

ぐらいすぐに食べちゃうよ」


「ユキチ、ほんとかよ」


「そうね、じゃああとは豚バラ

とベーコンもキープしておきましょう」


「洋子さん、何を作るつもりなんだ?」


「ユキチさん、ユカさんが

パスタを食べたいって、

いっていたでしょう。


ベーコンがあればカルボナーラや

トマトソースでもいけるわ」


「なるほど。じゃあ、

豚バラはバーベキュー用か?」


「うん、焼肉のソースを買って

おいたらいいんじゃない」


「さすが洋子さんだ」


「まあ、ユキチさん。

何も出ないわよ」


「魚はいさきが安いようです」

「あら、運転手さん。

いさきなんて知らないわ」


「本当ですか?今の時期真鯛に

匹敵するほど美味しい魚です。


バーベキューで

焼いても美味しいはずですよ」


「じゃあ、人数分買ってみましょう。

ほかにいい魚介類はありませんか?」


「たこですね。唐揚げ

でもとても美味しいはず」


「えっ、たこの唐揚げですか」


「はい、とりで作る

なら是非とも一緒に」


「わかりました、

それもいただきましょう」


「あと特売はますの切り身ですね。

バターでジュージュー焼いてみてください」


「わかりました、

地元の人がそういうなら」


「洋子さん、

魚はもういいよ。次は肉、肉」


「まあ、ユキチさん。

今のところ豚バラとベーコンだから…」

と思案していると、


「ハンバーグなんてどうかな?」

と唐突な実。


「あら、私もハンバーグ大好き」


「えっ、洋子さんもかい。

鉄板で焼いて、和風おろしや

デミグラスのつけダレでもいい」


「運転手さん、ハンバーグの

出来合いはありませんか?」


「簡単ですから作って

みてはいかがですか?

そうすればいい肉が選べます」


「なるほど」

「あとはフランクフルト

なんて若い人が好きでしょ?」


「ア~憎いところつきますね、

さすが地元、地元。野菜も忘れてはいけないわ」


「かぼちゃや玉ねぎ、

それにとうもろこしも欲しいところです」


「なるほど具が大きく

ても大丈夫ですよね」


「ええ」


「大介、ピザも買っておく?」


「うん、鉄板で焼くと

焦げ目が結構いけるんだ」


「運転手さん、あとはカレーと

シチュー用の牛肉と野菜ですね」


「せっかく軽井沢に来たの

ですからアスパラとか、


えのき茸、ぶなしめじ

も是非加えてください」


「名産なんですか」

「はい、長野県がシェアナンバー1です。


それにフルーツの

りんごやぶどうも是非!


青森や山梨についで生産量

2位ですから実際に味わってください」


「運転手さん、わかりました。

みんな、ほかに食べたいものはないですか?」


「洋子さん、パンに合うチーズやハム。

それに美味しい飲み物が欲しい」


「ユキチさん、紅茶とコーヒー

のどちらがいいかしら?」


「あたいが決めていいのか?」


「ええ、ユキチさんの

いうことならみんな聞くでしょ?」


「確かに」


「こら!大介てめえ」


「はいはい、それぐらいにして。

卵やレタスにトマトなんかも忘れてはダメね」


「そうそう、美味しいパン

に合うバターとかツナ缶、

それに調味料も揃えておかないとな」


「それでは実物を見て参りましょう」

と運転手が先頭に立って店内を歩きはじめると。


みんなそのあとをゾロゾロついて行き、

混雑しはじめた人混みの中に交わっていった。



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