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黒ノート ~あれが世界を救うらしい~  作者: 時 とこね
一冊目 黒ノート
8/87

作品No.9「赤リンゴ」

始めて出会った 君をかじった

命の味はこんなものですか

始めて出会った 人と喋った

命の意味はどんなものですか


無理にもぎとられて

箱につめられて

店にさらしものになった後に

人の中に入ります


命が命をつなぎとめてる

唯一の鎖だから

命は大切なんです

命にとってかけがえの無いもの


今も店に並んでいる商品は

元は殺された命ばかり

重さのはかりきれない命さえ

重さだけでものをいわせてる


無残にも切り殺されて

その上 火炙りの刑で

沼に沈んで溺れて助かった後に

人の中に入ります


命が命を支え合ってる

唯一の意義だから

命は大切なんです

命にとってかけがえのないもの


言葉につめたところで

願いは叶いはしない

ふさがらない大きな虫歯


思いを今は拭き取り

再び食べていくんだ

変わらない 侵された心


 忘れはしない

     赤い君を


命が命をつなぎ合ってる

唯一の意義だから

命は大切なんです

命にとってかけがえのないもの

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