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黒ノート ~あれが世界を救うらしい~  作者: 時 とこね
一冊目 黒ノート
7/87

作品No.5「正夢」 No.6「無題」 No.7「無題」 No.8「卒業文集」

「タイトルだけか、良くて数文……」

「この際まとめちゃって下さい!」

「分かりました。そうします」


================================


『正夢』


「タイトルしか書いてない」


================================


『無題』


いつから私たちの道は違ってしまったの

いつでも隣にいたはずなのに


「……以上。」


================================


『無題』


私はいつだって明日の言い訳を考えている

その場しのぎの嘘でも平気でついている

今だけ良ければ自分だけ良ければ

後がどうなろうと知らないふり


私はいつでも次の言い訳を考える

たまった苦しみにおびえるように


「……終り。」


================================


『卒業文集』


私のこの三年間はたった一枚で書ききれないな


いつまでも苦しい時は続かないけど

いつまでも楽しい時も続かないな

明かりを消すと 何も見えなくて

明かりをつけると とても眩しくて


悲しい瞳の中にひそめていた小さな涙を静かにぬぐって……


================================


「……一枚もいってない。」


あの時期色々あったんだなって

今更ながら思い出した

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