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黒ノート ~あれが世界を救うらしい~  作者: 時 とこね
三冊目 白紙束
61/87

白い 白い紙束

「あわあわわ!」


 風にバラバラと

 紙が舞う


「ごめんなさい!

 風の力がつい入り……」


「今度こそ

 ちゃんと気を付けて!」


 森の中

 再び始まる

 詩の詠唱


 世界を救えるか、

 どうかは誰にも分からなくて


 それでもやらなきゃ誰がやる?

 せっかく救えるものがあるのに


 救わないのはどうして?

 知らないふりでいいの?


 と、自問して

 火照った頬を片手で抑え、


 ついでに耳も塞ぎたい……。


 息を吸い込み、

 大声で、


 白いルーズリーフの

 黒歴史を

 今、

 読み上げる!

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