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黒ノート ~あれが世界を救うらしい~  作者: 時 とこね
一冊目 黒ノート
6/87

作品No.4「無題」

夢をあきらめた人 夢を追う人

知らない内に背中合わせで隣にいた

そのうち二人は互いを忘れて歩き出した

終わった後の冷たい雨と始まりの雨


複雑にからみあった線の入りくむ迷路

悲しみの裏側に常に喜びがあった

見せしめの明るさの影で見えない十字架

月で例えるなら影は光そのもの


余に苦く思い、今にもはやる気持ち

ずっと声にしてきた だけど届かなかった


月と太陽のように 人は上昇ノボリ下降クダリをくり返す

会うことは一瞬すれ違うことだけ

そして知らない内に隣にたっている

人を盾にしながら


互いが互いを傷つけ合うように

線と線がからみ合っていく

助けようと結んだ線が

たちまちほどけていく


水の中で崩れ溶けてく錠剤

人の心と価値はそれ以上にもろく

醜い、恐しい、全てが力により

押さえられる 透明なせかい


あまりに苦しい時、今だけ流行る病

飲まされてしまえば 楽なはずなのに


今で言う株のように人は上昇と下降をくり返してる

言えることは人間に価値がついただけなのに

どうしてここまでたくさんを傷つける必要……


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