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黒ノート ~あれが世界を救うらしい~  作者: 時 とこね
二冊目 翠ノート
39/87

作品No.51 「あの空」

止まった君を置いていくように

青い時は、歩いていく

失いたくないものは何?

ゆずれないものは何?


嫌いなものだけを

聞かないように覆った耳

いつしか全ての

言葉を聞かなくなった


突然開いた両手

世界が歌うあの歌

青さだけは知っていた

あの空が鳴いてる


止まった君を置いていくように

青い時は過ぎていく

事実を知ったものは何?

君が知っていたものは何?


塞いでた耳を通る言葉、

君が知らなかった景色が

今優しく染まりながら

君の前に開けた


使った時間は

もう戻ってこないけれど

過ごした時は

決して忘れられないから


知らずに良かったことで

恐がってばかりの君は

さみしく心打たれて

受け入れられないだけ


止まった君を置いていくように

青い時は、歩いていく

失いたくないものは何?

ゆずれないものは何?


何を疑い信じればいいか

くだらないことばかり考えて

それならせめて一つだけ

自分だけでも信じろよ


止まった君を置いていくように

青い時は過ぎていく

事実を知ったからって何?

信じたもの全て

嘘になるの?


止まった君よ前に進めよ

青い時が背中を押す

失いたくないものは何?

ゆずれないものは何?


それも信じ歩けばいいんだ

君の知った景色は消えないさ

今優しく染まりながら

君を照らしていく


あの空

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