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黒ノート ~あれが世界を救うらしい~  作者: 時 とこね
二冊目 翠ノート
32/87

作品No.37 「無題」

何かを背負いこんだままで、

笑顔も忘れてしまったみたいだ。

こらえすぎると忘れてしまった、

涙の流し方さえも。


誰かに向けぎこちなく笑う、

その横顔に今は胸が痛む。

言葉にも出さず 自分を追いやって

無理ばかりして 壊れてしまいそう


あなたの笑顔も涙も全部

拾ってゆけたらいいのに、

私は弱い。だからあなたのことを

想うしかない眠れぬ夜が来るんだ。


一人でうなだれたままで、

希望も見失ったみたいだ。

壊れたそれでもなぜ動く、

今は何を思っている。


あなたにだけ聞こえればいい、

つまらないならつまらないでいい

おせっかいなら、それでもいい。

こんなことでも伝えたい、

だから


たとえ人差し指にあなたがいなくても

この思いに変わりはない。

吐いた言葉に意味は無くとも、

吐くことに意味がある。


心配かけるのと迷惑かけるのと、

それぞれ違う意味を持っている。

だから決して勘違いしないで、

迷惑になんか思ってない。


あなたの笑顔も涙も全部、

受け止めていきたいから私は言う。

笑顔でなくても、涙でなくてもいい。

ただその「思い」を消さないで。

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