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作品No.1「無題」
一のページは空白の為
もう一枚、ペラリと捲る
息を吸い
思い切って読んでみる
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見落としてきた 人の痛みは
他人事だと 目をむけなかっただけ
恐くなれば 一人で逃げ出した
誰が止めようと 関係なかった
どれほど続けてもあきたらず
たくさんの過ち 犯してきた
どれほどのことをしたのかしらずに
ふと振り返ると進んだ道より
逃げた道の方が長かった
哀しみに捕まった囚人
過去に縛られた人間
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きっと続きを書きたかった
飽きたか、諦めたかの筆の後。
序盤にこれかとため息ついて
手汗で張り付くページを剥がす。