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黒ノート ~あれが世界を救うらしい~  作者: 時 とこね
一冊目 黒ノート
23/87

作品No.28「この星求む」

ああもうさどうでもいい。

この際、気のいいままに。

気の進むままにして動いてく。


どうしようと終わりなんてない。

くり返されるだけ、なら。

永遠はきっと……、けどない。


ああもさどうとでもなれ

金輪際、なれの果てに

気の向くだけで生きはしない


どうしようと変わりなんてしない。

くり返されるだけ、なら。

いつかはきっと……、けど、無理。


一人で笑っていられるのは、

ほら、今にも気が狂いそう。

どうしよう。終わりなんてないなら。

くり返されるだけなら。


この星求む。


いつかきっと変えてみせる。

息巻いた声が、泡に沈む。

切り刻まれそうな今を、

つなぎとめてる時に潜る。


どんなとこだっていい。

目に見えたもの全て、

輝いているのは、

ただの思い込み。


ああ、もうさ、どうとでもいい。

この連鎖を断ち切る術


コノ星求ム


イツカキット変エテミセル

何処かに届いた声が沈む。

切り取られそうな今を、

つなぎとめてる闇に変る。


イツカキット終エテミセル

他人だれかの声が時に届く。

つぶされそうな自分を、

助けてくれる、この星求ム。

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