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黒ノート ~あれが世界を救うらしい~  作者: 時 とこね
一冊目 黒ノート
20/87

作品No.25「歩道橋」

夕焼け 君の声

泣きそうになって呼びだす

言葉もでないような

通りすぎる人々


揺れる 君の瞳

外に感じてる

一人じゃ救えないよう


もえる 街の光

そう遠くに信じてる

一人も救えないよう


揺れる夕陽 人影

忘れたいと 願う君

揺れる瞳 面影

あの木々のよう


歩道橋 君のない影


揺れるように思う心

もどかしい 赤信号




暮れかけ 空の紅

泣きそうになった君を呼ぶ

何もなかったような

表情を浮かべた


光る 街のもやが

君を包んでいく

一人じゃいられないよう


笑う 君の横顔

そう遠くに感じてる

一人じゃ笑えないよう


逃げる夕陽 僕だけ

とりのこされた 絶望に

揺れる木の葉 木漏れ日

あの時のよう


歩道橋 君のなく影


揺れるように思う心

もどかしい 赤信号




「もういい」 僕の声

今も覚えてる

一人じゃいられないよう


「ありがとう」 君の声

そう遠くに信じてる

一人じゃないと



止まる夕陽 あの時

伝えたいと 願う僕

揺れる夕陽 ありがとう

あの時から


歩道橋 君のないまま


揺れるように思う心

もどかしい 赤信号


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