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黒ノート ~あれが世界を救うらしい~  作者: 時 とこね
一冊目 黒ノート
16/87

作品No.20「赤い光」

走り出して、走り出して

その先に何があるの?

知らないけど・・・・


言葉にできた理屈たちは

理不尽にも人を見捨てた

何のためにここにあったか

考えもせずに走り抜ける人


大人になるってさ

りこうになるってことじゃないの

それなのによけいにさ

世界を乱しているんだよ


走り去って、走り去って

あの日見た赤い光を

追いこして、狙っていた

白い光に飲まれていた


何があって、何がしたくて

わけが分かんない世界で

確かなものなんて

本当にないんだな


大人しくなれない子供たちが

大人より大人びていて、

「自分は世界を変えれるんだ」って

信じているだけましか


大人になるってさ

やさしくなるってもんじゃないの

それなのによけいにさ

誰かを傷つけてるんだよ


走り出した、走り出した、

あの日見た赤い光を

追いこして、守っていた

小さな命を飲み込んだ


何があって、何がしたくて、

ただ純粋なその瞳を

赤く染めていくなんて

本当に無いんだな


何もかも・・・・

何もかも・・・・

何もかも・・・

何もかも・・・


走り出して、声に出して

理不尽にも人を見捨てた

理屈たちは何のために

ここにあったかわかったんだ


走り出して、走り出して

あの日見た赤い光

それだけが確かに

命を守る光

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