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〜 風 〜

風を自分にふりかかる試練、壁に置き換えてください。

今 私の横を風が通り抜けた


その風は二度と私には吹く事はない


いったい今までどれだけの風に


私は打たれてきたのだろう



足元の小さな花も風に揺れる


茎はとても細いのに決して倒れず


太陽に向かってまた花びらを向ける


小さな命でも今を懸命に生きている



また私の横を風が駆け巡る


いったいこの風はドコから来ているの?


私の知らない遠くの国から?


今過ぎ去った風はやがてきっと


次にすれ違う人を通り抜けて


色んな草木をまた揺らしていくのだろう



時に暖かく 時に冷たく


時に穏やかで 時に激しく


風は都度表情を変えて



私は自分に吹いてくる風からは


決して逃げる事はしない


どんなに冷たくても


どんなに激しい風にも


私は受け止める


何故なら小さな花ですら


身を傷つけながらも


受け止めているから


私は風を体で受け止める



風が吹くことの意味


風を受けと止める事の意味


全てに於いて意味があるのだから



そしていつかこの駆け続ける風も


自分の存在意義を全うした時に


自ら吹くのを止めてしまうのだろう



私はこれからも風に打たれる事でしょう


私が存在し続けるまで


それは私だけに言える事では無い


他の人にも言える事


風からは決して逃げてはならない



暖かい壁で守られている所に


身をひそめていても


いつか必ず吹いてくる冷たくて強い風には


きっと堪えられないから


その場しのぎなのど決してしないで



だから私は今のうちから少しずつ


風を受け止める


今後の私の為


今を懸命に生きる為に























最後まで目を通してくれた方には感謝いたします。

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