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Dispair Heros  作者: 輝々
第2章 獣人のロリ
8/9

第8話 新たな始まりと新たな決意

4日ぶりです!輝々です!

本日から第2章の始まりです!

絶望の2ページ目を是非お楽しみください!

「ここはどこだ…」

死んだはずの星汰が目覚めたのは何も無い真っ白な空間だった。

周りを見渡していると背後から何かの気配を感じて振り向く。

『お前が次の相棒か』

振り向くと影のようなモノがユラユラと揺れていた。

ハッキリと認識はできないがそこに何かいるのだけはわかる。

「誰だ!?」

星汰は睨みながら警戒する。

『そう、警戒するな。我は八咫烏…と言えば伝わるか?紋章の主よ』

八咫烏。星汰の肩に刻まれた紋章も八咫烏であった。

つまり…

「お前が能力をくれたのか…?」

『偶然だがな』

八咫烏と名乗ったモノが笑った気がした。

『お前は死んだのか。』

星汰の生死を問う質問に対し、

「そうだ…仲間も皆死んじまった…」

星汰は思い出し悔しさで唇を強く噛み血を流す。

『お前は我の能力を何だと思っているんだ』

呆れたようにそのモノは言う。

「バカみたいな威力の矢を放つ能力だろ?」

『阿呆!!仕方ない…教えてやろう。我の能力の一つは不死だ。』

一喝された後伝えられる衝撃の事実に星汰は驚きを隠せずにいた。

「不死!?でも俺死んだんじゃ…」

『ここは生と死の狭間。これからお前は生き返る』

つまり死んでも時間が経てば生き返る能力のようだ。

それを不死と言うのかよくわからないが永遠と転生するような感じなのだろう。

そう思い星汰は更に疑問を投げる。

「でも俺が生き返ったとしても体はバラバラなんじゃ…」

死に方まではわからないが仲間の死に方を考えると星汰も首をはねられて殺されたと考えるのが無難だ。

『再生するに決まっておろう!そのまま生き返らせてなんの意味がある』

更に呆れながらそのモノは続ける。

『死んだら体が再生してから魂を戻す。つまり酷い死に方をすればそれなりに再生に時間がかかるがそれでも生き返る。』

ありえないだろ。と半信半疑な星汰を無視してそのモノは更に続ける。

『これからお前は永遠にこの能力に縛られる。その意味がわかるな?』

つまりこの能力は死んでも死んでも生き返って何度も何度でも同じ世界で自分が死んだであろう場所からリスタートすると言うことだろう。

『まあ我にはまだ能力があるが今はまだ秘密にしておこう。それよりもう時間だ。』

そろそろ生き返るぞ。そう言ってそのモノは消えた。

「なっ!?まだ聞きたいことがたくさんあるのに!!」

星汰が言う前に消え去っていた為、虚無の空間で一人で叫ぶような感じになってしまった。

「でもアイツ、次の相棒って言ってたよな?不死の能力があるのに何故前の持ち主は死んだんだ?」

いくら考えても答えの出ない問題に今は深く考えでおこうとしたところで星汰は気を失うように眠った。

________________



生き返った星汰が目覚めた頃には既に日が落ちかけていた。

「生き返ったのか…」

首を触りながらちゃんと繋がっていることを確認する。

「うっ…」

そして仲間たちの死体が散らばっている光景を目の当たりにして現実を突きつけられる。

その現実を簡単に受け止めきれる訳もなく、悲しみと悔しさと怒りで涙が止まらなかった。

「ごめん…俺にもっと力があれば…」

星汰は恵介の首を抱えながら頻りに謝る。

そして日が落ちるまで泣き、仲間たちの死体を埋めることに決める。

必死に唇を噛み締めながら素手で地面を掘るその背中は誰が見ても泣いているようにしか見えなかった。


星汰が仲間たちの墓を作るため必死に地面を掘っている途中狼のような風貌をした魔獣が現れ仲間たちの死体を食おうと集まってきた。

星汰は仲間たちの死体を持っていかれないように必死に抵抗する。

だがその抵抗も虚しく死体は全て持って行かれてしまう。

魔獣は何故か星汰ではなく死体だけを狙いそのまま消えてしまった。

そういった習性を持った魔獣だったのだろう。

だが星汰にはそんなことは関係なかった。


「埋めてやることすら許されないのかよ…」

仲間たちの遺体を守ることすらできない自分に惨めさを感じその場でただ拳を強く握りその拳を地面に叩きつけることしかできないことに怒りを感じる。


異世界に来たばかりの星汰にとても良くしてくれた仲間たちとの出会いから今までの事を何度も振り返る。

特に元の世界でも親友だった恵介の顔を思い出す度に枯れていた涙が溢れてくる。

「俺はこのままじゃ終われない。絶対に仲間たちの分も生きてやる。」

星汰は信念を掲げる。

「必ずアイツを倒せるほど強くなってやる」

アリスへのリベンジを強く願い。そして強くなる決意をする。


そう言って星汰は森の奥の闇へと向けて歩き出した。

________________


アトムズ王国の玉座の間に白髪に綺麗なエメラルドの瞳をした少女が玉座に座る鋭い眼光をし白く長い髭が特徴の高齢の人物に敬意を表す為、片膝をつき頭を下げている。


「アリスよ。暗殺は成功したのだな?」

アトムズ王国の王はアリスに問う。

「はい。王国に牙を向ける輩を全て消し去りました。」

アリスは膝をついたまま顔を上げ報告する。

「ですが王国領土の一部を統括していた鷹の目と精鋭部隊の者達は彼らに敗れ亡くなりました。」

あくまで鷹の目を殺したのは星汰達であると嘘をつく。

その嘘に気づくことも無く、王はどうでも良さそうに

「そうか。」とだけ言って、アリスに下がるように告げた。



アリスは玉座の間を出た後不気味な笑みを浮かべ

「王様、お前もいずれ殺してやる」

そう微かな声で言い、闇の中に消えて行った。


そのアリスの姿を眼帯をした騎士が見ていたことをアリスは気づいていなかった。


さて僕はこの4日間で気づいたことがあります。

そう。今年もクリぼっちだと言うことに。

仕事場では同い年の若い子たちが皆クリスマスに有給を取ったりしている中僕はナチュラルに仕事をする決意を固めました。

遊ぶ暇があったら必死に投稿しようと思います!


ではでは次回のDispairHerosは!!

破壊!破滅!死!死!死!またもや絶望する主人公!その行き着く先に待っているものは!


今日中に投稿します!お楽しみに!

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