第5話 鬼の銃士
どうも!朝と夜の2回シャワー浴びてたら髪の毛が薄くなってきてビビり夜だけにした輝々です!
VS精鋭部隊戦が本格的に始まりました!
SaveTheWorldの戦いっぷりや如何に!
一方その頃、星汰と恵介はと言うと…
「あ、美味しいですか?」
「飲み物もありますよ!」
星汰と恵介は自分達の正面の二人の男達をもてなしていた。
そう。この2人敵の2人とお茶をしているのである。
「ん〜この茶は美味いの〜。主らアレか!料理人じゃろ?」
黄色の髪に黒のメッシュの入ったパーマ風の髪の毛をした男がジジくさい喋り方で満足そうにお菓子を頬張る。
「せやな〜帰ってからも食べたいわ〜」
完全に見た目が鷲と人間のキメラみたいな男がエセ関西弁風の喋りで頷く。
「喜んで頂けて良かったです!あ、僕は恵介、こっちは星汰って言います!」
恵介はできれば戦いたくないのだろう。
全力の笑顔で自己紹介をする。
「おぉ。こりゃすまんの。名乗るのが遅れたわい、俺はライゼルじゃ!」
パーマの男、ライゼルは胡散臭い笑みを浮かべる
「わしはフーシアや!よろしゅうな!」
鷲男、フーシアは笑顔で自己紹介をする。
「鷲がわしって…ププッ」
ライゼルが堪えきれんと言うふうに笑う。
実は星汰も俯いて肩を震わせながら笑いを堪えていた。
「ライゼルさんとフーシアさんですね。よろしくお願いします。」
恵介は2人とは違い笑うことも無く自然に握手を求める。
星汰はその姿を見て「コイツすげえな」と関心するのだった。
「あぁ。よろしく」
ライゼルは嫌な笑みを浮かべ握手を返す
「っっ!?」
ライゼルの手が軽く光ったと思ったら恵介は手から血を流していた。
ライゼルが手の中に小型のナイフを隠し持っていたのだ。
「あかんよ?敵にそんな気楽に近づいたら」
フーシアはそう言って立ち上がった。
「恵介!!離れるぞ!!」
星汰は咄嗟に矢を放つイメージをしてすぐにライゼルに向かって撃つ。
「ちょろいの〜」
笑いながらライゼルは簡単に避ける
避けた先の地面に小さなクレーターができるレベルではあるが当たれば致命傷のはずだった。
そのままライゼルとフーシアも距離を取り星汰と恵介の出方を伺う。
「チッ。恵介大丈夫か?」
「うん。軽傷だから大丈夫。戦える!」
星汰は距離を取りながら恵介の心配をするが
恵介は親指を立ててグッドサインをしてくる。
「俺ら実戦なんて初めてだぞ。初めてでこんな強そうなヤツらと戦うのかよ。クソっ」
星汰は心の中で嘆く。
「ふむ。恐れてんな〜。とても城を破壊した張本人とは思えへんわ」
フーシアは見誤ったかと残念そうにする。
星汰は「バレてた…だと?」と心の中で歯噛みする。
「改めて名乗らせてもらう。電撃使いのライゼルじゃ」
「風使いフーシアや。これでも王国内ではそれぞれの系統魔法で右に出るものはおらんで。」
「つまり王国最強の雷魔法の使い手と風魔法の使い手ってことか…不利だな」
星汰はライゼルとフーシアの自己紹介を聞いてシビアな戦いになると考えてしまった。
だがその反面、恵介は無言でライゼルとフーシアを見つめ何かを考えている様子だった。
「フフフじゃあ始めるかの〜」
ライゼルがそう言うとフーシアとライゼルは魔法を放った。
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こちらは銃声音とその後に金属で弾く様な音が何度も響く。
「なんなのこの子。銃士かと思ったらすごい距離詰めてくる」
レラは百発百中の弾を自らの短剣で受けなんとか凌いでいた。
通常銃士というものは距離を取りつつ戦う為近距離戦になると凄く弱いのである。
ただしリアは紋章の恩恵により近距離であれば全ての攻撃が百発百中なのである。
対してレラは忍者の様な身のこなしで上手く弾を捌いては反撃もしている。
負けじとリアもアクロバティックな動きでレラの短剣を躱す。
「それならっ!!!」
レラは刀身を赤く光らせ背後から斬り掛かる。
「っ!!」
リアも何とか銃で受けるがその直後鈍い音と共にリアのスナイパーライフルが粉々に破壊されたのである。
「あたいの魔法は触れた武器や防具を無条件で破壊する」
レラは自慢げにそう言うと追撃しようと短剣を振りかぶる。
「くっ…。」
リアは悔しそうな表情を一瞬だけ見せ1度距離を取った。
そしてリアは無言で自分の左肩に右手を当てた。
すると左肩が光り、リアの手にはサブマシンガンが二丁握られていた。
「なっ!?」
レラは一瞬驚いた後舌打ちしてまた破壊してやると距離を詰めた。
「本当はこういうの使いたくなかったんだけど、壊れちゃったから仕方ない。」
リアはそう言ってレラと一定距離まで詰めて一気に撃ち出す。
百発百中のサブマシンガンの弾だ簡単には捌けないとはいえ、レラも大概人間離れしている為何とか奮闘する。
「このまま粘れば弾切れで隙が生じるはず。そこを狙えばあたいの勝ちだ!」
レラがそんな事を考えているとは知らずリアは無慈悲にもサブマシンガンの後にアサルトライフルを取り出しサブマシンガンの弾切れに合わせて武器を交換した。この間0.01秒。
「な……んで…?こんなの……」
無理と言いかけたレラは段々と捌き着れなくなり弾が体に当たっていく。
そして最後にリアはロケットランチャーと呼ばれる物を取り出す。
「さようなら」
リアは無表情のまま別れの言葉を告げる。
「くそおおおおおおお」
レラは悔しさに顔を歪ませながらリアのランチャーによる攻撃をまともに食らった。
星汰達のいた世界でロケットランチャーを片手でかますような少女なんているはずがないのだがここは異世界である。なんでもありなのだ。
よってレラ対リアの対決は圧倒的な差でリアが勝利を収めた。
「ポチの代償は重いよ」
リアの言うポチとはリアのお気に入りのスナイパーライフルの名前である。
そしてショットガンを取り出しリアは死体撃ちした。
星汰達が見ていたら鬼かよ怖いと言っていたであろう。
リアは最後に疲れたと言ってその場に座り休憩をとって他のメンバーのところに行こうと決めたのだった。
TPSをやっていた頃死体撃ちする人は外道だーとか言う人いましたよね
リアちゃんはもしかしたら外道なのかもしれませんね
でも可愛いから許す。むしろされたい。
という訳で次回のDispairHerosは!
シィィィィィン!!ロマァァァァ!!って感じです!
お楽しみに!