表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/13

新しい仮面の魔王

聖女のほうが悪役っぽい・・?

<勇者パーティー出発日。>


まさか魔王が女の子で、ちょ~~~~可愛かっただなんて!!

これは仮面をとっちゃいけないわね。

このかわいい顔を見ていいのは、私だけなんだから!

エルナもおっけーね。エルナは1歳のころからつかえてもらってるみたいだから。


「エルナ。入ってきて」


「はい。さっきは、申し訳ありませんでした。」


「?」


「もう二度といいませんあのようなことは。」


「(・・・?)もうういいわよ?」


「それより何で仮面外してるんですか?可愛すぎて鼻血が、、、」


「それなんだけど、、この仮面、ゆるくて落ちちゃうかもしれないから、新しい仮面をお願いできるかしら?」


「はい!柄はなににしますか?やっぱり花柄がおすすめですが、魔王としては赤がいいですよね!」


「じゃあ、もう少し丈夫に、(今はもろすぎて紙みたいな感じだから)赤と黒でお願いできるかしら?」


はあ、、、明日勇者パーティーが王都から出発して、つくのは、遅くても3日、、。

何のんきにしてるんだろうな。のんきな会話にのんきな頭。危機感が全くないんだよね~。


「はい」


現実を見ると、つらいからかな~ぼーっと窓の外に咲いている青いバラを見る。

綺麗。なんで魔王城なんかにバラが、、、、、、

ハッ!これはまさか、勇者が聖女に求婚するシーンに使われる場所?

よく見ると背景に映っていた見覚えのあるものがある。

300週もしたんだもの。そりゃあわかりますとも。


私は、勇者にとどめを刺され死ぬ。

前に逃げればいい!そうすれば、きっと何かシナリオが変わるはず。命乞いするってのもあるけど、

ほかに方法があるなら逃げるほうがいい。


「仮面を作るのにどれくらいかかる?」


「3分でできますよ!」


3分後


「できました!」


「すごい!ちょうど3分よエルナ!」


「ありがとうございます。ほら、よく似合いますよ!」


鏡で見る。


「いいんじゃないかしら?」


「ええ、とっても!」


魔王っぽくて、なんか柄がすこし、男子っぽい。

女の子の、可愛い~って感じではない。

どっちかというと、かっこいい~とか、こわーいとか。そっち系。


強度はプラスチックとかそんな感じね!私の攻撃力では壊せないけど・・。


◇  ◇  ◇  ◇

ゆーしゃぱーてぃー


「絶対に、魔王を倒して平和にしてくるぞー!」


「「「「おー!(はい!)」」」」


「メアリ!そこはおー!でしょ!」


「はい・・。そうでした・・すいません。」


「そんなに落ち込まないで。落ち込んでもメアリは可愛いけど、

落ち込まないほうが僕は好きだよ。」とアレンが


「俺も。メアリは笑ってたほうが似合うと思う。」とミルトが


「僕も!」エルトが


「俺も。」ヘルトが


「そう?へへっ!」


(聖女なんだから、可愛いのは当たり前でしょう。もっと他のをほめなさいよ。私を否定するなんて

生意気だしね。)


(((かわいいとか言わないときげん損ねるしな。)))


魔王が思っているよりお互い、嫌いあっていたのである。














評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ