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第6話ニンニク料理の臭いを消せれば億万長者じゃね?

お久しぶりです。

 


 天使たちと楽しいひと時を楽しんでいた俺と竜司に悪の手先が近づいてきた。


「やっぱり修司と竜司じゃない!私ここでバイトすることにしたから毎日来なさい!」


 いきなりそんなことを言う奴は俺は長い人生の中で一人しか知らない。


「何の用だ里子さん。我らは友人と楽しくご飯を食べるのだ、邪魔しないでくれ」


 竜司のあたりもキツイ。あんなことがあった後じゃしょうがないが。


「神谷くんも神木くんも店員さんに失礼だよ?知り合いなの?」


 天使木下さんの疑問に答える。


「この女は俺と竜司に言ってはいけないことを言いまくりしてはいけないことをしたんだ。これくらいの当たりはまだ優しい方だ。里子さんも料理を置いて仕事に戻ったらどうだ?」

「そうね、今の時間帯は忙しいものね、今度は暇な時に来てね」


 語尾にハートがいっぱいついてそうな口調で去っていった。


「済まんな気を悪くしてしまって。さぁ切り替えて食べよう!」

「気にしなくていいよ。何があったかは気になるけど、今が楽しかったらいいね!」

「私も気にしませんよ!今が楽しければモーマンタイです」


 やはり天使だ。

 凛ちゃんは沖縄好きなのかな。


 そう思いながらトマトパスタを食べる。

 そう奴の嫌がらせでニンニクが大量に入ったパスタを。


「ウォォォ!グゥぅ」

「どうした修司⁈これニンニクが入ってるじゃないか!吐き出すんだ!」

「神谷くんどうしたんですか⁈」

「修司はニンニクが苦手なんだ!」

「苦手っていうレベルじゃないよ!」


 慌てる竜司、木下さん、凛ちゃん

 そんなことより早くどうにかしないと発作が出てしまう。こんなことになるなら定期的に摂取して、薬を持ち歩くんだったと思ったところで救世主がきた。


「竜司さん兄貴どうしたんですか?」


 聞き慣れた声だ、俺は唸ったまま手を出す。


「ニンニクを食べてしまったんだ。我がいたというのに、気を抜いていた」

「あーニンニク食べちゃったんですか?とりあえずこれを飲ませてください」


 ようやく薬を渡す妹に見たらわかるだろって心の中で思いながら薬を飲んだ。

 そして路地裏に連行された。


「少し兄貴借りますね」

「先に食っててくれ」


 心配する三人を残し路地裏で。


「なんで薬持ってないのよ。最近パックも飲んでないでしょ!外でバレたらどうなるかわかってんの!」

「薬を持ってなかったのは悪かった。パックはまだ克服してないんだ」


 なんの話をしてるかわからないだろう?

 そのうちわかるさ。


「しかもニンニクって匂いでわかってよそれくらい!」

「臭いがするミスを奴がすると思うか?あの性悪魔女め」

「里子が帰ってきてるの?最悪。」

「最悪だろ。さらに最悪なことにあのファミレスで働いてるぞ」

「まじ最悪、とりあえずもう一つ薬渡しとくから、私帰る、里子に会いたくないもん」


 そう言って妹は影に紛れて帰った。

 まだ太陽苦手なのかよ。

 なんでも訓練自体でどうにでもなるけど疲れるからな。あいつめんどくさがりだし。

 俺も戻るか。


「お騒がせしました」

「大丈夫だった?神谷くんすごい苦しそうで目も赤くなってたような気がしたけど」

「あー問題ないよ木下さん。目は充血してたかもね」

「ビックリしましたよ神谷さん、大丈夫そうです良かったです」

「久しぶりにあんな修司見たな、前見た時は我が鼻血を出した時だったか」


 思い出さなくていい。

 忘れててくれ。


 少し心配されて謝罪を繰り返した。

 ファミレスを出てゲーセンに向かう事にしよう。


感想ダメ出しお願いします。

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