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第2話 天使と悪魔と時々僕

続きます

 


 自己紹介が終わって、教科書を受け取るため廊下に出る俺と竜司。

 誰も話しかけてくれない。

 俺の高校生活は終わったも同然だ。


「どうした修司?まさかクラスメイトの名前を覚えられなかったんじゃないだろうな?」


 誰のせいだ。

 木下さんは覚えたからいいんだ。


「お前は覚えたのかよ」


 聞くんじゃなかった。

 自慢げな顔をしやがった。


「覚えたに決まっているだろ!自己紹介とはそのためにあるんだから」


 でたよ。厨二の癖に頭が良すぎる。

 少しでいいから恵んでくれ。


「相変わらずの物覚えの良さだな。まぁいくら覚えたところで誰も話しかけてこないぞ」

「ならばこちらから行けばいい」


 そう言って竜司は木下さんの元に向かう、、


 なんでだよ!なんで木下さんなんだ!

 待て待て待て!


「やぁ木下さん我は竜司そして、友の修司だ席も近いしよろしく頼む」


 なんでそんなコミュ力高いんだよ!

 木下さん困ってんじゃね?


「竜司くんと修司くんだね!よろしく。竜司くん凄い自己紹介だったね。修司くんも大変そうで」


 天使か?普通に会話してくれてるぞ!しかも下の名前!

 木下さん天使か?


「何も凄いことではない。世界の平和に比べればな」


 頭いい癖になんで気づかないんだ!

 言葉の裏を読めよ!


「木下さん、あまりアレだったら無視してくれて構わないからね、それとよろしく」

「こういうのも嫌いじゃないから大丈夫だよ?よろしくね」


 天使か?マジ天使。

 天使と悪魔と会話してるうちに、教科書の配布も終わり。終礼が始まるのだった。


「修司この後何処か行くか?」

「あぁ、そうだな暇だしゲーセンでも行くか」


 終礼後そんな話をしていると天使が来た。


「友達とご飯食べに行くけど、竜司くんと修司くんも来ない?」


 天使もとい木下さんの言葉に俺はフリーズするのだった。

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