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クッタリアの魔物  作者: 赤異 海
43/59

43/聖ノートルニア時代書解読本③~未知の魔法の世界~

異種族にはとても不思議な力を持っている者がいる。我々にとっては完全に未知数の領域。そう魔法だ。


聞いた事がある者も多いだろう。多くの娯楽小説などの題材では好き勝手にご都合主義的に唐突に現れるあれだ。


時代書などには禁忌として幾つかの禁忌と呼ばれる術があるがそれが果たして彼らの魔法と同一の物であるのかは定かではない。


私もこれに関してはほとんど読者の方と視線は同じだ。無知に等しい。何でもできる万能の力なのか。対価を払い体現するこの世の真理なのか。全く分からない。


私の異種族の友人が言うにはお前たちの知りえない聖なる物だそうだ。とても我々を馬鹿にしている。


私はもちろん君たちだって解明していないのだろうと言った。


そして反ってきた来た答えがマナ信仰だ。私は彼にはすまないが笑ってしまった。マナ信仰のマナとは我々に分かりやすくすると魔源。つまり、ノートルニア信仰においての時代書にも記されている魔の眷属の力の源である。この世に存在する全ての物に魔源は存在し、その魔源の集まり、この世に誕生するものが魔物である。


魔物の再来が確認されるのは時代書でもかなり古い時代、太古の昔だとしている。その当時も大した魔物は現れなかったようで、食用にすると若返りの薬になって重宝したとか、革を剥いで鎧を作るととても頑強な物になったとかそんな話ばかりである。


彼は勿論激怒した。私たちを闇の眷属だというのかと口から唾を吐きながら発情した犬のように喚いていた。あれは傑作だった。いつもは人の揚げ足を取ってはこれだから闇の眷属はと嬉々として突撃して噛みついてくる猪のような彼がとんだ醜態を晒したものだ。


諸君勘違いしてはいけない。これは悪口ではない。彼ら南の異種族も我々と同じような知能しか持っていないという証左を示しているだけだ。


話が逸れてしまったがまた魔法の話に戻そう。と思ったがこれでは字数が多すぎると私が怒られてしまうのでこの先に興味のある読者の方は別冊『世界の異種族とその信じられない技術、魔法文明について』を入手されたし。


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