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異世界でダンジョンマスター始めます。  作者: お蕎麦屋さんのカレーうどん
7/8

おかしいだろ。やっぱり。

さて、ダンジョンマスターになり大量のDPや装備に素材を手にいれて思う事がある。



都合良すぎ!


魔人になったのはまだ良いよ。自分で選択した結果だし。でもさ、その後にダンジョンマスターになったり。ダンジョン・コアがサポーターになったり。元ダンジョンマスターとやらのモンスターやら冒険者の装備が手に入るなんて出来すぎでしょ!



二度はは偶然でいいさ。でも三度続けばは必然でしょ。作為的なものを感じるよ。


うしゃ~、俺ってば幸運。超ラッキー。………なんて思えないから。


ダンジョンコアに対する不信感が漠上がりですよ。


そりゃ此の手の転生ものなら主人公がチートとか超優遇されんのわかっけど俺はモブだろどう考えても。


殺られ役とか中ボスみたいな地位が俺には相応しい筈……………って、まさかその為に?


……………転生して色々特典貰って調子に乗ったやつが主人公の踏み台になるとか有りがちだよな。



・・・・・・・タラリ。ガチで冷や汗が出てきた。



あり得るよ。超あり得るよそれ。

ならどんな事が起こる。どんな事があり得る。

やっぱり勇者に討伐されるとかか?

魔人である俺を使って魔族の脅威を知らしめるとかか?

単純に人間側の戦力を減らす為の捨て石か?


『どうかしましたかマスター?』



「いや、なんでもない。それよりも手に入れた儀式魔法って何なのかわかる?」


コアのことを信じるかどうかで今後が変わるな。信じつつ裏切られることを想定しておくか?

ただ単に俺が空回りしているだけならチョーサイコーなんすけどね。


『この二つですと一つは名前の通りマスターの眷属となる魔物を生み出すもので、もう一つの蠱毒の陣は特定の範囲内の魔物を殺し会わせて強力な魔物を生み出すものです。ただし、眷属はともかく蠱毒の陣で生み出す魔物は凶化されますのでこちらの意を受けない可能性が高いので危険かと。』



「なら使うとしたら眷属召喚のほうかな。使い方教えて。」



『この眷属の召喚はまず核となる素材やモンスターを用意します。そしてその核にマスターの血と魔力を与え、更にその核に吸収させる素材やモンスターを陣内に用意し、召喚の陣を発動させます。召喚できる眷属はこの陣なら1~5人まで可能ですね。ただし、召喚する眷属の数が増えれば一人当たりに吸収される力が弱くなりますので注意が必用です。』


「つまり、一人に100の力を与えるか五人に20づつ力を与えるかってことだね。」


『はい。この魔法陣は一度使えば消滅しますので慎重に決め手下さい。また、現在はダンジョン内で死亡したモンスターの死体を回収している最中のため眷属の召喚は素体が集まった後にすることをオススメします。』



素体ってさっきダンジョン内にいたモンスター達のだよね。またずいぶんと都合のいい。ラッキーとか思えない俺が捻くれているのかね~。


さっきダンジョンを開放した訳だし集まる素体はコアの想定を下回るかな?あれ?今さらだけどダンジョンを開放して大丈夫だったのかな?周囲の生態系がダンジョンから出たモンスターの影響で変わったりして。


まぁ気にしないでおこう。うん。


「ダンジョン内の素材の回収ってどれくらいかかるんだ?というかどうやって回収しているの?」



『回収には暫くかかります。素材の回収ですが時間こそ掛かりますがダンジョン内にある死体等はダンジョンに吸収され、コアである私の元に届きます。私はそれをDPへと返還するのですが返還せずに此方に排出することもできるのです。』



それはまた都合がいいな。つまり侵入者が希少なアイテムを持っていてそれが死んだら俺の物にできるって訳でしょ。



「なるほど。なら死体とかはDPにしないで眷属召喚のため素材にした方がいいかな?そらに死霊魔法の練習にも使えるし。」



『肯定します。ただ、現在マスターの魔力が少なくなっていますので眷属の召喚は明日にするべきかと。』



「ん、了解。俺も疲れてるしね。居住区に行けば休める部屋があるんでしょ?」



『はい。食事やお風呂の準備も直ぐに出来ます。』



至れり尽くせりだね。



「なら休んでくるから何かあったら教えてね。」



『はい。マスター。』


軽く手を降り部屋を出る。

たぶん、少しずつ俺はコアのことを信用することになるんだろうな。

その先がどうなるかね。コアのこともあるけど俺以のこの世界に来た奴等がどうなっているのかも気になるな。

確認する手段はないけどさ。

ダンジョンにいたらいずれ会いそうな気もするけど。


ま、考えて行動するのは俺には合わないし。適当に行きますかね。


居住区に用意された自分の部屋に向かいながらこれからのことを思っていた。

俺は誰の掌で踊るのですかね?




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