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1-1 その日は朝から晴れだった。
その日は朝から晴れだった。
―――俺と主任と異世界と。(真) 了
嘘、嘘。終わってないって。
手記の1ページ目にこんな風に書かれてたら和むだろ?
いや、和まないって?
わりぃな、あんまりな話が始まるもんでちょっとクッション置いたんだよ。
「あんまり」って書いてるけど、ちょっと凹む様な失敗談とかそんなんじゃねぇんだ。
ヘビーな話でな、へビィの方が良いか?
いい加減にしろって?
まぁ、書くのが嫌ンなるようなというか、そんな風に書きたくなるような話なんだよ。
つまり、書くのを出来る限り後送りにしてるだけだよ、悪ぃか。
牛書戦術ってヤツだな。
牛はモノを書かないって?
分かったよ書くよ、書きますよ。
お互い覚悟が決まったらサイコロを振れ。
奇数だったら88ページへ。
偶数だったら103ページへ進め。
・・・正直すまんかったと思う。
今度こそ、今度こそ真面目にやるからな、な?
んじゃ、ページを捲って読み進めればいいさ。
後はもう知らねぇ、自己責任てヤツだ。