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砕身  作者: フェルナンド
3/6

【3話 超えられない壁】


「自身の持った全ての手筋を存分に生かすための師の教えを受けた私は無敵なんだ,我が師の

激滝道が最強!」


これは復讐者カルゾーを産む悲劇の物語である。


「集中の極限化も体得した,今の私は他人と生きてる時間が違う」


俗に言うゾーンを任意に引き起こすのが極限化である,ゾーンにより,自身の体感時間を脳が持つ限り理論上いくらでも加速する,そして。


「脳が発信する信号,反射神経系は信号を発するまでも無く,肉体が動ける無時間即転運動の肉体を得れた私には敵はない」


俗に言う0秒反応を常に可能な肉体に潜在能力を解放されたのだ。


この2つを組み合わせるとどう成るか,そう,

戦闘の際の攻防のスピードを理論上幾らにも

引き上げられるのだ。


「それに武器術だって鍛えたんだ」


だがしかし,彼は間違いを犯す,それは戦いを

挑んだ相手を間違えたこと。


「アイス旨々♪」


「舐めるな!」


「いやアイスはスプーンで喰ってるけど?」


「そっちの意味じゃねぇ!」


敵は磯貝,185cmと言う恵まれた身長と84kgと言うミドル級の体重を有している。


「死にやがれ!」


まず最初は楽勝とさまざまな武器を使う。


「はっはー!俺の武器はどうだい!」


広範囲にも至近距離にも対応する無節棍,刃が先端に付いていて圧縮して伸縮自在,ヌンチャク,三節棍,鞭,なんであり。


「ぺろぺろ」

「ウリヤァ!」


「ふんふんふんふん!」


加速する加速する,だがしかし。


「バニラは旨いなぁ」


掠りもしない。


「なら!」


さらに様々な武器を使う,多機能なため実際は

2つ,無節棍を使うが無意味。


次に大特肉又を使う。


持ち手の後ろは銃口を持ち,それを使い発射,

爆破して推進力を高めて至近距離に寄る。


「ふん!」


「旨めぇ〜」


ガス噴射+バネで不意打ちと遠隔での使い分けでよらせずらくし,ナイフに塗布されてる運動に

比例して侵食する毒を塗り皮膚吸収を狙える。


「うらぁ!」


ナイフを刺してから噴射する二段階活用が可能そして。


「だらららら!」


持ち手がナックルには刃が付いていて殴られたらただじゃすまない。


「風が心地いいな」


特と付くようにこれは十特ナイフ戦闘特化版,

刃をロケランに変え爆発させたり,ショットガンに変えて貫通したり,ハンマーの打撃が可能。


全て避けられる,,,。


「避けんな!」


「ふうご馳走様,,,なんかやってた?」


「は?」


「罷り通ると思うなよ,稚魚」


「ざっけんなや!」


だがしかし,全てダメージが一切通る試しが

無く,態々無防備になって貰い完全に直撃しても。


「皮膚すら,,,断てないだなんて」


「なら次は俺が,ひょい!」


指を使いデコピンをしてきた,その威力は規格外,顔面パンチの反撃用に組んでたカウンター技を使う。


「オラァ!」


横胴回し蹴り,またの名を独楽回転と言う,,,

だがしかし。


「なんだ?」


「は⁉︎」


相手の攻撃と全体重の乗っかった回転の威力の乗っかった踵を頬に直撃して,微動だにしない。


「汚ねぇ靴擦り付けんなや」


っと,まるで蚊を叩くが如くしっしと手を振る,

それは回転エネルギーを使って相手を地面に叩きつける遠隔投げ。


幾数十枚と重ねた,非常に強い緩衝材を使用した衝撃吸収マッドの上に,対象が背中から叩き付けられても身体が衝撃に耐えかねて爆散するほどの威力を持つ。


投げ技の究極奥義《空透投飛》触らずして

空気摩擦と螺旋の力で投げる技,,,を適当に

放った。


「うぁぁぁ⁉︎」


宙に舞い回転しまくる。


「ばいばい」


こうして磯貝は歩いて行った。


絶対的な実力の差,泣き寝入り以外許されぬ力,一方通行に絶望していた,,,その時その怒りを

糧に新たな力が目覚める。


「あぁ,視界が真っ赤に染まる」


《血眼》極限化の怒り,死に対する恐怖が消え失せ目の前に居るストレスの元凶を消し炭にする

まで持続する。


「あぁ〜怠い」

「ウガァァァ!」


鋼を幾重にも折り重ねた擬似的な障壁を。


「ふん」


軽々と貫通して相手に直撃すれば最後,身体の骨肉全てをぶち壊す一撃,,,だが。


「なんだよ」


なんと軽々と指一本で止められる。


「殺す」


《充血》第二フェーズ,怒りと殺意が限界に至る,目は完全に真っ赤に染まる,鋭く研ぎ澄まされた眼は対象の筋肉や骨が透けて見えるように成る,精密機器に等しい正確性を持ち相手が気付いてない無意識の弱点を見透かす。


「は?」


まぁ完成体に弱点は克服以前に元から無いけどね。


「邪魔」


バスン!軽く手を振り払う動作で竜巻が巻き起こる。


「うがぁぁぁあ!」


風の刃がぐるぐると廻り,螺旋を描く,それは

旋風の暴風と化す,天の雲をザクザク切り裂き,

雷を引き起こし火を纏う。


「(こんなの,人が出来ることなのかよ)」


すると磯貝は急に空を歩き出した。


「んな⁉︎」


足元の空気を圧縮して摩擦して空を歩き出し

飛行する。


空中殺法エアライド!」


っと言うとカルゾーまでもが秒間600回以上足をバタバタと忙しなく動作させ浮遊する。


「(なんて非合理なんだ,脳筋かよ)」


磯貝が歩いてカルゾーに寄る。


「忙しそうで何よりだ」


と肩に手を置く,するとぎゅ〜にゅぎぃっと

引っ張られ始める。


「(吸盤⁉︎)」


ガコ,肩が外される。


「次はこっち」


っと口に手を置くと。


「ま,まさか,真空⁉︎」


手のひらに局所的に真空を生み出した。


「か」


バタ足が停り地上に身体を叩き伏せる。


「,,,」


「ん?気絶して立ち上がった?ははは!久々だなぁ

無意識か夢遊か?」


無意識には格闘技の試合において,頭を打たれ意識を朦朧としながら敵と戦おうとする,半分気絶しながら,戦闘意思が残留して,レフェリーを掴み掛かったと言う史実が残る。


夢遊は宍道と言う男がそれである。


「もういい,死ねよ」


《血涙》呼吸の乱れが完全に消えて最も状況に

適した呼吸方法に切り替わる,不老長寿の仙道ヨガにおけるほぼ呼吸しないものにより無酸素を耐え抜いた,その場その場に適した呼吸方法を

即座に編み出して実行する,技の反動を完全に

打ち消す,汗により枯渇し切った水が眼から零れ落ちる。


「(雰囲気がガラっと変わったな)」


瞬間,肺に膨大な酸素を取り込むと,攻撃的な

スタイルに転じる。


「(ふ〜ん)」


バランス,比重を変え堅い防御力も発揮したり

高速で翻弄する,相手の動きや筋肉の動きを見て

合わせて套路を変え続ける。


「基盤は応用が効いて変幻自在にスタイルを変えていいじゃないか!」


攻撃の速度に重視して,連撃を繋げて最大威力の拳と脚を4000発とそこそこの数を一瞬にして

叩き込む。


「ちょっとは楽しくなって来た,だが!」


バゴーン!完成体に届かない肉体,技術はそうだが力業で無理矢理叩き潰す。


「う,,,」


《熱暴走》生物の生理学的上の状態で言う勃起に

等しい状態と成り全身が硬化して肥大化する,

耳や眼,鼻や性器,構造上本来なら鍛えられない

部分すら強靭なものと化す。


「アガァァァァ!」


「へ,なんつぅ暴の力」


戦闘意思と殺意だけに特化したモードに移行する,その殺すことへの執念は殺意と同化して,

増幅する殺意に乗じて殺意満々の技術は指数関数より速い速度で成長し続けていく。


「よっほっよ」


合理性と殺だけを考えて隙間を一切無くしたり,

あえて隙間を生み相手を誘い込んだり,僅か0.0数秒と言う単位に底知れない戦略を練り込み

続ける。


「あはは!久々に楽しいなぁ!」


するとカルゾーの身体の蒸気が急に赤く染まり出す,血が沸騰しているのだ。


《血気盛》無意識的状態,無駄が一切無くなり対象を倒すことだけに集中した完全な状態に移行する熱暴走の追加効果,スタミナ消費が消えて事実上無限のスタミナを持つように成る。


無意識的に心拍数が高まることで,血流が加速し,発生した熱量を運動能力に変換して攻撃の速度や手数といった回転力を急上昇させていた。


常に最大の練度と新たな小手先の技術を繰り出すカルゾーにするとそろそろと言う感じだろうか,磯貝は忙しく成り,指での戦闘をやめる。


「おめでとう,ラスボス戦第二フェーズまで到達」


「嘘をつくなぁ!」


だがその威圧感は,真実以外の何ものでも無い事をひしひしと表していた。


「そう易々[かんたん]に破壊[しんで]くれる

なよ?木偶の坊」


次の瞬間,それは鞭と同じ話しだ,先端に行くに連れてより速さを増す拳であった。


伝承には,こう記されている。


鏡に数瞬,映りこんだ拳は,拳を放てて

いなかったっと。


究極の奥義の1つにして,打撃系の完成系,その名は,,,《光の拳》拳に信念を注いだ存在が許可されし極技である。


他にも究極の奥義はあるのだよ,蹴り技だって

あるし,空象道には組み技など他にも細かい究極の形態がある。


「ガハァァァ⁉︎」


拳を直撃したカルゾーはマッハ83万ほどに

達した拳の先によって身体が壊れるような

感覚を覚える。


「やるしかない」


《煉獄》灼熱の領域,それは代償を払う今までの血眼の理の最後に存在する解放,身体の0秒反応とゾーンを存在しない執着地点に無理矢理

引き上げると言うもの。


加えて相手の持っている独自の技術すら簒奪する,見たり聞いたりするだけ,又聞きしただけで技能,独自な力を己のものとして習得することが可能で,後天的に他人の才能,技能を自在に使いこなし,さらにその上をいくように能力を完成させる。


つまりは対象が行える行動を完全に模倣する

のを前提として自分専用にアレンジして進化させ続ける究極のラーニングを可能とする。


効率化を戦闘中に進化して繰り返し洗練されていく,格闘,戦闘におけるすべての技術が成長期を終えることが無いようだ。


「ダリャァァァ!」


光の拳を光の拳で2倍として返す,だが相手も

一枚上手だった。


「なら3倍で!」


とカウンターをカウンターし返した攻撃を

跳ね返して力業で捩じ伏せる。


「はぁ,拳の域だってのに,終わりとかつまんね〜,,,余りにも暇だったんだ,人生とは愉しいものでは無かったのかよ」


「本気出してくれて嬉しかったぜ」


「はぁ?砂利やアリンコからゴキブリに変わっただけなのに指から拳に変わったくらいで調子に乗るな」


こうして真に戦いは幕を閉じる。


《復讐心の理由》

最後の一言「はぁ?砂利やアリンコからゴキブリに変わっただけなのに指から拳に変わったくらいで調子に乗るな」


これが精神崩壊並みに効いたから。

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