幸せ夢色走馬灯
掲載日:2023/12/14
500文字以内の短編読切り1分間小説。
これは‥‥夢?
今の私は若い、小学生?
家の飼い猫タマと遊んでる。
可愛かったなぁタマ。
今度は‥‥中学生?
この頃の私は部活を頑張ってた。
受験勉強したなぁ。
卒業、皆で泣いた。
高校生、新しい友達。
何だろう?
時が次々進んでいく。
夢なら、そういうのも有か?
社会人に成って何度も泣いた。
社内恋愛からの寿退社、皆の祝福が嬉しかった。
初めての妊娠と出産、怖くて不安、でも幸せで温かい。
子育ては大変だったけど、あっという間に大きく成って孫まで産まれて。
ああ‥‥‥‥これ、走馬灯なんだ?
幸せの思い出に、涙が零れ落ち目が開く。
真っ白な天井。
子も孫もみんな泣いている。
お願い、笑顔で送り出して。
痛くもない、苦しくもない。
ただフワフワと力が抜けて、意識が少しづつもうろうと遠退いていく。
最後にもう一度皆の「笑顔を見せておくれ」。
最後の最後、一念の思いが声に言葉に成った。
そして皆が。
「気が付いたのね?」「起きた?」「持ち直した」
皆が手に手を取り合い。
声を掛け笑顔を見せてくれた。
これで笑ってあの世へ逝ける。
最後の最後に、最高の笑顔をありがとう!
読んで下さり有り難う御座います。
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