第十二章 戦前の夏祭り 第一話
さてさて、昨日の会議で最高神討伐のある程度の作戦は出来上がった。
あとは、前回戦ったハテナと同様な出会い頭での戦闘とと言う状況的にもマズ過ぎる展開にならない事を祈るのみだ。
まぁ、予定通りに事が進めば3日後に最高神討伐の作戦が実行される。
それまでの間は何もする事がないので、学生人生で初めての夏祭りに赴く事にした。
しかし、「夏祭り」って名前だけ聞くと暑苦しそうで(気候的に)楽しめる気が欠片も感じないんだけど?
それに、俺の人生で初めての夏祭りだからな。
どの店から立ち寄れば良いのか分からない。
その話は今はするべきではない。
それよりも
話すべき事
あるだろう?
俺は坂田に勧められた服装で祭りに赴いたが、その恰好に問題がある。
「坂田さぁ…(恥)!」
桃色で可愛い柄が沢山刺繍された女の子が着る様な、しかも漫画やアニメで見るヒロインが着る様なフリフリの可愛い萌え萌え系の浴衣!?
こんなの着ながら祭りを楽しめとか…坂田の頭はイカれてんのかよ?
しかも、こんな恰好をクラスメイトや〈志熊〉や〈江熊〉の皆に見られでもしたら…
確実に黒歴史確定だぞ☆
「はぁ~…辛いよぉ~…」
「莉音…その…僕と同じで可愛いしとても似合ってるよ?
恥ずかしがる必要はないよ?」
「でもよぉ…俺は男だぜ?
『カッコ可愛い男の娘スタイル』ならまだ理解出来るけど、
この恰好は完全完璧に女の子、しかもヒロインが友人と夏祭りを完全に楽しむ時に着る可愛い浴衣じゃん?
坂田の野郎、祭りが終わったら女でも躊躇う破廉恥な恰好させて仕返ししてやる…!」
「まぁまぁ、今は祭りを楽しもうよ?
早く屋台に並ばないと焼きそばとかたこ焼きとか売れ切れちゃうよ?」
「夏祭りって焼きそばとかたこ焼きとか売ってるんだ?
知らなかったな?」
「このくらいは常識だぞ、世間離れし過ぎだにゃ!」
俺に同伴してくれた許嫁の心がそう俺を宥めてくれたので、
俺はとりあえず祭りを楽しむ事にした。
と言っても、俺は人生初の夏祭りだ。
何を何処から楽しめば良いのかは全く分からない。
なので、心が俺に夏祭りを楽しむイロハを教えてくれた。
「確か、今はゲームにハックされた状態だから
ゲームの世界で貯まったお金もこっちの世界で使えるんだったよな?」
「うん!だから、莉音の所持金で食べ物系の屋台全制覇するぞー!」
「アハハ…全制覇はお腹が破裂するかもだから無理じゃないか?」
「最初から諦めちゃダメだにゃ、何事も試さないと分からない事だらけだにゃ」
「でも、程々にな?
家に帰るまでが夏祭りだろ?」
「遠足感覚で夏祭りを語らないで欲しいにゃ…それに、学校の行事とかではないから
そこまで固くなる必要はないにゃ」
「そうか…なら、なるべくラフに楽しもうか」
そんな会話を挟みながら俺と心は夏祭りを楽しもうとした…その時だった──
「ぐぬぬぬぬぬぬぬ…!!」
「え…なに、あの男子…?
莉音の知り合い?」
俺と心が手を繋ぎながら祭りを楽しもうとする視線の先に、見覚えのある人影があったのだ。
「ふぬぬぬぬぬぬぬ…!!」
「いっ…!!」
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
「岩本ぉ!?」
両手に武器は持ってはいないが、敵意丸見えの殺気を放ちながら
俺を睨みつけるのは…
俺の親友の一人である岩本海馬だったのだ!
俺が動揺する事などつゆ知らず、岩本は俺を睨み付けながら俺に恨みの言葉をぶつける!
「俺と夏祭りを過ごす約束を断った挙句、可愛い女の子とイチャイチャしながら
夏祭りを楽しもうとするとはどういう精神してんだ貴様ぁぁ!!
極刑だ貴様ぁ…極刑だ…貴様ぁぁぁぁ!!」
次の刹那、岩本は俺に殴り掛かる!
「おらぁぁっ!!」
「危なっ!?」
マズい、何も対処策がない。
しかも、岩本がここまで激しく怒っている所は初めて見た気がする。
どうする、どうすればこの苦境を超える事が出来るんだ!?
しかし、そこまで悩む必要はなくなった。
(心、岩本の首を小突く)
「あっはぁ~ん…」
心が岩本を物理的に差し押さえてくれたのだ。
よかった、これでお祭り会場が岩本の暴挙で滅茶苦茶にされる未来もない。
「莉音、この馬鹿は縄で縛り付けてゴミ箱に投げ込もうよ?」
「それは少しやり過ぎではないかと…?」
「そうだね…じゃあ、焼きそばの具材として提供しようよ!」
「さっきから思想が怖いよ。
そんな飛び切りサイコな考えは求めてないから…」
「じゃあ、こいつはその辺にポイ捨てして、
二人で祭りを楽しもうよ♪」
「その意見がようやく出て来たよ…
あぁ、そうしようか」
そして、岩本の暴走を止める事も出来て
俺と心は一夜の祭りを楽しむ事にしたのだった。
どうもこんにちは、かつらぎです。
コメント書いてください、マジでよろしくお願いします!
皆さん…しばらく更新できてませんでした、すみません…
あのですね、数週間前に
「PCぶっ壊れたぁ~」
って意味分からんツイートしたと思うんですけど
あの、データはUSBに落とし込んでいたのもあるけど
パソコンを初期化する事にも成功して
無事にまたパソコンで執筆する事が出来ました!
バンザーイ、バンザーイ!
まぁ、自分お世辞にもPCに詳しい人間とは言えないので
パソコンを初期化する作業が5日掛かりましたね。
あとは、初期化した後に必要なソフトをダウンロードしたりしていたら
気が付いたら二週間くらい時間が経っていた訳ですよ
ホンマにすんませんしたぁー!!
ではでは、最後に
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お待ちしています!
特に感想を主に募集しています!
では、また次回お会いしましょう!




