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第十一章 死者の国、そして新たな敵 第四話

エリザベスさんは俺が想定していた以上に混乱していた。

いいや、〈八帝〉の皆は全員頭の中で状況の整理が出来ていないだろう。

しかし、リユースの証言が嘘だとは思えない。

だって、彼の目は一切の曇りもなく澄んでいたのだから。

だが、その証言が誠だとしても

〈八帝〉の皆は最高神を強大な味方だと思っていただろうし、最大の信頼を置いていた。

その中でもエリザベスさんは彼に命を救われている。

信頼という言葉で語れる程、彼女達二人の関係の深さは語れないだろう。

だから、その事実を知らされた彼女は

頭の中が真っ白になっても仕方なかった。

しかし、その出来事に踏ん張りを付けるのは彼女自身だ。

今の俺が出来る事は彼女を支えてあげる事だけ。

話して心を落ち着かせる事しか出来ないのだ。

だから、出来る事に誠心誠意精を注ぐ。

その為に、死んだ俺の母さんが大好きな紅茶を入れた。

少しでも心が解して貰える様に…


「エリザベスさん…気持ちは察します。

俺達は最高神を討伐する事に意気投合してますが、

貴方はそうしたくない…ですよね?」

「ええ、そうですわ…

何度も言いますが、私にとって最高神様は命の恩人。

例え人道外れた悪行を犯した張本人だとしても、

恨みたくても恨む事が出来ませんわ…」

「そう思うのも仕方ないですよ…

命の危機から救い出してくれた恩人を敵視出来ない、

でも彼の味方をするのは世界の崩壊に加担する様なもの。

貴方の内心の葛藤は俺にも充分伝わってきます。

ですが、決めなくてはいけない選択を見誤るのは

絶対にやめて欲しい。

だって、顔見知りになってまだ期間が短いとはいえ

貴方は俺の大事な仲間なんですから!」

「坂本君…

そこまで爽快に『仲間を大切に思ってる』と言われたのは初めてですわ♪

何故、私は〈八帝〉の一員になったのか…

話した方が良さそうですわね?」

「…?」


そう言うと、エリザベスさんは自身が〈八帝〉として暗躍するに至った経緯を話し始めた。


「私は病気で死にかけていた所を最高神様に助けて頂いた…その話はしましたわね?

なら、私がまだ幼い頃の生活環境はどうだったか?」

「と、言うと?」


すると、エリザベスさんは衝撃的な事実を口にする。


「私は何時死んでも誰にも悲しまれないストリートチルドレンだったんですわ」

「…!?」

「まぁ、私も坂田様の前世の様に望まれない子供だったのですわ」

「…そうですか…」

「だから生まれてから3年したら見事に親から捨てられ、

そこから10年…孤独に寂しく生きて来ましたわ。

ですが、そんな過去も可愛く思える程にそこから先の人生は苦痛の連続でしたわ」

「ストリートチルドレンだった頃より辛かった人生…ですか?」


そこからの話は耳を塞ぎたくなるぐらい壮絶過ぎる代物だった。


「私は13の時に最高神様に救われた後に、

彼の紹介である学園で過ごす事になったのです。

しかし、その学園の大多数の生徒と教師は性の欲に塗れた害獣共ばかりでしたわ」

「ま…まさか?

貴方の全身の傷跡はその時に付いたものなんですか?」


エリザベスさんと初めて出会ったあの時。

綺麗な髪色と見た目に驚いた(ムラムラした)が、

その容姿よりその容姿にそぐわない

全身の切り傷、刺し傷、裂かれた後…

その傷塗れの体にも同時に驚いた(ビクッとした)。

俺はいつか、その体の話が出来る日が来る事を待ち望んで居たが

まさか、この傷の数々は!?


「えぇ、そうですわ。

この沢山の傷…いいや、私の人生の塊は…

学生時代に付けられたものですわ」

「な…なんかすんません…

嫌な記憶を思い出させる様な真似させちゃって…」


俺がそう言うと、エリザベスさんは「構いませんわ、坂本君に悪意がない事は承知していますわ」と言って許してくれた。

そして、エリザベスさんは傷の話と凄惨な過去を語り出した。


「私は元ストリートチルドレンだからだという理由もありますが、それよりも大きかった理由は…私の体を見れば分かりますが…

自分で言うのもおかしい話ですが、エッチで破廉恥な体だったんですわ。

だから、異性の方は当然の様に私を壁に押さえ付け

私の体に切り込みを入れたり、シャーペンを差し込んだり、鋭利な刃物で体を裂くなど…

それだけではありませんわ。

同性の獣達にも…所謂あっちの方面で使う道具で虐められたり…」

「それ放送出来ない系の話じゃないですよね(エロ全開)?」

「まぁ、R-18Gの部類になりますわね?

それと、私は既婚者ですのでエッチかつ破廉恥な話はしませんので興奮しなくて大丈夫ですわよ?

それに、顔が赤くなってますわよ?」

「きっ…気のせいです!

気になさらず…」


俺のあっちな妄想で話が逸れてしまったが、エリザベスさんは話を続けた。


「まぁ、色んな人達から嫌がらせの度を超えた仕打ちを受け続けたのですわ。

そうですね、その一連の話の中で一番ショッキングな話を挙げるなら…15の夏。

進路を真剣に考えていた時の話ですわ。

新たに入ってきた担任に執拗な嫌がらせを受けましたわ。

体を揉むのは当たり前、傷口を物理的に弄るのも茶飯事、

その上私の嘘の悪い噂を広めていましたわ」

「それは酷い…」

「ですから、必然的に私を見る視線は良くないものだらけでしたわ。

毎日宙吊りにされて鞭で体を痛め付けられ続け、さらに血が出るまで打たれ続け、その血をも踏み付ける。

そんな非日常的な日常を私は生きて来たのです」

「誰も味方してくれる方は居なかったんですか?」

「一人だけ…私の事を気に掛けてくれた先生が居ましたわ。

その方の事は今でも忘れた事はありませんわ。

でも…」


そこから更に悲劇的な話は悪い方向に進んで行く。


皆さんこんばんはー、かつらぎです(小声)!

就活は辛いよ(´;ω;`)

でも、頑張んなきゃ行かんよな?

もう学生じゃないから、社会人の一員やからね。

あと、エリザベスの過去回想を1つの話として作ろうか悩みましたが直近の話で過去回想を二回もしてるので埋め込み式にしました!

まぁ、全身傷だらけの美女なんてとち狂った発想ですよね?実際に居るかもしれないから怖いですが:( ;´꒳`;):

ではでは最後に、

ブックマーク、感想、いいね、レビュー

してください(*^^*)!

では、また次回お会いしましょう!

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