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第十一章 死者の国、そして新たな敵 第一話

翌日、俺達は〈八帝〉の皆と共に「死者の国」へと向かった。

しかし、今は皆落ち着いているが、最高神が諸悪の根源だと言う事実に〈八帝〉の皆は混乱を隠せなかった。

しかし、ルールが殺されるリスクを無視して〈八帝〉の皆の前に現れた事に皆は少し覚悟を持って「死者の国」へと向かった。


そして、ルールが作ったゲートから早速「死者の国」へと入界した。

入ってみると、そこは青緑色の空と、平たい地平線が広がっていた。


「ここが…『死者の国』…」

「そうだな、そして、近くにリユースが居るはずだが…」

「オイラをお呼びかい?」


この世界に来たばかりの俺達に声を掛ける者が現れた。

その男こそが、今回の探し人である…


「リユース君…久しぶり…」

「あぁ、姉さん…大体100年振りだね?」

「この人が…今回の探し人…」


本当に松本そっくりだ。

まるで双子のように見える。

松本とリユースも互いの姿を見て驚いている。


「さて、リユース君」

「なんだい、狐のお姉さん?」

「んんっ、君は最高神に命を奪われたと言ってたが、

どういう経緯で殺されたんだい?」


単刀直入だな、でもそう言う他に聞き方がないかんな。

仕方ないかんな(汗)

すると、リユースは坂田の質問にこう答える。


「オイラは姿形が変わってしまった姉さんに

オイラの事を忘れて生きて欲しかったのだ。

あとは、オイラが何者なのかを知りたかっただけなのだ。

だから、あの神社でお祈りをしてたのだ」

「まさか、そこに…?」

「そう、お姉さん達が探してる最高神が現れたのだ。

驚いてる僕を見て、ソイツはまず、オイラの肝臓を破壊したのだ」


その事実を聞いた〈八帝・光帝〉のエリザベスさんは

思わず涙を流す。


「ちょっと待ってください…って事は、あなたの死因は…

病死ではなく…」

「まぁ、内容が酷いけど

失血死なのだ」

「そんな…何故あの御方あがそんな真似を…!?」

「エリザベスさん、何か思い出した事でもあるんですか?」


すると、エリザベスは自身の過去を語り出した。


「私は『ワールド・ハッキング』が世界に影響を及ばせる15年前から

最高神様と面識がありますの」

「神崇拝者だった訳ですか?」

「いえ、私と最高神様は…適した言葉とは言えませんが、

親友でしたわ。

病気で死にかけていた私を命の危機から救い出してくれましたわ、私にとって最高神様は親友であり、命の恩人でしたわ。

だからこそ、信じ難いですわ!」


次の瞬間、エリザベスさんの顔に鬼が宿る!


「あの御方は私を…命を救った代わりに…

私の純粋な心と思いを…裏切った!

リユース君、君があの御方に受けた仕打ちを教えてくださいまし!」

「でも、貴方の心が傷付くのでは…」

「いいえ、構いませんわ…

私も世界を救う戦士の一員…人並み以上の覚悟は

もう出来上がってますわ!」

「そうですか…では、続けるのだ」


そして、リユースは話を続けた。


「オイラから肝臓を奪った最高神は、笑いながらこう言い放っていたのだ。

『君はこの世界には不要な存在、私の玩具で遊んでいるだけだ、泣くな小僧!』

ってね?」


彼が放った事実は、初対面の最高神からは考えも付かない内容だった。

そして、彼の言葉は続く。


「そして、痛みに悶えるオイラに

最高神はこう言葉を続けたのだ。

『私とエリュピスが力を合わせれば、君のような玩具を躊躇いなく作れる新世界を創成出来る!』

そして、彼は衝撃的な事実をオイラに告げたのだ」


そう、最高神がリユースに告げた衝撃的な事実とは…


「『この世界は今から120年後に私が新世界に更新する!

君は、世界のデータを集める為に必要だった『人造人間』として体を作りかえた、ルール…君の育ての姉の実の父親だったんだよ!』

そう、言ってたのだ」


120年後に世界を更新!?

いやちょっと待て、彼が生きていたのが110年前…

という事は、このままのペースで行くと

10年後には世界はエリュピスと最高神に書き変えられてしまう事になる!

マズイな、今から10年以内に〈異世界の神〉陣営を全滅させないといけないのか…


「え…そういえば、僕が共に過ごした父さんは育ての父親だって母さんが言ってたような…

そして、僕の産みの父親は…僕が産まれた直後に亡くなったって…

まさか、リユース君…君は…僕の…」

「あぁ、君の産みの父親の魂が、リユースとしてのドラゴンハーフの子供の体に転生したらしいのだ。

まぁ、姉さんと本当の家族だと知って、すごく嬉しかったのだ」

「リユース君…」


まさか、リユースの前世がルールの父親だったとは…

世界は広い様で狭いな。

そして、リユースの説明はまだ続く。


「最高神からの証言しかないから、確定した情報とは言えないのだが、彼が身勝手な意思で殺めてきた人間と神様、そのほかの生き物の総計は一億を優に超えるのだ」

「い…一億だと…!?」


これには流石の坂田も驚きを隠せなかった。

一億もの罪なき命を奪って来たのかよ、そりゃ、ルールの様な可哀想な過去を持つ人間が増えても致し方ないな。


「そして、最高神は最後にこう言い放ったのだ。

『この世界には、私とエリュピス以外の存在など必要ない、安心しろ。お前の姉もいずれお前が行くべき場へと送ってやる』

そこまで聞き終えた所で、オイラは内臓を全て奪われ、

意識が途絶えたのだ。恐らく、オイラの内蔵を実験のモルモットとして使う為に全部奪い去ったのだ」


最高神…エリュピスも許せんが、

まずはお前からだ、俺の良心を騙した罪と

お前が無差別に奪ってきた命の重さを、お前の体に刻み付けてやる!

そして、俺達〈八帝〉はターゲットに最高神を追加する事になった。


皆さんこんにちはー、かつらぎです!

段々ストーリーが重苦しくなって来ましたね(焦)。

僕が描くストーリーは鬱展開が多めです、すみません。

でも、ちゃんとハッピーエンドに持って行くので安心して下さい、あーい。

では最後に、

ブックマーク、高評価、コメント、レビュー

よろしくお願いします(マジでコメント書いてください、参考にしたいので!)!

ではではまた次回お会いしましょう!

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