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第九章 愛されたかった〈元・人間〉 第二話 運命の出会いと別れ・後編

ドラゴンハーフのリユース君との生活が始まって数週間が経過した。

年の差がかなり離れているけど、僕から見る限り楽しく過ごす事が出来ている気がする。

しかし、一つ困った事が生まれた。

それは、リユース君の服探しだ。


「はぁ…リユース君にも華麗なファッション体験してほしい所なんだけど…翼に尻尾があるとなると、可能なファッションに限りありだからね…」

「姉さん、オイラはあまりファッションに興味がないから気にする必要はないのだ」

「でも、いつまでも僕のお下がりのジャージを着せるのは

なんか忍びないと言うか…」

「その気持ちだけでも充分なのだ、ありがとう」


本人は気にしていない様子だが、僕は姉として申し訳ない気持ちで胸がいっぱいだった。


リユース君に着せる服探し…なかなか難航するな、こりゃ?

そう考えながら街の中をブラブラとしていると、また運命的な出会いを果たす。


「そこのお嬢さん?

何か悩み事でもあるんじゃないのかい?」

「…!?

誰ですか、貴方は?」


街を歩く僕に話しかけて来たのは僕より背丈が高い細身の男の人だった。

顔が見えないくらいフードを被っていて、表情が当たり前だが分からなかった。

でも、僕を騙そうとする悪い人には見えなかった。

それに、何だか不思議で見てて悲しくなるオーラを感じたにゃ。


「貴方は今、ドラゴンハーフの弟の服探しに難航してるね?

どうだい、私が力になってあげようか?

安心したまえ、金は取らないよ。

私はあの力で金と力には困っていないんだよ」


その人が言う事は、僕側にとって都合が良過ぎた話だった。

だから、少し警戒したにゃ。

でも、僕の直感がこの人は嘘を吐いていないと判断した。

それに、何度も言うけど…

その人は味方が欲しい位に悲しい人に見えたにゃん。


「じ…じゃあ、その願いを叶えてくれるんですか?

無償で?」

「あぁ、君の幸せの為に

私の力を与えよう」


謎の男の人と話して数日が経過すると、

僕が頼んでいたリユース君専用の洋服が僕の家に届いたにゃん。

無論、僕からのプレゼントという名義で。

その服を見たリユース君は涙を流して喜んだ。


「姉さん…本当にありがとう…

オイラは貴方に拾われて幸せなのだ!」

「僕も、君の様な可愛い弟が居てくれて幸せだよ?

この家に来てくれてありがとう☆」

「最後の『☆』は要らない表現だと思うのだ」


謎の男の人が僕に与えてくれた服は全部で6セット。

全部背中と腰部分に穴が空いていて、リユース君にピッタリの代物だにゃ。

早速リユース君は僕が与えた(協力者が作った)服を着てみて、僕達家族に見せてくれた。

その表情は、幸せ一色で、今までの疲れが全部丸ごと吹き飛ぶ感覚になる位、可愛い代物だった。

はぁ…幸せだ。

とても、とぉーっても、幸せだよ。

リユース君、君は僕の癒しで生き甲斐そのものだよ?

だから、僕の傍から離れないでね?


しかし、僕はもう一つ与えられたものに気付いた。

僕が頭の中で想像した事が、目の前で具現化する様になったのだにゃ。

そして、その時から僕の頭には凛とした猫耳が

腰には5本に分かれた猫の尻尾が生えていて、

語尾に「にゃん」が付くようになったのだにゃ。

まぁ、可愛いから別に構わないけどにゃ。


でも、体に異変が起きた事で家族からの視線が一気に変わったにゃ。

僕を人として扱ってくれなくなり、ご飯もろくに与えられなかったにゃ。

しかも、その被害は弟のリユース君にも及んだにゃ。

まだ10歳のリユース君は暴力に抵抗出来るはずもなく、身体中傷だらけになっていたにゃ。

僕は悟った。このままの状況で暮らしていれば

リユース君は確実に命を落とす。

だから──


「父さん、さようなら─」

「なんだ、ルー…ごはっ!?」

「きゃぁぁぁ!?」

「黙るにゃ、邪魔な魔女野郎が!」

「ぐうぅっ!?」


まずは手始めに父さんと母さんを見せしめに撃ち殺し、

亡き骸を粉々に砕き、作物の肥料になってもらったにゃ。

でも、まだ邪魔な存在がたくさん居るにゃ。


「お前のせいで母さん達は…!」

「このひともどきが!」

「さっさと死んでくれっ!」

「ぐっ…ぐうっ!?」


リユース君に理不尽な暴力を振るい続ける兄さん達…

いいや、僕とリユース君の幸せを踏み躙る害獣達だにゃ。

散々リユース君を虐め抜いたんだ。

最期まで盛大に苦しんで死んでもらわないと…


「がぱぱぱっ…!?」

「ごぷぷぷっ…!?」

「がばばばばっ…!?」

「幸せを壊す者には、『盛大な死』以外

罪を償う方法はないのにゃ!」


リユース君が浮かばれないにゃ。

だって、今日までリユース君は理不尽な暴力を振るわれ続けても、僕に助けを求めるだけで何も反抗しなかった。

だから、リユース君の怒りを、恨みを、思いを…

兆倍以上に返して体に刻み付ける。

それが、最高な姉である僕の使命で宿命なんだにゃ!

まぁ、散々苦しんで盛大に死んで行った害獣達三人組は

炎の巨人を生成して、塵になるまでその骸を焼き払ってあげたにゃ。

最期は僕達姉弟の為に死ねたんだ。

来世は善良な善人に生まれ変われると良いにゃんね?


そして、邪魔者かつ害獣的な元・家族を皆殺しにした僕は

リユース君と二人きりの夢の様な時間を過ごしたにゃん。

傍から離れて欲しくは無いけど、リユース君の将来の相手が出来た時は盛大にお祝いするつもりだにゃん。

だって、ドラゴンハーフのリユース君に恋した人だから

僕等と同じ理解者だ。

それに、僕の良心がリユース君が幸せな道を辿れる様に助けてあげなさいと囁いているにゃん。

はぁ…リユース君…君は本当に可愛くて愛らしい存在だにゃ。

僕だけの唯一無二の大切な宝物だにゃん!


でも、その幸せも長続きはしなかったにゃん。

リユース君も高校生になると、毎日の様に僕と言い争う様になってしまったにゃん。


「何で…何で友達と遊んじゃいけないんだよ!

ただカラオケをするだけなのに!」

「君は…僕の様な思いをしちゃいけないんだにゃ!

だから、本当に信頼してる人としか関係を持って欲しくないんだにゃ…分かってよ?」

「馬鹿姉貴、てめぇはオイラと血は繋がっていない!

本当の家族じゃないんだ!

出て行ってやる!」


そう言い放つとリユース君は荷物をまとめて家を出て行ってしまったにゃん。

僕はすぐに帰ってくるだろうと甘く見ていたので何も言わなかったにゃん。

でも、この選択が僕の人生を狂わせるきっかけになるとは

この時の僕は思いもしなかった。


皆さんこんばんは\(^▽^)/!

久々に作り込すぎて頭が痛い(´;ω;`)

あと、暑すぎ(臭汗)。

おかげで汗がだくだく(´;ω;`)

体重も2キロ落ちた(は?)

駄目だ深夜テンション入ってるから言葉の出し方が滅茶苦茶だ\(^o^)/!

まぁ、頑張ればあともう一話投稿する予定なので

期待しないで待っててくださいm(_ _)m

では、最後に

ブックマーク、高評価、コメント、レビュー

お待ちしてます!

ではでは、また次回お会いしましょう!

おやすみの方はおやすみなさい(:3[____]

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