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第八章 天国を打ち砕く女 第三話 幸せの崩壊・後編

一連の嫌がらせ事件が解決して数週間が経過した。

姉の墓も完成し、新たな人生を歩み始めようとしていた。

しかし、松本はあの現場に残されていたあの桃色の髪の毛の持ち主の件がまだ頭の中に残ったままだった。


「あの髪の毛の持ち主は誰なんだ?

うぅ〜ん、その持ち主に会って話が出来れば良いんだけど…」

「菊斗、学校遅刻するよ?」

「うわわっ!?もうこんな時間!?

行ってきます!」

「お母さん…最期まで…

馬鹿だったみたいね…」


(銃声が鳴り響く)


松本が学校から帰ってきた。

彼はいつも通り家の扉を開けた。しかし、扉を開けた瞬間

彼の視界に飛び込んできたのは…

(玄関が血塗れになっている)

いつもの落ち着きのある玄関ではなく、赤く染った血生臭い玄関だった。


「な…何だこれ…!?

母さん!母さん!」


彼は血眼になって母の無事を確認しに家の中に入った。

しかし、彼を待っていたのは想像しうる最悪の光景だった。

(松本の母、ルールに背中を裂かれている)


「母さん…?

ルールさん…?」

「菊斗…ごめんなさい…かふっ!?」

「てめぇは死んで当然、僕のおもちゃに手を出した報いだ。

死に晒せ…」


血塗れになったリビングで最期の一撃をルールに下された母の命が尽きる瞬間だった。

松本は何が起きているのか全く分からなかった。

倒れる母の体を抱きしめても、既に温かさはなくなっていた。


「あ…あぁ…」

「菊斗君…言い難いんだけど、お母さんは

君の…寿命を悪魔に売り付けていたんだ」

「え…!?

ど、どういう意味ですか…!?」


ルールが口にしたのは、今まで苦楽を共にして来た家族が取らないはずの

衝撃的な内容だった。


「最初は僕の主様のエリュピス様の加護を受けろと言ったんだけど、

話を聞いてくれなくてね?

僕も警戒して監視してたんだけど、3週間前から…

『最高神』、僕らから見れば悪魔と呼ぶに相応しい男に…

お祈りを捧げていたんだ。この行為は僕らから見れば暴挙に等しい。

だから、殺して菊斗君を最高神の支配から解放するしか方法がなかったんだ」


ルールはそう言うが、松本には1つの大きな疑問が生まれた。


「でもよ…最高神から解放する為って言っても…

何も殺す必要はないだろ…?

それに、最高神が俺の寿命を奪っていた証拠が母さんを殺した理由に含まれてないし、なぁ?」


そう、松本の母が松本の寿命を奪っていた証拠が

彼女の口から一切語られていなかったのだ。

松本は母を殺したルールに正当性がない事を見抜いていた。


「なぁ?

何で母さんを殺したんだ?

俺を助ける為?ふざけるなよ、お前のやった事は

一方的な恨みで引き起こした立派な人殺しだ!

母さんを返せ、人でなしが!」


松本はルールに怒りの慟哭をぶつける!

しかし、ルールは黙ったまま返事をしない。

松本はルールに掴みかかる!


「なんで…なんでなんで…

なんでたった一人しか居ない家族を殺したんだよ?

なぁ?お前は…何がしたいんだ?」

「……黙れ…!」


松本が暫く尋問していると、ルールは声色を変えて

松本を押し倒した!

そして、耳が痛くなる内容の暴論を松本にぶつける!


「お前は大人しく僕のおもちゃになれば良いんだ!

それに、僕はお前にしか興味がないんだにゃ!

お前の家族という名の邪魔物を殺して何が悪い!

お前は…お前は…大人しく僕のおもちゃになる…

その為に生まれてきたんだよ?」

「な…何を言ってるんだ…アンタは…?」

「何を言ってるかって?

決まってるよ、君を僕のおもちゃにする事を

君に伝えたくて…堪らなかったんだ?」


そう、ルールは異常な特殊性癖持ちだったのだ。

そして、松本の頭の中にある記憶が蘇る!


「桃色の髪の毛…!

まさか…」

「ん〜?

何か思い出したのかにゃ?」

「お前…まさか、姉さんも殺したのか!?」

「あぁ〜君と仲良くしてたあの女狐の事かにゃ?

ソイツも僕が殺したにゃ☆」

「なっ…何で殺した!」


なんとルールは松本の母だけではなく、

姉までも手に掛けていたのだ!

そして、吐き気のする様な言葉を吐き続ける!


「アイツも君を手に入れる為には邪魔な下民だった!

下民が何処で野垂れ死のうが知った事じゃないにゃ!

でも、僕の計画を邪魔するなら僕の為に

一秒でも早くこの世から消えて貰うだけだにゃ!

アイツ、最後の最後まで『お母さん助けて』って

叫びながら死んで逝ってたにゃ!

なんて滑稽な話だにゃ、ニャッハッハ☆」

「てめぇ……

ぶっ殺す!」


松本は姉を、母を、身勝手な思いで殺された事に

怒りで頭がおかしくなりそうだった。

そして、ルールの顔面に拳を叩き込もうとした──

その時だった!

(ルール、松本の腹を叩き切る!)


「が…がはっ…!?」


松本の腹をルールが引き裂いたのだ。

痛みと驚きで松本は力なく倒れる。


「カハッ…!」

「あ〜ぁ…軽くあしらっただけなのに

こんなにも傷付いて…回復してあげないと…にゃ☆」

「もう…このまま…死にたい…」


松本は姉と母、立て続けに大事なものを失い過ぎた。

だから、松本は生きる気力など残っているはずもなかった。


「母さん…姉さん…今…逝くよ…そっちに」

「駄目だにゃ、君はそっちに行かせない

さぁ、僕の理想のおもちゃになるのにゃ!」


松本の意識は完全に闇に落ちようとしていた。

しかし、寸での所でルールがある魔法を松本に付与し、

ギリギリのタイミングで松本を救命した。

だが、命を助けて貰った代償が大き過ぎた。

そう、彼の体は…

(松本の体、ドラゴンハーフの体に作り替えられている)


「な…何だよ…これ…?」


本来の体の面影は何処にも残っていない程に作り替えられてしまったのだ。

人間の体ではなく、ドラゴンハーフの体の生き物として生きて行かなければいけなくなったのだ。

そう、松本は大切な存在を立て続けに二人も失っただけではなく

松本菊斗と言う名の人間として生きる資格も失ったのだ。


「やっと叶ったにゃ…僕の理想の弟を作る事に…

大成功だにゃ!

最高神よ、お前が奪った僕の理想を取り返してやったにゃ!」

「なんで…こんな…クソッタレ…!」


松本はこの現状を受けて、泣いて悔しがるしか道がなかった。

自分自身の無力感と大切な存在を失った喪失感と、

松本菊斗としての人生が終了した事の空虚感で心がいっぱいになり、メンタルが崩壊寸前まで追い込まれた。

そんな松本にルールがこう言葉を掛ける。


「菊斗君…これからは僕が君の本当のお姉さんになるからにゃ?

どうぞよろしく、僕の唯一の玩具の松本菊斗君!」


この日、松本は大事なものを全て失った。

ルールという名の魔女によって、

家族を、

自分の姿を、

生き甲斐を、

欠片も残ることなく壊されてしまった。

そして、この日から松本の人生は全て狂って行く事になるのだった。


皆さんこんにちはー、かつらぎです!

スマホで文字を打つのもだいぶ慣れてきました!

でも、PCの方がスマホより何倍も打ち易いにゃ(´;ω;`)

さぁて、今日は就労支援施設の体験に行ってきました。

外作業がなかったので安心しました☺️

ただ、全体的に見て声量が多過ぎたかな(汗)

僕は神経過敏な所があるのでビクビクしながら一日を過ごしました、はい( ・∇・)

まぁ、とりあえず職に当たれる可能性が高まったから一歩前進ですね、うん(*^^*)!

とりま、今の目標は新しいPCを手に入れる事ですね。

ボカロも作りたいし(小説に集中しろby閲覧者)!

まぁ、世間話はここまでにして…

第八章は全体的に暗い作りになりましたが、

ネタバレすると松本は無事にハッピーエンドを迎えます!

まぁ、かなり過酷な道を乗り越えてからの話ですが(汗)

では、今回はここまでにしましょう。

最後に、ブックマーク、高評価、コメント、その他意見

お待ちしてます(マジで何でも良いからコメントしてくれ!「う○こ」でも良いからby作者)!

では、また次回お会いしましょう!

Twitterのフォローしてくんなんし(´;ω;`)

https://twitter.com/@katukatumiki


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