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第七章 暴走族〈志熊〉第四話

平和な学校生活にヒビが入る事態が起こってしまった。


「どうすんだ?お前の返答次第で皆死ぬかもよ?」

「ふざけるなよ…てめぇら脳無し喧嘩屋には分からねぇだろうな!

俺達は確かに不良だ。だがな、不良であってもやって良い事と悪い事がある!

てめぇらには仁義がない!

ただの喧嘩馬鹿だ!」

「上等だコラ…てめぇを殺して夏祭りの狼煙を上げたらァ!!」


そう言うと、不良の少年達は松本に襲いかかった!

だが、松本は少しも怯まなかった!

襲いかかる拳と武器の攻撃を躱し、いなし、受け止め、

反撃の一打を打ち込んだ!


「どうしたどうしたぁ!

俺を殺すんじゃねぇのか、あぁん?」

「グググ…調子に乗るなよ、チンピラがぁぁぁ!!」


不良の少年は松本に更に攻撃を重ねる!

しかし、松本は冷静さを保っていた。

そして、遂に殴り込みに来た不良達を全員戦闘不能にまで追い込む事に成功した!


「はぁっ…はぁっ…!」

「鍛錬の成果だな、松本

昨日も一夜中戦ってたって坂本が言ってたし…」


これで一難去った。

誰もがそう安堵していたが、そうは問屋が下ろさなかった!

(松本、青山に背後からナイフで刺される)


「カハッ…!?」

「俺の仲間に何してくれてんだ、チンピラ?」

「松本!?」


松本がクラスメイトの青山に背中を裂かれたのだ!

坂田が慌てて彼の元に行こうとするが、そこにも邪魔が入った!


「脇園、山口、鴨川…!

また俺を虐めんのかよ?」

「黙れ人もどき、お前も松本の仲間だろ?

手を組んでるのなら死んでもらわねぇとな?」

「あと、坂本が居れば手間が省けたんだけどな?」

「ありがとうな?

俺の為に犠牲になってくれて?」


その言葉を聞いた坂田の顔に…

修羅が宿る!


「俺を虐めただけに留まらず、私怨で関係のないクラスメイトを傷付ける…人もどきはお前らの方だろう?」


自分を虐めたこと、そして、クラスメイトに危害を加えた脇園達を許せなかったのだ。

そして、坂田は筋が通っているとは言え、禁忌を犯す!

(坂田、脇園達3人をサイコロステ―キにする)


「一方的な恨みで人を殺すなど鬼畜の所業!

全員魚の餌になれぇぇぇ!!」

「くけぇぇっ!?」

「かぱぁぁっ!?」

「さかなぁぁっ!?」


幾ら恨みが多い奴とは言え、脇園と山口と鴨川の3人を人の原型がなくなるまで切り刻んだのだ!

そして坂田は松本を刺した青山に歩み寄る。


「ひっ…ひぃぃっ!?

俺も殺す気か!?」

「あぁ、そうさ?

てめぇらが今までしてきた事の報いだ。

有難く受け取れ…」


そして、坂田は青山にもその凶刃を向けた!


「安心しろ、もう二度と戻って来れないように

確実に地獄に落としてやるからよ!!」

「がっはぁぁぁっ!?」


青山が崩れ落ちる様を見届けた坂田は

急いで松本の治療にあたる。


「大丈夫か、松本!」

「…かた…なん…で…?」

「喋らなくていい、今助けてやるからな!」

「あ…あぁ…」


そして、暴走族〈江熊〉による学校襲撃事件は幕を下ろした。


翌日、坂田は怪我で入院していた松本と話をしていた。


「なぁ、松本?

お前等〈志熊〉と〈江熊〉の喧嘩が始まるとか何とか言ってたが、昨日の襲撃事件もその喧嘩に直結するのか?」

「…あぁ、アイツらが学校を襲ったのは

抗争の一環だ。だが、それよりも、1番大きい理由は

俺を奴らの味方に仕立て上げる事だ」

「…そうか。

だが、お前は〈志熊〉の一員だ。

〈江熊〉の奴等がお前を味方に引き込みたい理由がよく分からない」


すると、松本は坂田の疑問を一発で晴らす事を話し出す。


「俺はな…〈異世界の神の下部〉のルールの弟なんだ。

ルールは〈江熊〉の総長張ってるから、

必然的に弟の俺を仲間に、手中に収めたいんだ」

「おい…今、〈異世界の神の下部〉って言わなかったか?」

「え?確かにその言葉を口にしたけど…?

もしや、お前も〈異世界の神の下部〉と知り合いだったりするのか?」

「…知り合いなんかじゃないよ。

俺達が倒すべき巨悪だよ」

「倒すべき巨悪?

まぁ、確かに姉貴はクズみたいな性格の持ち主だがな?」

「そういうレベルの問題じゃない!

アイツらが…いや、お前も〈異世界の神の下部〉と顔見知りなら

お前にも知る権利はある。

しかし、お前は大きな衝撃を受ける事になるが、良いか?」

「あぁ、この抗争の為にも

人一倍の覚悟は出来てる、話してくれ」


松本がそう言うと、坂田は松本に全てを話した。


「そうか、この世界がハッキングされたのは…

姉貴達を打ち倒す為の保険って訳か?」

「あぁ、お前の姉の事はよく分からんが、

坂本が戦った〈異世界の神の下部〉の男は無関係な罪なき人を大量に葬って来た。

お前の姉は、そんな腐った外道の仲間なんだよ。

まぁ、お前の姉が極悪人と決まった訳じゃないが…」


坂田がそう答えると、松本は自身の姉である〈異世界の神の下部〉の話を始めた。


「坂田…やっぱり俺の姉貴以外の奴も馬鹿みたいに悪い事繰り返してたんだな…」

「…お前の姉もなにかよからぬ事に手を出していたのか?」

「あぁ、アイツは…

俺の母さんと本当の姉さんを殺したんだ!」


そして、松本の口から自身の過去が綴られた。


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