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第七章 暴走族〈志熊〉 第一話

どうもこんにちは、コーヒー中毒になったかつらぎ未来人です。

カフェインを下さい

さて、今日も戦闘授業を終えて俺と坂田は同じ班のメンバーとご飯を食べながら

雑談をしている。

まぁ、雑談だからそこまで重要な話はしていないけどね?


「坂本君と坂田君、今日も相変わらず動きがレべチだったね?」

「そうかな、誰でも努力すればここまで成長出来ると思うけど?」

「そうか?お前はレベルどこまで伸びているんだ?」


同じ班の女子にそう聞かれたので俺は素直に答える事にした。


「〈ランク85〉のレベル65だよ?」

「ぶふぅぅっ!?」


その答えを聞いた女子は水を勢いよく吹き出す。


「らっ…ランク85でレベル65!?」

「バケモンじゃないか、どうやってそこまでレベルとランクを上げたの!?」

「あぁ、ハッキング初日に目が覚めてそのまま坂田とモンスターいっぱい倒したら

 ここまでランクとレベルが上がったんだ」

「そ…そうなのね…」

「でも、一つ聞きたいんだけどさ?

 『レベル』の上げ方は知ってるけど、『ランク』はどうやって上げるの?」

「それは俺が簡単に説明しよう、坂本もこのシステムを知ったのはつい最近の事だし…」


そう言うと、坂田はホワイトボードを取り出し、分かり易く表を書いて説明する。


「簡単に言うとランクもレベルも上げ方は同じだ。

 モンスターを倒して経験値を溜めるだけなんだけど、

 レベルは上がり易いんだけど、ランクは少し上げ方が面倒臭いんだ」

「…と、言うと?」

「ランクを一つ上げるにはレベルを一回カンストさせる必要がある。

 まぁ、レベルの上限値が100だから、

一つランクを上げるにはレベルをカンストまで上げる必要がある。

これを繰り返してランクを上げて行くんだ」

「……って事は、坂本はレベルカンストを85回繰り返したって事…!?」

「そうなるな、俺専用の漁り場で経験値を溜めまくったんだよ」


まぁ、レベルを上げるのははっきり言って簡単だ。

でも、ここで戦闘訓練をしてもあまり効率は高くない。

だって、俺達がここで倒している機械型のモンスターは経験値を持っていない。

まぁ、仕方ないだろう…だって、先生が作った模擬戦用の機械に過ぎないんだから。


「じゃあさ、二人がレベルアップの拠点にしているポイントに私達も連れて行ってくれないかな?」

「私もお願い!」

「うぅ~む…連れて行っても良いけど、最低でも5人は人員を確保したいな…」


そうだな、ピエール先生を連れて行った時の反省点の一つだな。

少人数で向かえば確実にゲームオーバーになる人が出て来る、

それだけレベルアップの効率が良いポイントは命の危険と隣り合わせなのだ。

俺も二人を…いいや、名前で呼んだ方が良いな。

榊原さんと岩原さんの二人をレベルアップしたい気持ちはあるが、4人で向かうのはハイリスクだし…

すると、俺達が話している所に一人の男子クラスメイトが現れる。


「一人人員が足りないんだろ、俺が最後の一人として同行するぜ?」


誰だ?俺はそう思い、声がした方を向いた。その顔には見覚えがあった。


「おぉ、松本か…」

「そう、松本菊斗【まつもときくと】だぜ?

 この町で一番の力を持つ暴走族の特攻隊長やらせてもらってる、宜しくな?」


そう、この男は少し訳アリの身だ。

見た目は普通の大人しい高校生に見えるが、夜になるとバイクで爆音を鳴らしながら町を爆走する…いわゆる暴走族だ。

なので、戦力としては充分過ぎる人材だが…


「え……暴走族の人と一緒なの…?」

「少し怖いかな…?」


まぁ、俺と坂田は秒で片付ける事は出来るが、

榊原さんと岩原さんは恐怖に怯えるよな?

そんなリアクションを見て松本はこう言葉を返す。


「安心しろ、俺は女には手を出さない。

 暴力も振るわないし、金も盗らない」


その言葉を聞いた二人は


「そ…そう…なら、一緒でも良いかな?」

「それに松本君、少しかっこいいし…ね?」

「どきゅーん!?」


良い奴なんだろうけど、岩本同様に女には弱いんだな。

と、いう訳で俺と坂田は榊原さんと岩原さんと松本を連れてレベル上げに向かう事になった。


 と、いう訳で東京からかなり離れた無人島。ここで俺達は経験値を集めに集めまくる!

……でも、「経験値共有」のスキルで補助するしかない様だ。


「きゃぁぁぁ!?」

「うわぁぁぁ!?」


榊原さんと岩原さんはモンスターから逃げ惑って居る。

まぁ、当たり前の行動と言えばその通りなのだが…

だが、松本は違った。


「遅い…まだ喧嘩が弱い俺の仲間の方が強いぞ…

 せいやぁぁっ!!」

「グギャァァ!?」

「おぉ…」


松本は初めて対峙するモンスターに一切怯える事なく果敢に立ち向かっている。

そして、俺が作った普通の剣で見事にモンスターを討ち取った!


「よし…これで良いのか、坂本?」

「あぁ、初日から理想の動きが出来るなんて…凄いな、松本!」

「いやいや、これも皆を守る為に必要な覚悟だ」

「そうか、その調子でどんどん倒していくぞ!」

「おう!」


「皆を守る」…か。

松本の様な暴走族出身の男にも守りたいものの一つや二つ、あっても何ら不思議ではないが、その為に死なないかが少し心配だ。


「坂田は倒さないのか?」

「俺はもうランクが100を超えている、これ以上強くなっても意味ないからさ?」

「強者の一言は強いな…俺等も頑張るぞ、坂本!」

「おう、とりあえずランクを一つでも上に上げよう!」


そんな訳で、

逃げ惑う榊原さんと岩原さん、

モンスターと真っ向から対峙する俺と松本、

それを監督する坂田の五人は夕方まで経験値稼ぎに努めたのだった。


 その日の帰り道、俺は松本に呼ばれ、坂田を先に帰らせて二人で話をしていた。


「坂本…今日だけでかなりレベルアップしたよな、俺達…」

「そうだな…松本も、初日にしてはキレがある動きだったよ」

「あのくらいは動けないと、暴走族の特攻隊長の名前は語れねぇぞ?

 俺は暴走族であっても、悪い男にはならないって決めたんだ。

 だから、俺の意地とプライドを守る為に、〈江熊〉のトップになるしかないんだ!」

「〈江熊〉のトップ…か…

 俺は暴走族に詳しい訳じゃないから、そこん所がよく分からんのよね?」

「まぁ、俺自身の目標に突き進んでいると思ってくれれば良いよ。

 俺は俺の目標を、坂本は坂本の目標に突き進んで行こうな?」

「あぁ、お互いに頑張ろうぜ!」


そう言って、俺と松本はグータッチをした。


 松本と別れた帰り道、俺は一人で歌いながら帰路に付いていた。

すると、そこに数人の暴走族の人間らしき者達がこちらに走り込んで来た!


「お…おい、兄ちゃん!」

「助けてくれ、俺達…殺されちまう!」

「ぜぇっ…ぜぇっ…助けて…!」

「お…おぉ…」


彼等の顔を見ればすぐに状況が最悪な事が分かった。

鼻の骨も折れているし、顔がパンパンに膨れ上がっている。

俺が彼等の傷を治そうとすると、そこに追っ手と思われる複数の男達が駆け付けて来た。


「おい、コラァ!」

「暴走族が逃げてんじゃねぇ、全員地獄行きだ、コラ?」

「ん~?君は誰だい、邪魔しないでくれよ?」


どうやら、コイツ等が彼等に怪我を与えたみたいだな?

正直な話、暴走族のトラブルに首を突っ込むのは余計なお世話だと思う。

だが、俺の良心が「助けてやれ」と言っている。

だから、何者かは知らんが、返り討ちにしてやる!


「おい、死にたくないなら俺の視界から消えろ…」


俺はスキル「強者の威圧」で加害者と思われる男達に強烈な殺気を放つ。

しかし、相手も相当な修羅場を潜り抜けて来た暴走族?なのかは分からないが、

この程度の殺気は茶飯事で受けているみたいだ。

全く怯みもしなかった。


「そんな脅し文句で俺達を諦めさせれるとでも思ったのか、あぁん?」

「丁度良い、お前も一緒に地獄行きだ!」

「この男か女か分からん見た目した『男の娘』が!」

「……!?」


おい、今、俺の容姿の事…何と言った?


「おい…ヤンキー共、俺の容姿が何だとコラァ?」

「お?何だ、俺等とやろうって言うのか?」

「なめてんじゃねーぞ、クソガキ?」

「良いだろう、お前等が全員地獄を見たい事は充分理解した。

 歯ぁ食い縛れよ、雑魚共?」


俺は軽い魔法で奴等を撤退させようとした。

右手に炎属性の魔法を付与し、奴等の腹部に一発ずつ殴り込む!


「オラオラァ?どうした、お前等の実力はそんなものか、あぁん?」

「ぐはぁぁっ!?」

「あっづぅぅぅっ!?」

「くはぁぁっ!?」


俺が暫く殴り続けると、奴等は何かを落として逃げ去って行った。


「お…覚えてろよ!」

「俺等〈志熊〉全員を敵に回したんだからな!」

「おいおい、まさかアイツ等も暴走族だったのかよ…」


さぁ、邪魔者は居なくなった。

さて、怪我をしたこの人達を治療してやらないと…

俺は怪我をした三人組の暴走族達に回復魔法を掛ける。

これは属性魔法ではなく無属性魔法というものだ。

回復魔法も無属性魔法に分類される。つまり、魔力を持たない者でも使える便利な技という事だ。


「す…スゲェ…傷が治ってる…!?」

「兄ちゃん、感謝するぜ!」

「そうだ、この人が居れば俺達の戦争に勝てるかもしれないぞ?」

「「そうだな!」」


ん?戦争?その言葉を聞いた時点で嫌な予感しかしないんだけど?

無論、俺の予想は的中する事になる。


「兄ちゃん、暫くの間だけで良いから俺達〈江熊〉の味方になってくれ!」

「お願いだ、焼き肉でも寿司でも何でも驕るから!」

「この通りだ、頼む!」

「えぇ~っと…」


暴走族同士の抗争?…に巻き込まれようとしてるのかな、俺は?

本心なら断りたい所だが、彼等のビー玉の様に澄んだ目で見られては断る事等出来ない。

仕方ない、渡りに船だ。


「良いですよ、俺なんかで良ければ…」

「本当か!?感謝するぜ、兄ちゃん!」

「じゃあ、早速〈江熊〉の皆に紹介するぜ!」


そう言うと、俺は暴走族の男達に手を引かれ、仲間の元へ連れて行かれたのだった。


皆さんお久し振りです、かつらぎ未来人です!

いやぁ~…ここで話すのも久々ですね。

ですが、最近はストレスの根源だった職場を辞めたので

ネタがありません、なので暫くは軽い挨拶しか書けません、すまぬ。

ではでは、最後にブックマーク、評価、いいね、コメントお待ちしてます!

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