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今から公園にいる最強転生勇者殺しまーすwwww  作者: なろう系主人公かなーやっぱりww 自分は思わないんだけど周りになろう勇者に似てるってよく言われるwww こないだ陽キャに絡まれた時も気が付いたら意識無くて周りに人が誰もいなくて俺が倒れてたしなww
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沢山の最強勇者達がいる?逆に考えるんだ最強勇者をやっちゃえばそいつが最強と

2019年7月上旬

名前はサトウ シオ

今は定職につかずに日雇いのバイトや短期のバイトをしながら自由気ままな生活を送っている。

もっぱら昼は図書館で借りた本をカフェで読んだり公園のベンチに寝そべって読んだりしている。

そんなある日ぶらりと立ち寄ったコンビニで事件は起こった。


(今更世間は闇営業なんかで話が盛り上がってんのか、前々から闇営業なんぞあっただろうに、どうせ上級国民様の話を隠す為に…)

そんな事を考えつつファ〇マに入る。

お馴染みの音楽と共に1台の普通車が突っ込んできた。

「え?」

ガラスの割れる音や激しい衝突音とほぼ同時に強い衝撃があり麺類のコーナーへ叩きつけられた。

背中を強打し息ができない、肋が折れたか、考えがまとまらない、力が入らず倒れかけたその時

アクセル全開の赤い普通車が「まだだ、まだ終わらんよ!」とそのまま正面から突撃

上半身を潰され、肺に刺さった肋骨、声にならない声が漏れ、それでもアクセルは押されたままだ。

周りから悲鳴が上がる、止まれと呼びかける誰か、窓を叩かれても運転手は止まらない。

その時

「あぁ…上級国民の叔父ちゃんじゃないか…結局即釈放だろうな…ハハ、税金返せ」


そしてシオの第1の人生が幕を閉じた。


…そして目が覚めると教会にいた。

頭が回らない中、辺りを見渡すと大勢の男達が驚いたり、喜んだり、話たりしている。

「転生は修行上信じてなかったんだが…」

信じていた宗教を否定されたその時、正面で立っていた神父らしき男が叫んだ。

「さぁ選ばれし100人の勇者達よ!その不運な人生をこの世で取り返すのです!」


誰かが叫んだ

「夢にまで見た異世界転生じゃねぇか!」

誰かが言った

「俺が…勇者…くそぉ嬉しい…夢が叶ったんだ…」


馬鹿らしい…そもそも勇者と言えば努力の上にあるものだ。

初めから勇者が決まっているゲームがあるか?

あの有名ゲームらただの少年からだったり羽なし天使だったり、一般人からだったりとそれからレベリングして装備を整えて職業を変えたり呪文を覚えたりしてようやく勇者だ。

それをまぁ…この初期職業「勇者」ってなんだよ、レベルがまだ1なだけ良いけど…前世よりクソゲーじゃないか…

どっかの兄妹が言ってたな「クソゲーがついにバグった」とか

その通りじゃねぇかよ…要らないよ前世満足してたから…

ゲームとか娯楽の1つだろ…なんで人生かけんだよ馬鹿かよ…そんな好きじゃないし…


そんな嘆きを漏らすようなやつはおらずみんなそれぞれこれからの人生を嬉嬉として受け入れていた。


それから数日間シオは前世のように図書館へ通い、軽い筋トレを続け、簡単な店の手伝いをしつつ過ごした。

周りからは他の勇者達と違うダメ勇者としてだが一般人と大差ない生活を送れていた。

1人だけ勇者の癖に人々を守ろうとせずグーたらしてると言われたが、100人も居れば世界は救われるだろうと無視しておいた。


だがまぁ問題は起きた。

まずそもそも勇者達の前世は毎日会社で時間を潰しアニメとネット小説に明け暮れたり、ソシャゲに何十万溶かし一喜一憂したり、学校の休み時間1人で本を読み、滅多に話しかけられもしないような奴らばかりだ。

そんな奴らが99人突然来たら?

税金はどれだけだとか、家はどこにすればいいのか、お金の単位は、住民票は、国籍、パスポート、冒険者登録書、この国の文化、見なり、扱い、食事に至るまで全てが突然の出来事だ。

海外に旅行に言ったらまず言語にこまり、通貨の違いに困り、水は飲んでいいかなど、当たり前に困る出来事なのだが引きこもりの勇者達は気づけないのだ。


簡単な話、住民票、国籍の登録、冒険者登録書は全部役場で取れる、まぁ酒場で登録する世界もあったけど。

文化も身なりも食事も我慢して居れば慣れてくるものだ、つまり郷に入れば郷に従えだ。

日本の環境に慣れたほとんどの奴らは1ヶ月以上グダグダと準備に追われていた。

だが流石の行動力か1ヶ月が経てばそれぞれ勇者達は勇者らしく過ごし始めた。

まず勇者のスキル内容が

・一般人より貰える経験値が多い(2倍)

・初期ステータスが一般人のほぼ2倍

・特殊スキルを必ず3つ開花する

だ。

うんチート、略してうんチ

「ハイクソー」ポイッ

しかも特殊スキルも本を読んだ感じチート性能たっぷりだ。

覚えている限りだと

流星爆発(スターダストノヴァ)

小さな山なら一撃で消し飛ばせる

バズーカ?戦車かな?撃ったら衝撃で自分死ぬよね?

とか

空気炸裂(エアスラッシュ)

ソニックブームで敵を切り裂く

手からでんの?金髪?しゃがみで待つの?

しかも威力は草原に一直線の道を作るとか

波動拳の方があってんじゃね?

とか

うんチだな。


まぁそんなことは置いておいて

まさに平凡な生活と言えるシオの毎日にある変化が起きた。

それはいつもの様に本を読んでいると

勇者達は奴隷の使い方を知らない!?という見出しで始まる雑誌のようなものを見つけたのだ。

戦争で負けた女性奴隷を買い前線で戦わせ、夜は抱くという鬼畜を行っているらしい。

それもそうだ、そもそも勇者が戦うべきであって本来奴隷とは家で家事をしたりするものだろ、意味がわからん、女性の戦闘力は勇者と同等と思っているのだろうか。

喜んで前線にたつ女性の奴隷が居るのだろうか。

そもそもだ、日本で奴隷なぞ居なかっただろ、それを助けてやるのではなく自分の隷属として扱う…

うーん鬼畜以外の何者でもない気がする。


ふと、街を見ると「これ俺のペット」とか言って公然で奴隷にセクハラをしたり、剣の値段は鉄鉱石の値段と同じだろともめていたり、勇者だからと店主に値引きをさせようと警備隊を呼ばれたりと迷惑行為が横行していた。


「…勇者ってこんなんだっけ?」

さてさてこれからシオはどう勇者達を殺すのでしょーか。

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