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クラス丸ごと異世界召喚~無人島から始まる異世界冒険譚~  作者: 久遠
第二章・魔王国編

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44・意外な奴らが厄介みたいです

ブックマークや評価してくださった方々に感謝ですm(__)m

俺達が初依頼に浮かれてはっちゃけ過ぎ、不必要に血の雨を降らせた結果、その俺達が血塗れになってエライ目にあったあの日から数えて、大体一周と少しが経った。

俺達は、どうやらあの日の大暴れによって、結構な過大評価をされたらしく、次の日に受けた依頼(討伐系、対象は忘れた)を完遂し、その討伐証明部位を持ち帰ってカウンターに提出した際に、一緒にランクを打刻してあった方のタグも提出するように促され、言われるがままに渡したら、それまで木製だったタグが銅製になって帰って来たのだった。


最初の方のランク上昇には、試験も何もないとは聞いていたけど、こうもあっさりと言うか、呆気なく上がるものなのかね?と不思議そうに三人で変更されたタグを眺めていたのだが、一緒に居たアストさんから


『流石はタカナシ殿方ですね。普通はどんなに実力のある方でも、昇級するのに一周は掛かるのですが、それをたったの二日で上がってしまうとは、私も見習わなければなりませんね』


とのお褒め?の言葉を頂いて、ようやく『やらかした』実感が沸いたと言うか、そんな感じで少々頭を抱えたくなったり、でも褒められもしたので多少テンションが上がったりと、我ながら情緒不安定で変な状態になりかけたが、まぁ、やっちまったモンはしゃあ無いか、の精神で気にしない方針を固め、それ以来はある程度他人から見られた場合の事を考慮して依頼をこなして現在に至る訳である。


なお、冒頭や途中で出てきた『一周』と言うのは、この世界での暦の区切りの一つである。

この世界を構成している要素である(と言われているらしい)光・闇・火・水・土・風の六要素からとられており、光から始まって火→水→土→風と移って闇に移行し、また光から始まる『曜日』の様なモノであり、それを一回りする事を『一周』と呼んでいるのだとか。

まぁ、要するに、曜日の呼び方が変わって、カウントが七日から六日に変わった一週間だと思って貰えれば、多少は分かりやすいのではないだろうか?

……そうでもないか?



まぁ、そんなわけで、一周と少し前に『木製(F)』から『銅製(E)』にランクアップした俺達は、今日も今日とて冒険者ギルドの入り口を潜り、張り出される依頼をこなす事に精を出すのであった。




******




アストさんから紹介され、現在では俺達の定宿にもなっている『踊る一角獣亭』で朝食を頂いてから、今日も依頼を受ける為にギルドへと四人と一頭で移動する。


「では、今日は如何なされるご予定でしょうか?タカナシ殿?」


「そうですね。昨日依頼を終えた報告に行った際に、あと2~3もパーティーで依頼をこなせば、また昇級されるハズだ、とのお話をカウンターの人から聞いたので、ここは手間の短縮のために、三人でバラけて依頼を受けてみようかと」


「……幸いにも、この周辺にはもう慣れている。余程の事が起きない限り、俺達がどうこうなることは無いハズだ。それに、たまには単独行動も悪くは無いだろう」


「そうそう~。それに~、そっちの方が効率的ってのもそうだけど~、そうやって動いていた方が~、僕達の事が気に食わない連中も~、活発に動き出すんじゃないかなぁ~?そっちの方が~、潰しやすくて良いんじゃないの~?」


そう、実は、俺達がああもあっさりと昇級してしまった事に対して、少なくない反対意見と言うか、いちゃもんと言うか、クレームと言うか、とにかくその手の類いのモノが発生しており、俺達に対しても、少なくない量の嫌がらせの類いが発生してもいる。


それに対しての対応として、一応はギルドの方にも相談しているのだが、ギルドとしても、組織として活動している以上、俺達を保護する、と言った様な対応をする事は、ある種の『肩入れ』とも取られかねないので、実質的に不可能らしいのだが、その代わりに何かしらの被害が出た場合には、実力による制裁を加える事が『冒険者ギルド』としてのルールで定まっているので、死なない程度に手加減してくれれば、後はギルドの方で上手いこと調整して、犯罪等には問われない様にしてくれるのだとか。


まぁ、そんな対応をしてくれているのは、俺達の紹介状を書いた事で、実質的に俺達の後ろ楯ってことになっているのがアレ(魔王)だから、ってことも有るのだろうけど。


そんな訳で、俺達は、俺達を狙ってその手の嫌がらせの類いを仕掛けて来ている輩共を、纏めて始末してしまうべく、俺達へと直接的に手を出しやすい状況をわざと作り出してやり、自分たちを囮として使う事で、影でコソコソするしかない臆病者共を纏めて表に引きずり出して殲滅してしまおう、との作戦(少々脳筋気味ではあるが)を立て、その為に一人ずつバラバラに依頼を受けようとしているのである。

……まぁ、どうせ、こっちから一人になってやった処で、俺達をどうこう出来る訳が無いのは分かりきっているのだから、鬱陶しい奴らを叩き潰すそのついでに、更なる昇級に繋がる様に、依頼を完遂した実績を積んでしまおう、って目論みが有ることは否定しないけれどもね?


そんな思惑も含みつつ、生活費+αでお小遣いの類いを稼ぐ為にギルドの入り口を潜り抜け、まだ少ないながらもそこそこ仲の良くなった同業者に挨拶しながら、それぞれで受けるべき依頼を選ぶ為に、俺達が『直接』掲示板の前へと移動する。


……何?『お前らが行った処で読めるのか』?


実は、大丈夫に『なって』いたりするんだなぁ、これが。


何を隠そう俺達は、必死の努力の結果として、本の数日前に、簡単な文章であれば、との条件が付くものの、この世界の……と言うよりも、この『魔王国メレゲトン』で使用されている文字を読める様になっているのである!!


……『流石に少し早すぎないか』?


……うん、まぁ、否定は出来ないとは思うけど、でも、過去に受けさせられた修行(と言う名目の拷問)では、言葉は通じない、文字もよくわからない、何が食えるのか、どんな水なら安全なのかすら解らない様な土地に、何も持たされずに放り出される、何て事を何回もやられているので、脳が勝手に解析して覚えだしてしまう『癖』がついているらしく、簡単な文章であれば、そこまで時間を掛けなくても読める様にはなってくれるのである。


いやぁ、今みたいに『言葉は通じる』みたいな環境じゃあ無かったから、マジで死ぬかと思った事が何回もあったなぁ……。

その時の地獄の体験と比べれば、今みたいな天国の様な環境下で覚えるだけなら簡単簡単!

……おっと、修行の時の事を思い出していたら、喉の奥が鉄臭くなって来たみたいだ。何でだろうかね?


そんなことを考えつつ、過去の修行(トラウマ)を思い出した為に軽く吐血しながらも、他の二人と同じく掲示板に張り出されている依頼書を眺めるが、今日こそは有るかと期待していた依頼は、今日も昨日までと同じ様に見付からず、些かガッカリとしながらも適当な依頼書を一枚剥ぎ取り、リンドヴルムを置いて確保しておいた席へと足を向ける。


『何じゃ、主殿よ。また探しておった依頼が無かったのかのぅ?』


「……おぅ、今日も空振りだったよ。もっとも、これだけ探して無いんだったら、そもそもこの辺りには居ないのか、そもそも存在しないのか、のどっちかって可能性が高くなって来たかもなぁ……。まさか、こっちでは雑魚じゃあ無いってオチは無いだろうし、やっぱり居ないのかねぇ?『スライム』に『スケルトン』って」


そう、俺達が探していたのは、この手のファンタジーモノでは定番の魔物であり、元の地球世界では十人に聞けば十人共に答える……かは定かではないが、それでも高確率で『雑魚』だとか『初期の定番』だと答えるであろう魔物である、『スライム』と『スケルトン』を対象としている依頼なのである。


別段、何が欲しくて探している訳ではないのだが、それでもこの手のファンタジーではお決まりの相手故に、一度は見てみたいと思っているし、そのついでに依頼も受けられれば言うこと無いのではないだろうか?と言った感じで俺達の中で意見が纏まり、その上で俺達がある程度ではあれども、自力で文字を読み取れる様になった段階で依頼が張り出されていないか、と探していた訳である。


……もっとも、それから数日掛けて毎日探してはいるものの、未だにお目に掛かれてはいないのだけれどもね?


やっぱりアレか?

俺達としては、ゲームやら何やらの印象が原因で、名称が『スライム』だとか『スケルトン』だとかに固定されているけれど、そもそもこの世界での名称が全く違ったりするパターンなのかね?

それとも、俺達の頭の中では『魔物』としての認識になっているけど、この世界では知的生命体の一種として認識されており、既に良き隣人としての地位を確立させている為に、それらを討伐する様な依頼が無いってオチか?

はたまた、そもそも依頼するほどのモノではなく、見掛けたら即座に『プチッ!』っと殺って置けば大丈夫♪程度の雑魚中の雑魚で、依頼が無いのか、もしくはそもそも存在しないのか、って処かねぇ……?


そんな風に頭を悩ませていると、俺が見ていた(銅級(Eランク))のとは別の掲示板を見に行っていた二人が合流するが、その表情と仕草からは、やはり戦果は無しの丸坊主であった事が伺える。


「よぅ、そっちはどうだった……って、聞くまでも無い、か。やっぱり、こっちには居ないのかねぇ?

それと、お前さんらは何を受ける気だ?俺はコレ、『ミラージュフォックスの捕獲』ってのを受けてみようかと思ってる」


「……うむ。ここまで探して無いとなると、本格的に無いと見るべき、か……。

依頼であれば、俺はこの『精霊樫の伐採』とやらを受けてみようかと思う。中々報酬も良いからな」


「でも~、もしかしたら~、こっちの世界では~、両方共単純に『強い』から~、低ランクの方には張り出して無いってだけかもよ~?現に~、あの迷宮で遭遇した『小鬼(ゴブリン)』は~、それなりに強かったでしょ~?

依頼の方は~、この『ヒュージボアの討伐』って言うのをやってみようかと思ってるんだ~」


……フム?

……言われて思い返してみれば、確かに、あの迷宮で出てきた『小鬼(ゴブリン)』共は、一体一体の強さとしてはソコソコ程度、それこそ、当時の女性陣でも油断しなければ一人でも勝てた程度の強さでしかなかったが、常に複数体で出て来ては、明らかに連携を意識した動き等を見せてきたりしており、総合的な評価を付けるとすると、結果としては『それなりに強かった』と言う評価を付けることになるだろう。


その例が有る以上は、もしかしたら強力な魔物として認識されている為に、高いランクの掲示板にしか張り出されていない、って可能性が浮上してくるって事なのだろうか?


……んなアホな、とは思いつつも、取り敢えずで見に行った高ランク向けの掲示板で、それぞれ『粘性体(スライム)』を『銀級(Bランク)』用の処で、『屍骨人(スケルトン)』は『金級(Aランク)』用の掲示板で発見し、自らの知識や常識とのギャップに少なくないショックを受け、取り置きしておいた席で三人ともに沈んでいると、何事か!?と心配したアストさんが駆け寄って来てくれた為に、事実を説明しておく。


「ーーーって事が有りましてね……」


「……成る程。しかし、ある意味今知れたのは幸運だったかも知れませんよ?何せ、今挙げられた二種類は、かなり厄介な相手として冒険者の間では有名ですからね?

粘性体(スライム)』の方は、基本的に『物理無効』の『技能』を持っているので、物理的な攻撃では倒せませんし、近付かれると、その酸性の体液で装備諸ともに溶かされる事に成りかねません。おまけに、少しの環境変化であっという間に突然変異を起こしてしまいますから、どんな個体なのかを把握するのが難しいのです。

屍骨人(スケルトン)』の方は、特殊な環境下で亡くなられた人の亡骸が変異したアンデッドなのですが、その元になった人の『技能』だとか能力の類いを再現出来るので、かなり厄介な魔物として認識されています。何せ、『屍骨人(スケルトン)』が発生しうる環境下、と言うのが、中々に過酷な環境下だと言う事が分かっているのですが、そんなところにいける様な人材は、基本的に強大な力を持っている様な方ばかりなので、強力な個体が多いのが現実です。もちろん、完全に故人を再現出来る訳ではないので、ある程度は戦闘力も落ちるのですが、それでも『ある程度』しか落ちてはくれないので、場合にはよりますが、『屍骨人(スケルトン)』が一体発生しただけで、下手をすれば国が半壊する可能性も有りますからね?

おまけに、弱点である頭部を完全に破壊するか、もしくは胸骨の奥に在る魔核を砕くかする以外は、基本的に粉々になるまで粉砕しないと、時間経過で損傷箇所を修復してしまいますし、そもそも肉が無いので刃による斬撃もあまり効き目がないので、鈍器によって攻撃するしかない、と言った具合に、厄介な処しか見付からない様な魔物です。


なのでタカナシ殿方は、可能な限りお助けはしますが、『屍骨人(スケルトン)』が発生しうる環境下でだけは(・・・)、お亡くなりになるのは回避する様にお願いします。冗談抜きに、です」


最後の一言には、少々突っ込みを入れたくもなったが、それでも納得の行く説明を受けられた俺達は、『じゃあ『小鬼(ゴブリン)』はどうなんだろうか?』なんて事を考えながらも、目的は果たす為にギルドの入り口を潜り抜け、それぞれ付けられているのを分かった上で適当な処で分散し、それぞれの依頼を果たすべく移動するのであった。





******





「ギィッ!グェッ!……も、もうやべで……」


「はい、嫌で~す!」


そう、命乞いをしている最後(・・)の男相手に、それまでへし折り続けていた手足の指から手を離して、返事をしながらその顎を蹴りあげてやる。


言わずとも分かるとは思うが、この俺によって拷問されている男とその仲間たち(約十名)が、今回俺への嫌がらせ兼追い剥ぎとして追跡してきた連中の成れの果てである。


この阿呆共は、俺達が同じ森の中とは言え、直ぐには合流できない程度に離れたとみると、俺が依頼の『ミラージュフォックス』を捕獲し終えたのと同時に襲い掛かって来たのである。


大方、俺達相手でも、一人だけなら余裕で勝てるだろうし、ついでに依頼で取りに来た素材の類いを得てから囲めば、俺の身ぐるみだけでなく素材もロハで手に入るし、目障りな新人もボコれてラッキー!とでも思っていたのであろう。

実際に、返り討ちにする際の会話だとか、こうして痛め付けている途中の発言だとかで、その様なニュアンスの事を話していたからね。


そんな程度の雑魚共にどうこうされてやるつもりはかけらも無かったので、こうして叩きのめして拷問しているのだが、似たような状態になっているハズのタツとレオの方はどうなっているのかねぇ?

あいつら、意外と手加減が苦手だから、皆殺しにしてないと良いんだけど。

ある程度以上に痛め付けた上でわざと殺さず、生きて戻って俺達がやったことを拡散してもらうのが、今回の作戦の要なんだから、そこの点を忘れて貰っちゃうと困るんだけどなぁ……?


そんな心配をしながらも、俺の手は滞りなく作業(拷問)を行い続ける。


ある程度まで痛め付けと、予め練習も兼ねて作っておいた『回復薬(ポーション)』を取り出して頭からぶちまけてやり、表面上の傷が治った段階で再度拷問を繰り返して行く。



……全く、こんな姿は、やっぱり女性陣には見せられないよなぁ……。



そんなことを思いながらも、同じ手順を数回も繰り返してやると、いい感じに精神が崩壊しかけ、目からも光が失われた状態のクズ共が出来上がる。


……やれやれ、自分達が誰かから奪おうとしていたのだから、その逆に自分達が奪われるかも知れないって事を、予め予測する位はしておいて欲しかったモンだが、こいつら程度にそれは高望みが過ぎるかねぇ……?


そんな風に蔑みながらも、こいつらのお陰でこれからは多少はやり易くなるハズ、と思い込むことでどうにかモチベーションを高めてから口を開く。


「はい、皆さんお疲れ様でした~。『今回』はコレにて終了、全員帰って頂いても構いませんよ~?」


そう言ってやると、それまで俯いていたクズ共が全員顔を上げ、ある程度割合に差はあれども、全員が全員揃って『安堵』や『希望』、そして『侮り』の色を浮かべた表情をしている。


まぁ、それもそうなのだろう。

何せ、基本的にこんな状況になれば、拷問の後は殺すだけなのに、わざわざ生かして帰してやると言っているのである。


それは即ち、相手(この場合は俺)が『殺しは嫌だ』とか抜かしている『甘チャン』だ、と言う事に繋がるのである。


そうなれば、今は土下座でも何でもして、取り敢えず生きて帰れれば、後は人質を取るなり、数で囲むなりなんなりで幾らでもやり返せる、とか思ってくれちゃってるんだろうなぁ。


そんな希望的観測を粉砕するべく、俺に対する『侮り』の色を濃くしてきたクズ共に、追加の爆弾を放り込み、一気に顔色を悪くさせてやる。



「はい、では、数日後に(・・・・)また(・・)お会い(・・・)しましょう(・・・・・)!その時には、今回よりも一段階上の拷問を体験して頂く事に成りますから、お楽しみに!当然、俺が会いに行くまでに、奇襲や夜襲、人質等の行動によって俺達に反抗したり、物理的に俺達を排除しようとすると、俺が出向いた際に受ける拷問が更にもう一段階上になるだけでなく、貴殿方の恋人、家族、友人なんかもターゲットとして一緒に『楽しんで』頂く事に成りますので、あまりオススメはしませんよ?

当然、出来る・出来ない、で言えば余裕で出来ますが、今は面倒だからしないでおいて『上げている』だけと言う事を、お忘れなく。

……ああ、そうだ。

もし、万が一にも、今まであった様な嫌がらせの類いが、綺麗に無くなったりした場合は、『もしかしたら』俺も気分が良くなって、貴殿方の事をきれいさっぱり『忘れて』しまうかも知れませんが、まぁ、これは貴殿方次第と言ったところでしょうかねぇ?

では、皆さん、もう帰って頂いて結構ですよ?」



そう言って、最後に『ニッコリ』と笑いかけてやると、まるで蜘蛛の子を散らすような勢いで飛び上がり、必死の形相でクラニアム目掛けて走り出すクズ共。


その様を見て、一頻り笑い転げた後、捕まえた『ミラージュフォックス』を入れておいた檻を片手に森の中を移動する。


……このモフモフな狐ちゃん達を差し出すのは、些か心に来るモノがあるが、依頼なのでは仕方がない。

せめて、『捕獲』と依頼されている以上は、何かしらの理由で生きた状態で欲していたハズだろうから、酷い扱いを受けないでくれると嬉しいのだけどなぁ……なんて思いながら森を進んでいると、いつぞや聞いた覚えの有る鳴き声と、それ以外の弱々しい声が俺の耳に届いて来た。


……いやいや、まさか、ねぇ……。


そんなことを思いつつも気になった俺は、それらの発生源へと静かに近付いて行ったのだが、そこで目にしたモノは……。

さて、主人公が目にしたモノとは一体……?




予定の通りに能力紹介


阿谷・重量軽減……自身に掛かる重量を軽くする能力。彼女が超重武装をしながらも、まるで制限が無い様に振る舞えたのは、これのお陰。

あくまで『自身に掛かる重量』を軽減する能力なので、それそのものの重量が軽くなる訳でも、そのものの質量が失われる訳でもないので、仮に同じ鉄骨の両端を別の人間と持ったとしても、彼女の側しか持ち上がらないだろうし、そうやって持ち上げた鉄骨を振り回せば、周囲にとっては重量も質量も変わらないままなので、大災害に匹敵するだけの被害が出ること間違いないが、本人は無意識的に能力を使用しているので、それを出来る自覚が無い。


※次回は久地縄の能力解説……の予定です


面白い、かも?と思っていただけたのでしたら、ブックマークや評価、感想等いただけると大変有難いですm(__)m


一応、年内にもう一話アップする予定ですが、もし万が一、何かの手違いでランキングに載ったりしたら、テンションが爆上げして、意地と根性で更にもう一話上げる……かも?

……いや、無いか。うん。無い無い(笑)

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新作始めてみました 『血塗れの殺し合いはもうお腹いっぱいだったので、テンプレ展開を期待して追放される為にわざと非戦闘系スキルばかり選んだら、何故か戦闘系スキルの連中を差し置いて『救世主』扱いされる様になりました』 珍しく戦闘少なめなコメディよりの作品になってます ……なってるハズです 良かったら読んでみて下さいm(_ _)m
― 新着の感想 ―
[一言] 「スライムとスケルトンですか?魔族ですけど…」魔物で良かった? 「サキュバスの討伐部位は…」 「サキュバスは魔族…その個体は私が締めて埋めておきますから♪」
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