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5 秀明目線

本編カップルは前話で完結です

ここから二話はざまあです。


幸せな気分で終わりたい方はバック推奨です!

どうしてこうなった。


俺はどこで間違えたんだ。



ーーーーーーー


純子に婚約破棄を告げた翌週、両親にも伝えた。会社の上司にも伝えたところ、苦言を呈され社内での批判が高まったからだ。こんな中では仕事がしにくい。だから両親を頼ろうと思った。だが返事は否。


「あんたがそんな非常識なことすると思わなかった。純子さんにどんだけ謝っても謝り足りないわ。あなた達には会いません。」


両親は姉夫婦とスーパーを経営している。だから会社を辞め、そこで雇ってもらおうと思ったのだがきっぱり断られてしまった。なぜだ。純子のせいか?いつの間にそんなに仲良くなっていたんだ。



乗子は社内に居場所がなくなり、俺に言わずに勝手に会社を辞めてきた。

「だってどうせこの子産む時には辞めるんだし?」


俺1人で耐えろと言うのか!?


「なら今の会社辞めて転職すればいいじゃない。秀明さん課長なんだしいいとこ転職できるんじゃなーい?」


ああ確かに。俺ならいいところに転職できるだろう。乗子の言う通りだ。あんな会社辞めてやる。


ーーーーーーー


どうしてだ。半年経っても何故か就職が決まらない。

くたくたになって帰ってくる毎日。


なのにこのカードの明細はなんだ?50万!?


「だってもらってた現金少ないし、ちょっと私の買物するのにカード借りただけよー」


ふざけんな。



ついこの間、純子に慰謝料払わされたのを知っているだろう?あの時もお前は全く金を出さなかったじゃないか。あの、俺の気持ちに寄り添ってくれた乗子はどこにいった?



ーーーーーーー



ようやく決まった就職先は、歩合制のいわゆるブラック企業だった。

それでも働かなければ。お腹の大きくなった乗子はストレス発散のために買物をしまくる。買物中毒だ。家には俺名義のカードの督促状がたくさん。



子どもが産まれたら離婚しよう。

そして両親に頭を下げて子どもを預かってもらおう。


こんな女に任せていてはダメだ。


目が覚めた。この女は最低だ。


俺のことを金ヅルとしか思ってない。


ああ。なんでこんな女がいいと思ったんだ。


純子に会いたい。

秀明は知りませんが、秀明の両親と純子ちゃんは会計士の資格を持ってるって聞いて意気投合しています。


純子ちゃんの可愛い人柄も気に入られてますしね。


だから首を長〜くして待たれていた嫁でした。


経営者には会計士が身内にいるって嬉しいんですよね。

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