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キミの隣でずっと見ている  作者: ぱんだくん(過去に書いたもの)
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side B


直紀はすごいと思う。中学生のときに作った未来マップを本気で自分の目標にして、それを全部その通りに実現してきた。―-高二で応募したコンクールで入選して本になって細々と、本当にすこしずつだけど収入がはいっていたのもそうだ。私は、あんなものお遊び程度のものとしか考えていなかったので適当に書いて先生からかえってきたら家のゴミ箱に速攻捨てた。多分、だいたいの人がそうだと思う。

そして、直樹は今二十三歳。みらいマップでは二十五歳でコンクールに応募した小説で大賞をとり、それからずっと書いて食っていけるようになると書いてある。前に一度、それなら二十五歳になってからでもいいじゃないか、と直紀に言ったことがあるが、直樹は積み重ねが大事なんだという。

「コンクールに何度も応募して、落ちて。そしたら自分が書いたもののどこが悪かったのか見直すだろう?そして、また書くんだ。今度はこれよりもっと良くしようってね。それの繰り返し」

ま、そのたびに佳奈に慰めてもらっているようじゃ、まだまだなんだろうけどね。と笑って。

くりかえすようだけど、直樹は本当にすごいと思う。別に、コンクールに落ちるたびに幼馴染の女に慰めてもらってもいいじゃないか、そのあとちゃんと立ち直れるんだったらそれはかっこいいと私は思う。

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