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「おら、着いたぞ! さっさと降りろ!」
交差点の中央で三台のトラックを停め、荷台のドアを次々に開く。
荷台には完全武装の兵士たち──426の若衆の中から、軍歴のあるものを中心に、葉自ら選別し、編制・訓練を施した男たちだ。人民解放軍の退役軍人だけでなく、人民武装警察でデモ隊の鎮圧や反体制活動家の摘発に従事していた者もいる。今夜のような市街地戦闘には打ってつけだ。
外のバイクの連中と違って、余計な無駄口ひとつ叩かず、男たちは整然と荷台から降りてゆく。
満足げにそれを眺めていた葉は、不意に得体の知れない違和感を覚えた。
バイクの数が少ない……。
先ほどの検問突破時にやられたのか。だが、元からそのつもりの連中で、損害は織り込み済み──いや、まずい!
「周囲を警戒しろ! 降車が完了するまで、警戒を緩めるな!」
だが、遅すぎた。
視界の片隅に、建物の隙間からRPGを肩に担いで発射態勢にある兵士の姿が映り込む。
「貸せ!」
傍らのバイク兵から自動小銃を奪うが、間に合わなかった。
発射されたRPGの弾頭が、まっすぐに一台のトラックの荷台へと吸い込まれてゆく。
装甲と言えるほどの厚みもない薄い金属壁をあっさりとぶち抜き、荷台内部に飛び込んだ弾頭が起爆。後部荷台が爆風と熱で膨らみ、炎に包まれる。中にはまだ一〇人近い兵士が残っていたはずだ。あれではひとりも助かるまい。
「そこだ、撃て!」
吠える葉の指示に従い、先に降車していた兵士たちやバイク兵が一斉に発砲する。だが、RPGを撃った兵士はさっさと路地の奥に引っ込んでしまい、仇は討てなかった。
「クソが!」
荒々しく吐き捨てる。
車輌で高速に移動し、兵士を戦場に投入する機動歩兵の最大の弱点は、戦場での降車の瞬間だ。降車の間は身動きが取れないから、敵の攻撃にも無防備にならざる得ない。中古の二トン・トラックとはいえ、兵士を乗せてやってることが同じなら、葉の兵隊も立派な機動歩兵だ。当然、同じ弱みを持つことになる。
それを避けるために、バイク部隊に降車時にトラックの周囲を守らせるつもりだった。要は降車の間だけ、敵の攻撃から気を逸らせればいいのだ。別に精鋭である必要はない。
それが、先の検問突破で思いの外、損耗してしまったことで、敵に隙を衝かれてしまった。
指揮官である葉のミスだ。
「俺もヤキが廻ったか……」
小さく呻きつつ、しかし葉はすぐに頭を切り替えた。戦場で死んだ味方の損害に拘る奴は、長生きできない。ましてやそれが指揮官ならば、なおのことだ。
一〇年のブランクで鈍った指揮の勘も、戦っている内にすぐに取り戻せるだろう。
葉は陳に訊ねた。
「何人、生き残った?」
「ご、五○人くらい……」
陳がどもりながら応える。見かけと喋りで誤解されがちだが、本来、頭と勘は悪くない男なのだ。事実、この混乱の中で、ちゃんと兵の頭数を押さえている。
「上等だ。それだけ生き残ってれば、戦争やるには充分ってもんだ」
そう言って嘯き、自動小銃を持った腕を突き上げた。
「野郎ども! お楽しみの戦争だ! 今夜は気が済むまで、殺して、殺して、ぶっ殺しまくれ!」
「殺っ!」
兵士たちもまた、銃を空に突き上げて唱和した。
「一台喰うのがやっとか……。まぁ、贅沢を言っても始まらんが」
まだ燃え続けるトラックの映像を睨みながら、浅田がひとりごちる。
手元のタブレット端末には、つい先ほど映像を入手したばかりの敵の指揮官──葉春烈のプロフィールが既に表示されている。人民解放軍の現役士官だった頃には、ムスリム相手の都市型戦闘の専門家だったとあるが、一〇年間、現場を離れている間の軍事知識のアップデートはあまりされていなかったようだ。
二〇一一年に始まったシリア紛争以来、都市部での戦闘で行われる機動歩兵の降車は、建物内部に車輌を突っ込んでそこで行うようになっていた。遮蔽物の多い市街地では周囲の監視が行き届かず、思いもかけない至近距離から対装甲火器で襲われて、降車を完了する前に車輌ごと分隊が壊滅するケースが多発したからだ。最初から建物内に車輌を突っ込んでそこで降車する方が、場所も選ばずに済む分、待ち伏せにも遭いづらい。
この一〇年、裏社会で殺し屋や用心棒をして生きてきた男に、そうした専門知識の適切なアップデートを期待するのは、荷が勝ち過ぎかもしれないが。
だが、まあいい。
ここから先は、住宅街の路地に誘い込んで遅滞戦術を仕掛ければいい。
何十人の兵士を連れてこようと、どうせ狭い路地に展開できる人数には限りがある。一度に相対する敵の人数が限られているなら、こちらが少ない人数でも対処のしようはいくらでもある。
それより今の内に、さっさと呉の身柄を押さえてしまわなくては。
しかし──
引っかかる点があった。
〈14K〉の兵士たちは、迷うことなくまっすぐに自分たちの元に来た──いや、呉の元へ、というべきか。警察でさえ、いまだに様子見を決め込んでいるというのに。
何故、この場所が判った?
『原因が判りました』
結城が苦い口調で言った。
「何の話だ?」
『さっきの中国マフィアの兵隊の件です。何で彼らがまっすぐにここに来たのか』
「何でなんですか?」
『このサイトを見てください』
結城の指定するURLを武藤の携帯で開くと、いきなり呉の顔写真が出てきた。斜め上から撮影した、憔悴しきった表情。東亜グローバルビジネスの紹介と、呉が何千億もの資金を管理する経理システムの鍵を握っていることへの簡潔な説明もある。更には、ご丁寧にも「WANTED!! 2,000億円 DEAD OR ALIVE!」などとキャプションまでついていた。
「なんだこりゃ?」
『と言いますかですねぇ……そもそも、その写真がいつ撮られたかという話で──』
「あっ!」
後部座席から身を乗り出して武藤の携帯の画面を覗きこんでいた由加里と呉が、声を上げる。
「俺の写真じゃないか、これ……!」
「この写真、さっきのラーメン屋出たとこですよ! ほら、見切れてますけど、これあたしの頭です。いつ撮られたんだろ。全然、気づかなかったぁ!」
「……自分の携帯で見ろ。あと、いちいち耳元で騒ぐな」
由加里の顔を掴んで後部シートに押し戻しつつ、武藤は結城に訊ねた。
「どういうことだ、これは?」
『画像を照合しましたが、通信飛行船からの地上監視映像を拡大したものです。更に言ってしまえば──』
「〈グランドスラム〉か!?」
『たぶん、そうなります』回線の向こうで結城が頷く気配がした。
『呉の画像と、警部たちのいる現在地のGPS座標が随時更新されて、このサイトに載ってるのを、ネット上を巡回させてた情報収集プログラムが見つけたんです。で、調べてみると裏表問わず、SNSでこのURLが現在絶賛爆散中という有様で。あと、そこのリンクを踏むと、もれなくリアルタイムで呉の行方を追跡できる携帯用のアプリまでインストールされるという──』
「………………」
由加里は、不安気な表情で携帯画面を覗き込む呉へちらりと視線を向けた。ヘッドセット越しの結城の声が伝わるはずはないが、教えたらこの場で気を失うんじゃなかろうか、と思った。
「どこのどいつだ、こんなサイト開いたのは?」
『それは、まぁ、こんな真似ができるのは、我々を除いたら──』
「奴らか!」
『消去法でいけば、そうなりますね』
「ちょっと待て。……おい、ちょっと待て」珍しく動揺を帯びた口調で、武藤はその結論を口にした。
「今夜のことは、全部奴らの仕込みか!」
『いや、そこまでは、何とも……』
「えーっと、すいません」由加里がおずおずと手を挙げて訊いた。
「話がよく見えないんですが……?」
武藤がじろりと由加里の顔を睨みつけ、ぼそりと告げた。
「嵌められたんだよ」
「は……?」
「今夜のこのバカ騒ぎは、全部、俺たちを嵌めるための仕込みだ、つってるんだ、このどアホぅ!」
「………………」
吐き捨てるような上司の言葉の意味を、脳が理解するのにやや時間がかかった。きょとんとした表情で怒れる武藤を見、横の呉の顔を見てから、はたと何らかの理解に到達する。
由加里は神妙な面持ちで言った。
「大変じゃないですか」
「……お前、絶対、判ってないだろ?」
そこへ呉が割って入る。
「おい、待てよ。それじゃ何か? 俺はあんた達の捲き添え喰らってこんな目に遭ってるのか?」
「お前もちょっと黙ってろ」
『ああ、えーっと、皆さん、いいですか?』結城が辛抱強く言った。
『このサイトの運営者の正体や意図も気懸りですが、当面の問題はそこじゃありません。本題はここから先です』
「何だと?」
深々と溜息をひとつついて、結城は告げた。
『このサイトが拡散したおかげで、「外」はかなり大変なことになってきてまして──』
「防弾車輌を早く廻せ! ぼやぼやするな! 時間がないぞ!」
「室長、よろしいですか?」
副室長とサイバー戦チームのSNS情報戦担当が、浅田の下へわざわざやってきて訊ねた。
「手短に頼む」
ふたりは目線を交わしてどちらから切り出すか躊躇った末、髪を金髪に染めた若いSNS担当が口を開いた。
「現場の状況が各SNSで話題になっています」
「それはそうだろう」
浅田はあっさりと認めた。渋谷という東京屈指の繁華街のすぐそばで、RPGや自動小銃を多用した銃撃戦を繰り広げているのだ。話題にならない方がおかしい。
「そのためにお前たちにモニターさせてるんだ」
「勿論です。そこは想定の範囲内で、何も問題はありません」
SNS担当が頷く。
「ならば何が問題だ?」
「問題はSNSにアップされているこれらの映像です」
そう言って脇に挟んだ自分のタブレット端末を見せる。画面上には、色とりどりのアイコンとそこから出た吹き出しに囲まれた発言の群れが、横に緩やかに流れてゆく。ときおり大きな吹き出しに囲まれた画像がぽつぽつと混じっていた。SNS担当が画面を弾いて流れをさかのぼる。
警察に誘導されて避難しようとする市民と、SNSの記事を見て集まってきた野次馬の流れがぶつかり合って、サッカーのワールドカップ戦時並みの混雑状態に陥っている渋谷駅ハチ公前。拡声器を手に群衆の誘導を試みている機動隊員の姿。足の踏み場もない、渋谷駅ホームの階段。〈14K〉の車輌部隊に蹂躙突破された機動隊の検問の生々しい傷跡を、立ち入り禁止のテーピング越しに撮影した写真もある。
中には殺気立って憔悴した渋谷駅前の群衆を背景に、笑顔でピースサインをしている若者の写真もあった。
「今時の若い連中は何を考えてるのか」と、浅田は危うく口にしそうになった。……さすがに原因となった人間が口にしていい台詞とも思えなかったので、実際に声には出さなかったが。
しかし──
「特に問題がある写真とも思えんが」
「いえ、問題はこの先でまとまってアップされている画像です」
小さなサムネイル画像が球状に集まっている辺りを、SNS担当が軽くタップする。
ぐいっとサムネイルの球が大きくなり、個々の画像に何が映っているのか見えるようになった。
「これは……?」
浅田は眉を顰めた。いずれも完全武装の兵士たちの写真──現地に展開している彼の部下の兵士たちの姿だった。発砲の瞬間の写真まである。せっかく現地の防犯カメラを制圧したのに、こんなものが流出したのでは台無しだ。
「逃げ遅れた地元住民や、居合わせた一般人が撮影したのか?」
「おそらく違います」
そう答えたのは、副室長だった。
「ウチの分析官が、粗くですが撮影した角度を確認しました。これなんか斜め上からの撮影ですが、この角度で撮影可能な建物はありません」
「判らんな。ならばどうやって?」
「可能性として考えられるのが、ヘリか無人偵察機──一応、航空局に提出された飛行計画と付き合わせましたが、該当するものがありません。少なくとも、マスコミの飛ばしている合法な機体ではない。
あと考えられるのが、通信飛行船ですが──」
「通信飛行船? 携帯電話や防災無線の中継をしているあれか……?」
「ええ、あれに各種センサーや高精細度カメラを載せて地上監視に使っている──政府も都も公式には認めていませんが、業界関係者間では公然の秘密です。通信飛行船の現在位置と軍用の広角撮影機材の性能を考えれば、充分、撮影可能な角度になる」
「ちょっと待て。それじゃあ、政府や警察自身がこの騒ぎを煽ってるというのか?」
「あるいは、国や自治体の防災情報システムをハイレベルで制圧できる何者かが、です」
「………………」
浅田の脳裏をよぎったのは、呉を連れて自分たちを翻弄してるあの謎の男女のことだった。能力的に国家機関やそれに準ずる連中ではないかと疑ってはいたが、目的がいまひとつ読み切れなかった。
警察にしてはレベルが高すぎる。しかし、呉の経理システムが抱えている流動性資産は、国家機関が直接介入してまで欲しがるには金額が少なすぎた。
だが、狙いが最初から金ではなかったとしたら?
いや、そもそも奴らが呉の身柄狙ったこと自体、この状況を作り出すための手段でしかなかったとしたら……?
「不安定化工作……?」
浅田は無意識の裡に呟いていた。
社会不安を引き起こし、治安を破壊する──先日の大規模テロから続く、何者かによる一連の作戦行動に捲き込まれているのではないか……?
不意に、足元がぐにゃりと揺らぐ。
今の東京に、いや、日本にあえてそんな工作を仕掛けてくるような連中とは何者だ? 個人や犯罪組織レベルではない。国家やそれに準じる規模の超多国籍企業。その階層のグローバル・プレイヤーか……?
どちらにしても次元が違いすぎる。いずれも微かな身じろぎだけで、自分たちのような存在は簡単に圧し潰される。圧し潰した事実さえ、相手には感知されることもないだろう。…………。
待て。落ち着け。まだあの連中がそうだと決まったわけではない。
呉を連れて穴だらけのBMWに立て篭もるあの連中と、SNSに現場写真をばら撒いてネット住民を煽りまくってる連中が一緒だとは限らない。まだ呉の身柄を押さえるチャンスは残っている。
違う。そうじゃない。
自分たちの考えているのとは、違う次元のゲームが行われている。だが、そこに関与する術がない。次元の違う高みからこちらを見下ろす巨人の駒として、自分たちは戦場で右往左往しているのが関の山だ。
そしてそいつらの狙いが本当に「不安定化工作」なら、次に来るのは更なる混沌へと繋がるエスカレーション──
「室長……?」
はっと我に返り、副室長の顔を見る。怪訝そうな表情に不安の色がのぞく。自分の態度が不安を与えているのだと気づき、小さく深呼吸して意識を整える。
もはやこれまで。
脳内で、ありとあらゆる警報が一斉に鳴り響きだしている。それは自分に状況を支配できなくなっていることを察知した本能が鳴らしているのだ──現役士官時代に、海外PKO任務を通じて戦場で会った大柄な日本人傭兵の言葉を思い出す。
そいつは、そんな時はどうすべきだと言った?
ああ、そうだ。
「尻まくって逃げるんだな」そう言ったのだ。
「本能に従う度胸もない指揮官は、兵を捲き添えにして早死にするだけだ」
浅田は頷くと、SNS担当を返し、副室長にだけ聴こえるように小声で囁いた。
「手仕舞いだ。撤収する」
「いや……それは──!」
「判ってる。戦闘に突入している部隊を戦場から引き剥がすことの難しさは、俺にも経験がある。それを承知で言ってる」
「………………」
しばらく無言で浅田の顔を見つめていた副室長は、やがて頷いて言った。
「〈14K〉の部隊を一度突き放す必要があります」
「北側の警戒線を縮小して、そちらから兵を廻す」
「目標の処置は?」
「RPGを撃ち込んで、それで終わりだ。こちらの手に入らなくとも、中国人の手に渡るのを阻止できれば、関西の大人衆へのそれなりの義理は立つ」
副室長は再び頷くと「退路の確認を行います」と言って、自分の配置へと戻ってゆく。
「よし」
ここからが正念場だ。
戦闘状況にある前線から、兵を引くのは簡単ではない。しくじれば、前線を維持している彼我の力のバランスが崩れ、一気に味方が総崩れになりかねない。それを避けるためには、まずは〈14K〉の戦闘部隊をしたたかに叩いて突き放し、彼我の戦闘距離を開くことからだ。
そのための予備兵力を、〈14K〉の戦闘部隊とも、例のBMWとも相対しない、北側に配置した兵から引き抜こうとしたその矢先──
「!?」
地図上に表示された現地部隊の赤い光点がふたつ、いきなり「屍者」を意味する青い光点に変わった。
「生体徴候途絶! 北の警戒線で二名死亡!」
「何があった!?」
「判りません。敵との接触の報告はなく、モニターやセンサーにもそれらしい徴候は──」
半ばパニック状態に陥りかけてるオペレーターの声を聴く内に、更に青い光点が増えてゆく。
「……何が、起きてるんだ?」
呆然と呟きつつ、少なくとも自分の撤収の決断の遅れがこの事態を招いたことだけは、逃れようのない事実であることを、浅田は噛み締めていた。
「まったく、中国人は騒々しいし、日本人は機械に頼りすぎる。どいつもこいつも、ろくでもないな」
浅黒い肌に理知的な細いメタルフレームの眼鏡を掛けたフィリピン新人民軍大佐アルツゥロ・アルツェラは、大仰なコートに両手を突っ込んだまま、足下に転がる日本人傭兵の屍体をつま先で軽く蹴った。
周囲にはいずれも大柄な黒衣のコマンド兵が立ち、AK47を手に抜かりなく警戒している。日本人や中国人ほどの贅沢な装備ではないが、ミンダナオのジャングルで、米軍の特殊部隊や彼らに教育された政府軍部隊と互角に戦ってきた猛者たちだ。
彼らの手に掛かれば、ハイテク装備で全身着ぶくれした日本人傭兵に気づかれずに近づき、音もなく命を奪うことなぞ造作もない仕事だった。何せ、世界最強を誇る米軍でさえ、敵である彼らの格闘技カリを取り入れて静殺傷法を構築しているほどなのだ。
「さあいくぞ、兵士諸君!」AAは告げた。
「さっさと片付けて、こんな寒い国とはとっととおさらばだ」
到着したチャイナ・マフィアのコマンド部隊に、即座に強襲を掛ける日本人傭兵部隊。
そして、この夜の全体状況をデザインした「何者か」の影がちらつく中、更なる新勢力が参戦する……。
わはは、もう止まらねーw
この辺は、もうひたすらにアッパーに状況をエスカレートさせることだけを考えて執筆していました。
だって、こういうの書きたくて、このお話の設定考えてきたんですもの。
ここまで4年もかかっちゃいましたけど。
さて、ここからどう話を畳めるのか……つか、ちゃんと畳められるのか。
その辺は、今後にこうご期待、ということで。
次回は来週7月14日(月)6時更新予定です。




