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この作品には 〔ボーイズラブ要素〕〔ガールズラブ要素〕が含まれています。

音楽の配達人

作者: 村崎羯諦
掲載日:2021/08/20

「午後二時ちょうどに音楽を届けるはずなのに、セレン地区にすら入ってないの? 何があるかわかんないから早めに出た方が良いって、いっつも言ってるじゃん!」


 会社支給のクラシカルバイクが鳴らすエンジン音を覆い被さるように、右耳にはめたイヤホンからエリスの声が聞こえてくる。僕は法定速度ギリギリでバイクを走らせながら、エリスに反論する。いつもよりちょっとだけ早く出たんだよ。でも、演奏家の人たちが納得いく演奏じゃないって言って何度も何度もやり直すから、その分だけ出発が遅れちゃったんだ。僕はハンドルを切り、車ひとつ走っていない寂れた交差点を曲がる。前輪が小石を弾き、軽快な音を立てて転がっていく。顔をあげると、セレン地区まで残り30kmという標識が見えた。


「言い訳はしないの!」


 エリスが僕の反論をピシャリとはねつける。


「いい? 私たちの会社はね、決められた時間に決められた音楽をお届けするっていう信念があるの。特に今回のセレン地区みたいに、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()ではね、私たちが思っている以上に音楽は大事なものなの。先輩のカッシアとかコジローくらいにバリバリ仕事をしろとは言わないけどさ、もっと自分の仕事に責任を持ちなさいよ。ああ! 思い出した! そういえば前回も、前々回も配達した後にお客様アンケートを渡し忘れてたわよね! ああいう小さな積み重ねが今後の仕事に繋がるんだって───」

「ごめん、エリス! もうセレン地区に入るから切るね!」


 エリスの声を遮って、僕は慌てて無線の通信を切った。セレン地区に入るにはもうちょっとだけ時間がかかりそうだったけど、まだまだ説教が長引きそうだったから早めに切ってしまいたかった。僕はハンドルを握りしめる力を強めて、バイクを走らせる。風を切る音が耳の鼓膜を揺らす。すれ違った車のエンジン音が一瞬で遠ざかっていく。だけど、その一方で、周囲を取り囲むすべての音が少しずつ小さくなっていくのがわかった。それはまさにセレン地区へと近づいている証拠。それはまるで、水の中へと深く深く潜っていく感覚に似ている。バイクのエンジン音が、僕の呼吸の音が、すべての音が僕から遠ざかっていく。


『ようこそ! セレン地区へ!』


 そのように書かれた標識の下をくぐり抜ける。そして瞬間、かすかに聞こえてきた音ですら聞こえなくなり、辺りが静寂に包まれた。


 一切の音が生まれない地域。そこでは、花瓶が割れても、誰かが笑っても、レコードを再生しても、音が聞こえてくることはない。楽器を演奏することもできないし、誰かの歌声が誰かの耳に届くということはない。そのような場所は無音地域と呼ばれ、世界のあちこちに点在している。セレン地区はその数多くある無音地域の一つだった。


 しかしその一方で、無音地区があるからこそ、音楽の配達という仕事が成立しているとも言える。無音地域はあらゆる音が発生しないというだけであり、他の場所で発生した音であれば聴くことができる。他の地域で生み出した音楽を、筒状の特殊な道具に閉じ込め、それをお届けする。僕たち音楽の配達人はそのために存在している。音の生まれない世界に、音楽を届けるために。


 頭の中に叩き込んだ地図を頼りに、僕は通りを進んでいく。エンジン音も、身体が風を切る音も、この地域では一切聴こえることはない。音に溢れた場所で生まれ育った人たちの中には、こんな場所には一時間もいられないと言う人もいる。音楽を日常的に聴けないなんて、この地域で生まれ育った人は可哀想だという人もいる。だけど、個人的にはこの無音地区のことは嫌いじゃない。雑音一つ存在しないこの場所では、雨は音もなく降りしだき、樹々の葉も擦れ合う音を立てないまま風に揺れる。人の話し声も聞こえないし、自分の足音すら聞こえない。肌の奥深いところまで染み入るような本物の沈黙。まるで世界全体に優しく包み込まれたようなそんな感覚が、僕にとっては心地が良かった。


 細かい路地を縫うように通り抜け、僕は配達先に指定されたセレン共立病院の駐輪場にバイクを止めた。手元の腕時計を見ると、配達時刻ギリギリ。エリスから怒られずに済みそうだと、僕はほっと胸を撫で下ろし、バイクの荷台に積んでいた肩掛けのカバンを肩にかける。


 今回音楽の配達を依頼した人は『ブルーノ・ジョビン』という名前の男性で、家や公民館ではなく、この病院のある病室に届けて欲しいとのことだった。受付で病室の場所を聞き、教えてもらった病室へと向かう。音のない場所にいると、その分周囲の匂いと景色に敏感になる。いつもならあまり気にならない消毒液の匂いがやけに鼻腔をくすぐる。すれ違う患者の腕に貼られた点滴用のガーゼが目の留まる。音のない病院はどこか神聖さを感じ、心なしか少しだけ全体が白く照っているような気もした。僕は配達先となっている病室を見つけ、いつもの癖でノックをする。それから、ノックしても意味がないことを思い出し、僕はゆっくりと病室の扉を開けた。


 病室では、綺麗な栗色の長髪をした若い女性が、丸いすに座った状態でうとうとと舟を漕いでいた。そして、彼女の目の前に置かれたベッドには、彼女と同じくらいの年齢の若い男性が寝ている。ただ、その男性は固く目を閉じ、口には酸素マスクがつけられていた。腕には点滴の管が何本も繋がれていて、身体全体が枝のように細い。依頼人の『ブルーノ・ジョビン』さんは彼だろうけど、どう見ても話しかけられる状態ではない。僕はちょっとだけ迷った後で、丸椅子に座っていた女性の肩を軽く叩く。彼女がビクッと身体を震わせ、横髪を耳にかけながら僕の方へと振り返った。


『音楽のお届けに参りました』


 僕はセレン地区で採用されている、ハンザ・マックローラン式の手話でそう伝えた。彼女はありがとうございますと手話で返し、深々と頭を下げた。僕は女性の手話を見た瞬間、彼女がこの地区で生まれ育ったわけではないということに気がつく。無音地区で生まれ育った人ほど手話が流暢ではなかったし、セレン地区特有の癖もない。この場所以外で手話を勉強して、仕事か何かでこの地区にやってきたのかな。僕はカバンを肩から下ろしながらそんなことを考える。


 僕はカバンを開け、中から音楽が閉じ込められた筒を取り出す。今回配達する筒は小さめのサイズで、三十分程度の音楽しか入れることができない。それでも、この中にはプロの演奏家たちによる本物の演奏が入っていて、ずっしりと重たい。僕はその重みを感じながら、彼女に筒を手渡す。彼女はおずおずと筒を手に取って、それから困ったような表情を浮かべた。


『ひょっとして、使い方をご存知じゃないのですか?』


 僕が手話で尋ねると、彼女はこくりと頷いた。音楽の配達はそこそこ高価であり、頻繁に頼めるものではない。だから、この地区に住んでいる人であっても、音楽を閉じ込めた筒の使い方を知らないことはよくあることだった。使い方をお教えしましょうか。僕が手話でそう伝えようと手を動かし始めたタイミングで、彼女が凛とした目で僕を見つめ、それからぎこちない手話で伝えてくる。


『もしできるのであれば、今この場で音楽を鳴らしてくれませんか?』


 配達のついでに使い方を教えることも、時間があれば代わりに音楽を鳴らしてあげることもある。だけど。僕はベッドに寝ている男性へと目を向ける。彼女もまた僕の視線に気がつき、同じようにベッドに横たわった男へと視線を向ける。音楽の配達を依頼した人物は彼ですし、音楽を鳴らすのは彼が起きたタイミングがいいんじゃないんですか? 僕の頭に浮かんだ問いに答えるように、彼女が切なげに微笑み、それから手話で教えてくれる。


『もう彼の意識が戻ることはないんです。明日、延命装置を外すことになっていて、せめてその前に彼の大好きだった音楽を聞かせてあげたいんです』


 彼女は気丈に、そして自分を憐れむような感情も見せずにそう伝える。僕は何か慰めの言葉を伝えようとしたけれど、彼女の決意とか色んな想いの前では全てが陳腐なもののように思えてしまい、止めた。代わりに僕はこくりと頷き、手に持った筒を開け始める。音楽が入れられた筒は片方の面が赤く塗られ、もう片方は青色に塗られている。音楽を詰める時は赤い面の方についている蓋を開けて、そこに音楽を吹き込んでいく。そして中に入った音楽を放出するためには、もう片方の面を開ける仕組みになっている。蓋は中を密封するために固く閉じられていて、簡単には開かない。ぐっと腕に力を込めて蓋を回すと、ようやく力の抜けた感覚が手に伝わってくる。


 蓋の隙間から微かに音が溢れ始める。僕は蓋に手を当てたまま彼女の方へと視線を向ける。お願いします。彼女が手話で僕にそう伝える。僕はベッドに横たわった男性へと視線を向けた。彼のまぶたは固く閉じられ、痩せこけたほおが、窓から差し込む陽の光で白く照らされていた。


 僕は呼吸をとめ、ゆっくりゆっくりと蓋を開けていく。中に閉じ込められていた音楽が、音が生まれないこの地区の大気を震わしてく。蓋を完全に開けると同時に、ピアノの繊細な旋律が流れ始める。雑音の混じらない和音が静けさに慣れ切った僕たちの鼓膜を揺らす。


 僕はちらりと彼女の方を見た。彼女は音楽が流れてくる筒ではなく、ベッドに寝ている彼を見つめていたた。長いまつ毛が翡翠色の瞳の上を憂げに覆い被さっている。それから僕は、彼女の口が小さく動いていることに気がついた。音のない場所だから、彼女が何を言っているのかはもちろんわからない。意識が戻ることのない彼に、何か言葉をかけているのだろうかと最初は思った。だけど、じっと観察していると、彼女の口の動きは奏でられている音楽に合わせて動いていることに気がついた。彼女は歌っているのだとそこでようやく理解する。彼女は歌を歌っていた。この場所では誰も聞き取ることができない歌を、もう意識が戻ることのない彼に向けて。


 静かな世界が、小さな筒に閉じ込められていた音楽で満たされていく。病室の窓から外を見てみると、向かいの病棟の廊下で、看護師と患者が目を閉じて耳を澄ませているのが見える。病室の窓を開けて、この部屋から聞こえてくる音楽を聴いている人もいる。皆が手を止め、足を止めて、どこからか聞こえてくる音楽に耳を澄ませていた。僕はその姿を見ながら、エリスが言っていた言葉を思い出す。あらゆる音と音楽に囲まれて生きている僕たちでは想像もできないくらいに、この地区では音楽というものが何か不思議な力を持っている。僕はその言葉を頭の中で繰り返した。


 終楽章に入ったタイミングで、僕はもう一度彼女に目を向ける。彼女はもう歌っていなかった。その代わり、背中を丸め、両手で顔を覆い、静かに泣いていた。何かに耐えるように肩を震わせ、誰にも自分の泣き顔を見られないように泣いているその姿は、とても綺麗だった。僕はじっと目を瞑り、音楽に身を委ねる。そしてしばらくして、最後の音が鳴る。周囲に鳴り響いていた旋律が溶けるように消えていき、耳の奥には、美しい和音の余韻だけが残った。


『子供の頃、シューナ地区の有名な合唱団に所属していたんです。彼とはそこで出会って、合唱団を退団した後も、大人になっても、ずっと一緒。この地区に住もうって提案してくれたのも彼なんです。音楽に子供時代を捧げていた人間が、人生の最期を音のない場所で過ごすっていうのも何か変な感じですよね』


 余韻すら消え、再び音のない世界に戻った後。僕の問いかけるような表情を見て、彼女がそう教えてくれた。彼女は懐かしそうに笑っていたけれど、目は赤く腫れていて、長いまつ毛は涙でうっすらと濡れたままだった。


『ここに住もうって言ってくれたのは色んな理由があったんだろうと思います。私たちの関係が周りの人たちから反対されていたってのもありますし、それと……私、自分の声が本当に嫌いだったんです。昔は合唱団で褒められていた声で、知り合いの中には素敵だねって言ってくれる人もいます。だけど、自分が声を発するたびにみんながこっちを振り返ったり、変な目で見られていることに段々気がついて、それが原因でだんだん喋れなくなったんです。彼も近くでずっとそれを見ていて、色々と思うことがあったんだと思います。無音地区だったら、無理に喋る必要もないし、私の声を聞いて誰かがこちらを振り返るということもなくなるだろうって』


 手話でそう説明した後で、彼女がゆっくりと微笑んだ。僕は手話でベッドで寝ている彼の病状のことを尋ねてみる。彼はそもそも重たい疾患を抱えて産まれてきて、医者からも長くは生きられないだろうと言われていたんだと彼女が答える。僕はぐっと唾を飲み込んだ。自分でもよくわからない、込み上げてくる不思議な気持ちを押さえつけるために。


『後悔はしてません。彼と過ごした時間も、この地区にやってきたことも』


 別れ際に彼女が手話で伝える。先ほどまで涙で赤く腫れていた目はいつの間にか、出会った時と同じような、凛とした目に戻っていた。僕は空になった音楽筒をカバンに入れ、肩紐を力強く握った。世の中には色んな人生があるという言葉があるけれど、その短い言葉の奥にはきっと、世界中の言葉を集めても語りきれないほどの想いと歴史があるのかもしれない。僕は彼女の凛としたその目を見ながら、ぐっとその言葉を噛み締めた。



*****



「で、今回はちゃんとお客様アンケートを渡してきたんでしょうね?」


 事務所に戻り、配達完了をエリスに伝えると、彼女が皮肉たっぷりの声で僕に聞いてくる。その問いかけと同時に僕の身体が固まる。事務机の下でエリスが貧乏ゆすりをする音が聞こえてくる。僕の背中を冷や汗が伝った。そんな雰囲気じゃなかったんだよ、という言い訳が通用する相手じゃない。僕は頭をフル回転させて、必死に言い訳を考える。


「い、依頼人のアドルフさんは病気で臥せっていて、アンケートに答えられる状態じゃなかったんだよね! 音楽の受け取りは他の人がやってくれたけどさ、やっぱりアンケートは依頼した本人じゃないと意味がないっていうか…… 」


 エリスの顔つきが険しくなっていくにつれて、僕の言葉が尻すぼみに弱くなっていく。エリスはペンをこめかみにぐりぐりと押し付けながら、呆れと怒りが半分ずつ混じった表情を浮かべていた。


「あのねぇ、言い訳するならもっときちんとした言い訳をしなさいよ」


 エリスがため息まじりに言葉を続ける。


「依頼人のアドルフさんは入院中でもなんでもないわよ。入院しているのはアドルフさんのご友人。そのご友人に、音楽を聴かせてあげたいって理由でうちに配達依頼を頼んだの」


 はい? 僕のきょとんとした表情をよそにエリスの怒りのボルテージが少しずつ上がっていく。


「……というか、こういう事情もきちんと事前に説明したわよね? 音楽の配達人としてはそういう背景もできる限り知っておかなくちゃダメだって言って……。もしかしてあんた、話半分で聞いてたんじゃ……」


 怒りが爆発する。僕はそう思ってぐっと身構えた。しかし、ちょうどそのタイミングで事務所の扉が開き、先輩配達人のカッシアが勢いよく部屋の中に入ってきた。彼女はいつものようなハイテンションで、険悪な空気などお構いなしにエリスに走り寄っていく。


「エリスちゃーん! 今日も頑張って配達してきたよ! よしよししてー!!」


 カッシアの突撃に対し、エリスが慌てて椅子を引いて後ろに下がる。それでもカッシアがさらに抱き着こうと飛びかかっていき、エリスがぎゃーぎゃー叫びながら引き離そうとする。助かった。僕は後でカッシアにランチを奢ろうと決意しながら、エリスにバレないようにそっとその場から離れた。


 それから僕は事務所の休憩室へ向かった。そこに置いてあるパソコンを使い、調べ物を始める。時間がかかるかもと最初は思ったが、目的の情報はあっさりと見つかった。『シューナ()()合唱団』。シューナ地区にある有名な合唱団はそれだけしか存在しなかった。僕はさらに調査を続け、十年以上前の画像を探し当てる。画像を拡大し、そこに写っている少年たちを一人一人確認していく。すると、一番前の列に立っている少年の顔に、セレン地区で出会ったあの人の面影を見つけた。髪は短く、少年らしい服を着てはいるものの、少女だと言われても驚かないくらいの中性的な顔立ちをしていた。



 私たちの交際が周りの人たちから反対されていたってのもありますし、それと……私、自分の声が死ぬほど嫌いだったんです。



 色々と調べてみると、シューナ少年合唱団では声変わりと同時に合唱団を辞める規則になっているらしい。僕はあの人がたどってきた歴史と、それから自分の声が嫌いだという言葉の意味を考える。椅子にもたれかかり、頭の後ろで手を組んだ。あの人の歴史に想いを馳せていると、音のない世界で聴いた旋律が頭の中で再生される。あの時は何にも思わなかったけれど、僕が配達したあの音楽は、合唱団の楽曲にもよく使われているものだった。ひょっとしたらあの人と、それからあの人の恋人が子供の頃に合唱団で歌っていた音楽なのかもしれない。頭の中で再生される音楽の音量が強くなる。じっと意識を研ぎ澄ませると、その演奏の重なって、少年たちのコーラスが聞こえてくるような気がした。


「パソコンで反省文でも書いてるわけ?」


 僕が振り返ると、そこには書類を抱えたエリスが立っていた。おてんばカッシアの相手をしていたせいかかなり疲れていて、幸いなことにさっきまでの怒りの感情も収まっているようだった。


「なんというか……色んな人生があるなぁって」

「青二才が何言ってんの。そんなことよりほら、次の配達よ」


 そう言いながらエリスが僕に書類を渡してくる。そのタイミングで、事務所の方からかすかにクラシック音楽が聞こえてくる。またカッシアが勝手に音楽をかけてるわ。呆れた表情を浮かべながら、エリスが小さく微笑む。僕も彼女につられて微笑みながら、書類をめくった。


 世の中には色んな人生があるし、音楽は不思議な力を持っている。音楽配達人としてはまだまだ新人だけどど、少しだけその言葉の重さがわかるような気がした。次は絶対にアンケートを渡し忘れないでよ。エリスの念押しにえへへと笑って誤魔化しながら、僕は次の配達に向けての準備を始めるのだった。

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