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第58話 屋敷に入る作戦

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2話の書き溜めを作りました。

 まずは2人と合流しなければ……って、そういえば合流場所もちゃんと決めておけばよかったな。


 やれやれ、俺としたことが。


 隠密行動だからこの植木とかに身を隠しながら行動しなければいけないってのが意外と面倒なんだよな。


 つーかそもそも庭に隠れてなくてすでに屋敷内に入っちゃってる可能性もあるよな。


 と思ったら……。


 植木の影から2人が顔をのぞかせて必死に目でこっちだと俺に伝えようとしてくれる。


 おう……意外とすんなり見つかった。


 入口からは少し離れてるから外にいる人間にはバレにくいうえ入ってくる俺には見つけやすい場所を選ぶとは……。


 アホだが戦略とかに関しては中々できるキースがついているしこれぐらいは普通か。


 にしてもここまでミアちゃんがあまり活躍できていない……。


 いや、ミアちゃんは可愛いからいるだけで大活躍だな。


 って、言ってる場合か。


 そういえばミアちゃんの戦闘は見たことないな。


 俺がこの世界に来たばかりの時に言った狩りでも魔法を一発撃ったのを見ただけだし。


 それにあの時は早い段階でワイバーンが現れやがったんだっけ。


 まあステータスは把握してるし別にさほど問題はないか。


「よし、ちゃんと合流できたな。にしてもリューン、門番をどうやって騙したんだ? 俺たちはお前のおかげですんなり入れたけど」


 うお……キースがアホのくせに核心着いた質問してきやがった。


 別に詐欺スキルのことを隠したいわけじゃないが何かあると面倒だから話さなくていいことはできるだけ話さないようにしていたんだが……。


 いや、面倒だから話してもいいかなという思いが頭をよぎったがアホのキースならここは誤魔化せるはずだ。


「おいキース。今はそんなことどうでもいいだろ。無駄話してる暇があったらどうやって屋敷内に侵入するかをまず考えろ」


 俺はキースを有無を言わせず黙らせるために少し語気を強めて言う。


「そ、そうだな。すまん」


 よしよし、目論見通り納得してくれたぞ。


「もう別に正面から強行突破でいいんじゃないですか? ここまで来たら強引に入って捕まえる前に宝物を奪っちゃえばいいじゃないですか。それに人間なんて普通は数人が束になっても私たちに勝てやしないですよ?」


 俺が屋敷内に侵入する方法を考えているとしびれを切らしたのかミアちゃんがそんな過激な提案をしてくる。


 だが流石にそれは見通しが甘すぎる。


「いやいや、流石にそれはマズいでしょ。宝物この場所も分からないんだよ? それに俺たちは1人捕まることすら許されないんだ。他にも幻術の魔道具が奪われて俺たちの正体が魔族だとバレることも避けたい。それに……普通じゃない強さの人間がいる可能性だって低くはない。理想は誰とも戦闘をせずにこの場を離脱することだよ。たとえ時間が掛かってもね」


 俺はミアちゃんに理由を説明する。


「うっ……。あなたに言われるのはむかつきますが確かにその通りですね」


 むかつくって……なんか、ごめんなさい。


 あれ? そういえばミアちゃんのスキルに『初級移動』ってのがあったよな。


「ミアちゃん、初級移動ってどういうスキルなの?」


「はい? 初級移動は視認できる半径スキルレベル×1mの距離に瞬間移動できるスキルじゃないですか。……もしかしてこんな常識的なことも知らないんですか?」


 うわ……めっちゃ残念な人だと思われてるよ……。


 常識だったんだね。


 仕方ないじゃないか。


 異世界から来たんだから。


 いや、だが分かったぞ、それならば作戦を考えた。


「それならばこういう作戦はどうだ……?」


 俺はそう言って不敵に笑うと作戦を話し始めた。

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