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第6話 レベルアップ

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 スキルは入手できた。


 あとはレベルアップだ。


 確かステータスのスキルが書いてある場所に触れれば……。


 【固有スキル『詐欺』のレベルが2になりました】


 よし、できた。


 あとはもう8ポイントを使ってレベル10にして……。


 でもあと6ポイント余るな。


 なんか新しいスキル覚えるか?


 いや、これからレベルが上がれば固有スキルも取得可能になるかもしれないし大切に取って置くか。


 今の段階じゃ何のスキル入手すればいいのか分からないしな。


「おーい、そろそろ行くぞ!」


 ん? キースか。


 そういや倒したギガントボアを解体して肉を持って帰ろうとしてたのか。


 忘れてたけどこの狩りの目的は食材の入手だったな。


「おう」


 俺はみんなの後ろをついていく。


 そして俺は歩きながら思い出した。


 そういやスキルの詳細見てなかったな。


 俺はステータスを開き、詐欺スキルの文字を触ってみる。


 すると、スキルポイントを触った時のように説明の文字が現れる。


『詐欺・・・生物を1体を対象として発動できる。自分の言葉を信じやすくなり、相手のもともと持っていた事柄の真偽を惑わせる。』


 た、確かに詐欺だな。


 でもこれは思ったよりも使えるかもしれない。


 生物を対象ということは魔物などにも知能があれば効果が効く。


「お、ホーンラビットが沢山いるぞ! 全部倒せ!」


 いち早く発見してみんなに伝えてくれたのは班長のドレイクだ。


 確かホーンラビットは弱い部類に当たる魔物。


 肉も弱い魔物の割には美味いらしいしおいしい魔物と言えるだろう。


 これぐらいなら俺でも倒せる!


 サイズも地球のウサギより一回り大きく、一本の角が生えていることぐらいしか地球のウサギと変わらないのでなんか動物虐待をしている気分になるが罪悪感はない。


 異世界だし。


 魔王軍ってのも悪役みたいなものだ。


 悪かに加担した俺が今更正義を振りかざしても仕方がない。


「オラッ」


 俺は細く鋭い爪でホーンラビットの胴体を串刺しにする。


 よっしゃ、一匹殺り。


 レベルは……上がらないか。


 まあホーンラビットなんてさっきのギガントボアに比べると圧倒的に弱そうだしな。


 でもこいつら沢山俺1人で倒したら1レベルぐらい上がるだろう。


 俺はめげずに班のメンバーと争うようにホーンラビットを狩っていく。


 結局班で合計36匹倒した。


 俺はみんなより少し劣って5匹しか倒せなかった。


 まあレベルは1だけ上がったが。


 これではあまり意味がない。


 なんかもう少し強い魔物が来てほしいな。


 その時、先頭にいたロイが。


「おい、ヤバい。逃げろ!」


 大声で引き返そうとする。


 いったい何事。


「わ、ワイバーンの巣だと!?」


 えぇぇぇぇぇ。


 それを聞いて俺も必死に引き返そうとする。


 しかし、ワイバーンの方が早い。


 少し遅れて俺たちを視認したワイバーンが猛スピードでこちらに向かってきている。


 みんなよりステータスが低い俺は最初は先頭を走っていたのにいつの間にか最後尾を必死に走っている。


「追いつかれる追いつかれるよ!」


 俺は必死にみんなに伝える。


 こんなところで死にたくないぃぃぃ。


「けどそうは言ったってこんな化け物勝てるわけねぇぞ」


 キースの意見は最もだ。


 何か作戦を……。


 そうだ!


「作戦がある。何秒までなら持つ?」


「作戦? ……まあそれに賭けてみるしかないか。確かにお前の言う通り倒せるわけもないがこのまま逃げ切れるわけもない。信じよう。そうだな……。頑張っても1分ぐらいだろ」


 1分あれば十分。


「それだけあれば余裕だよ。頼んだぞ!」


 このまま逃げたい気分だが、せっかく作戦考えたんだ。


 そう、俺が頑張るのはワイバーンを倒した時に得られる経験値のため。


 覚悟を決めよう。


「行ってくる!」


 俺は元来た道を引き返す。


 ここでワイバーンに捕まったら終わり。


 ここでワイバーンを回避出来たら勝ち。


 勝負!

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