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第49話 自称ライバル現る

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最近キースのキャラが昔と変わっていますが、ボケキャラがいないことに気づいたのでジョブチェンジしてもらっただけです。

 扉を開くとそこには煌びやかな風景が映っていた。


 そう、これこそがアニメや漫画でありそうな王侯貴族のパーティーと言った感じだ。


 キースも美しすぎる光景に目を奪われて声が出ないといった様子だ。


 まあそれは俺も同じなのだが。


「キース、ビビるのは俺も同じだから分かるが中に入るぞ。今はまだ人が来てないからいいが入り口で『あわわわ』とか言ってるのは迷惑だ」


 俺はキースの肩を叩く。


 ちなみに準備にはミアちゃんも駆り出されているらしい。


 給仕として。


 探さなくては。


「分かってるよ!」


 俺が煩悩をフル稼働させているとキースが復活した。


 出会ったばかりの頃は割とキースのことを尊敬していたが、最近はキースのダメなところがどんどん露呈している。


 ともかくそんなこんなで俺たちは中に入った。


「ど、どうすればいいんだ?」


 俺の後ろをのこのこついてくるキースがそんな疑問の声を上げる。


 うん、完全に頭が働いてないな。


 そこまでビビるもんか? 俺は内装の豪華さにビビっただけだからもう慣れちゃったけどキースは一体に何にビビっているのだろうか。


「どうするって……、早く来すぎてまだ飯も準備されてないしとりあえず端の方で適当に時間潰すしかないだろ」


 この日を楽しみにしすぎていたキースが早く早くというのでこんな時間に来てしまった。


 本来は18時から開会式みたいなのが始まり、その30分前から料理が出てくる。


 なのに今の時間は17時20分。


 まだあと10分もある。


 まあキースの催促に負けて仕方なく来てしまった俺も俺だが。


「し、仕方ねーだろ。豪華な飯が食えるっていうんだから楽しみになっちゃうのは普通だろ!」


 謎の逆ギレ。


 お前はいつから食いしん坊キャラにジョブチェンジしたんだ。


「何故一旦来たって話になるが仕方ない。やはり10分ぐらいたってから出直そう。ほら、部屋に戻るぞ」


 俺はぎゃあぎゃあとうるさいキースを連れてなんとかこの場を離れようとする。


 準備の人しかいない中でぎゃあぎゃあ騒いでる今の状況は正直とても恥ずかしい。


 キース、マジでいつからこんな残念な子になったんだ。


 といってもこうして騒いでるうちにもう5分ぐらいたったか。


 ごく少数だが少しづつ人が集まり始めている。


「まあいいか。人も来始めたしここにいるか」


 俺がそういうとキースは何故か喜ぶ。


「そういや食事はビュッフェ形式なんだろ。だったら一番最初に飯を確保できるように先に並んでおこうぜ」


 だから食いしん坊キャラを前面に押し出すな。


 恥ずかしいわ。


「勘弁してくれ。恥ずかしいだろ。やるならお前1人でやってくれ、そんな恥ずかしい奴の仲間だと知られたら俺まで恥ずかしい奴認定されちゃうからな」


 全裸のやつと一緒に街を歩いていたら俺まで「おまわりさんこいつです」状態になっちゃうのと同じだな。


 ちょっと違うか?


 まあとにかく俺は絶対にそんなことはしない。


 俺も豪華な食事は確かに楽しみであるが、キースとは違い人がそこそこ並び始めたら並ぶことにする。


 悪目立ちするのは勘弁だ。


「何が恥ずかしいのかわからんがじゃあ俺は行ってくるぜ!」


 そういうがいなやキースはすぐにどこかへ行ってしまった。


 戦争の時の頼もしいキースは何処(いずこ)へ。


 とにかくまあこれで面倒なやつから解放された。


 これで一息付けるってもんだ。


 そうして壁の方で目立たないように時間をつぶしていると……。


「おい、お前はリューンだな? 噂は聞いてるぞ! 今回の人類混乱作戦はお前が考えたんだってな! 中々やるじゃないか。俺がライバルと認めてやろう。今回の作戦で俺と勝負だ!」


 一難去ってまた一難。


 何やら面倒な奴に絡まれてしまった。

新しくでてきたこの熱血君は最初もっとむかつくキャラにしようかと思ったのですが、ライバル的な立ち位置のキャラがいなかったのでちょうどライバル枠に収まってもらうことにします。

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