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第44話 リューンの発言

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今週の土日に少しでも書き溜めを作っとかないと……。

平日更新きつすぎる。

 魔族の奪還。


 ファルスさんはそう言った。


 だが意味がよく分からない。


 魔族は人間の国にとらわれてたりするのだろうか。


 そしてそれを奪還すると。


 けどそれは相当難易度が高そうだが……。


 俺はファルスさんの言った意味を理解できずに悩んでいると、ファルスさんが何かを話し始める。


「みんなもよく知っていると思うが、未だ人間たちの脅威におびえて人間の支配する地域の森の奥などに構えた集落に結界を張りひっそりと暮らしている魔族は多い。我々が人類の脅威におびえることなく立ち向かえていたのは魔王様という圧倒的な指導者とたまたまここら一体に魔族の集落が固まっていたというだけのことだ。だがそれでもここら一体にいる魔族の集落はほとんどわが軍に組み込んだ。そのためそろそろ限界が来ていたのだ」


 なるほど、だいぶ長々と喋っていたが要約すると「各地に散らばった魔族を救出しつつ自軍の強化をする」といったところか。


 最初は奪還という言葉の意味が理解できなかったがそういうことか。


「手始めに魔導大国マーズの近くにある白金大森林に住む一番大きな規模の魔族の集落に向かいたいと考えている。今日はこの話題について話していきたい」


 うん、だいぶ長かったけどここからやっと話し合いが始まるという訳ね。


「長々と話していたが結局その結論だけ言ってくれればよかったものを」


 そう言ったのはルイスさん。


 この人とはすごく気が合いそうだ。


 しかし俺にはその作戦はあまりに非現実的だと思うが。


「ふむ、しかし私にはその作戦が成功するとは思えないんだが。魔導大国マーズまではどうやっていくんだ? あまり大人数でいくとすぐにばれて大人数が討伐軍を組んで襲ってくるぞ」


 うん、激しく同意。


「いや、それは大丈夫だ。白金大森林の近くにある魔族の集落にいる魔族は高い戦闘力を持つ者が多い。マーズからここ魔王城はかなり近いし何とかなるだろう。もしも危険になればあとから軍を差し向ければいい。


 ルイスさんの質問に答えたのは議題を提示したファルスさん。


「え?」


 しかし次の瞬間俺は疑問の声を上げていた。


 その理由はファルスさんの回答があまりにふざけていたからだ。


「なんだお前は! 会議中に家臣がそんな大声で声を上げるとは無礼な!」


 うお、脳筋幹部の人だ。


 てかあれだけでこんな怒られるって厳しすぎじゃね?


 今の出ダメだくしゃみや席とかすら許されないってことになるけど。


「貴様何を狭量なことを。この程度で怒るとは恥を知れ。幹部たるもの寛大な心構えでいなければ」


「なんだと貴様!?」


 うおぅ。


 俺の一声でなんだか大変なことに。


 ガウェインさんとルイスさんは武闘派と頭脳派で犬猿の仲なのかもしれない。


「落ち着けお前たち。そこのヴィルフの家臣よ、一体どうしたんだ、驚いたような声を上げて。何か言いたいことでもあったのか?」


 そこのヴィルフの家臣というのはどう考えても俺のことだろう。


 何か答えなければ。


 くそ、なんでこんなことに。


 俺は心の中で悪態をついたが、意を決して口を開く。


「はい。会議の内容で気になる点があったもので……つい。ご無礼を働き誠に申し訳ありません」


 とりあえず俺は殊勝な感じの雰囲気を出して許してもらう作戦で行こう。


「何を貴様ふざけたことを……」


「よせ」


 ガウェインさんの発言をファルスさんが遮る。


 おい、ちょっと待て。


 面倒なことになりそうな気が……。


「貴様の発言を許そう」


 はい、最悪の展開になってしまいましたよ……とほほ……。

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