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外伝 最強魔術師の成り上がり 第2話 手段選んでなんていられねぇ

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「マズいッ! 囲まれた」


 俺は慌てて包囲から抜け出そうとする。


 だが連携を取って攻撃してくるホーンラビットが一斉に襲い掛かってくる。


「うぐっ」


 俺はホーンラビットの突撃を躱しきれず一発貰ってしまう。


 その後も俺は必死になって4匹のホーンラビットと戦うが、防戦一方になり俺は次々と傷を増やしていく。


 勝てない、死ぬ。


 俺はそう思った。


 満身創痍の俺はホーンラビットの突撃を躱す気力さえ湧いてこなかった。


 そんな時父さんの一言が頭をよぎる。


 これが走馬灯というヤツか。


(ヴィルフ、お前が剣士になりたいのは分かるけどな、才能の壁ってのは悔しいけどやっぱりあるんだ。お前はMPが高いんだろ? 明らかに魔術師向きだ。早々に魔術師としての修業をつんでおかないとせっかくの才能を棒に振ることになるぞ)


 そこの言葉を思い出した瞬間、俺は無意識にホーンラビットの攻撃を避けた。


「そうだ。俺は戦いを甘く見ていた。覚悟が足りなかった。命を懸けるなら全力で、文字通りすべての力を出し切って!」


 俺はホーンラビットから距離を取る。


 そしてステータスを開き、残っていた1スキルポイントを使用した。


「初級火魔法!」


 そう、叫ぶと辺り1面が業火に包まれた。


 それと同時に脳内で声がする。


『レベルが3上がりました』


「帰るか」


 俺はそう呟いてホーンラビットの死骸を手に取って帰路に着いた。


「おい、どこ行ってんだ…って! ど、どうしたんだヴィルフ!?」


 帰ってきてすぐに父さんがこんな早朝から家を出たことを叱ってきたが、俺の傷を見て驚きの声を上げる。


「狩りに行ってきた……。ほら、ホーンラビット5匹」


 俺はそう言ってホーンラビットの死骸を投げ捨てる。


 すると父さんは俺を思いっきり殴った。


 理由は勿論分かっている。


「バカか! お前、森は危険なんだぞ。子供が1人で行っていい場所じゃねぇ!」


「分かってるよ……。俺は覚悟が足りなかった。命を懸けているのに全力を出さないなんて俺はバカだったね。……俺は魔術師になる。形になんてこだわってちゃダメだ。俺は強くなる、もう形になんて拘らない」


 俺は静かに、だけど力強くそう言った。


「そういうことじゃねぇんだがなぁ……」


 父さんは俺のどこかずれた受け答えに苦笑いをしながら頭を掻く。


 どうやら怒る気が失せたようだ。


 だが、すぐに父さんは真剣な表情に向き直り……。


「けど、お前の覚悟はよく分かったぜ。その怪我が完全に治ったらお前も狩りに連れてってやる。早く直せよ」


 父さんはそれだけ言って俺から剣を奪い取り部屋に戻っていった。


「俺の事認めてくれたのか……」


 俺はそう呟くと、すぐに手を洗い朝食をとるためにリビングへと向かった。

突然ですが今週の水曜まで休みます。


自分は学生で、今まではテスト勉強の合間に書いていましたが、そろそろテストが始まり、流石にそんな余裕はなくなってきたので、テストが終わるまで休みます。


あと、休日は2話更新とかいつだか言いましたが、忘れてください。

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