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第31話 論功行賞

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新作が書きたくなってちょっと書いてます。


もしかしたら投稿するかも?

 俺は初めて魔王城の中に踏み入った。


 今まで過ごしていた迷宮の居住区もかなり豪華だったが、ここはその比じゃない。


 俺はさらに奥にある美しい扉に向かう。


 論功行賞はこの部屋の中で行われる。


 部屋の名は玉座の間。


 つまり魔王が玉座に座ってその横に重臣たちがズラリと並び今回の功労者が魔王直々に労いの言葉と報酬を受け取ることとなる。


 俺は扉の前に佇む近衛兵と思われる人物に声をかけて中に入れてもらう。


 中に入ると、後方に雰囲気の違う人たちが集まっている場所があった。


 俺も何となくそこに向かう。


 その集まりはどうやら俺の予想通り今回の戦で戦功をあげた者たちの集団だった。


 人数は多くないが、あの短い期間内でよくこれほどの人数がいる物だ。


 ともかく、しばらく時間が経過して論功行賞が始まった。


「魔王軍幹部のリストだ。これから論功行賞を始める。まずは3級戦功から」


 面倒くさそうな声で魔王軍幹部のリストさんが紙を見ながら話す。


「近衛兵士ドルイン」


 名前を呼ばれた人は、魔王の前に出て跪く。


「貴様はこの地上に住まう魔族のため、悪しき人間たちと奮闘した。その功績を魔王リアスハデスの名において称えよう。貴様にこのダーククリスタルナイフと上級100人隊長の地位を与えよう」


 魔王様は偉そうな口上を述べて漆黒の水晶でできたナイフのようなものを兵士に渡す。


「ありがたき幸せ」


 兵士はそう言ってナイフを受け取る。


 そうして3人の兵士が同じようなことを繰り返した。


「次に2級戦功。黒の尖兵フルファ」


 そしてその後の2人にも魔王様は同じような言葉を言い、ついに……。


「次に1級戦功。下級兵士、リューンとキース」


 今までは1人ずつだったのに、俺たちはどうやらまとめられているようだ。


 2人で上げた戦功だからか。


「下級兵士? 嘘だろ?」


 重臣の方々から色んな声が飛んできて、静寂に満ちていた空間が喧騒に包まれる。


 これは気持ちがいいな……。


「って、キース……」


 俺が優越感に浸っていると、いつの間にか隣にキースがいた。


 思わず声に出して名前を呟いてしまったが、なんて声をかければいいのか分からない。


 そうして俺がどうすればいいか困っていると……。


「悪い、リューン。心配かけた」


 キースはさわやかな笑顔で軽くそう言ってくる。


「お前……」


 ドレイクさんたちを失ったことに対する傷は癒えていないはずなのにもう気持ちを切り替えたっていうのかよ。


 俺はドレイクさんたちが死んだという理由からだけでなく自分の抱えていたストレスとかの影響でヴィルフさんに当たってしまったというのに。


「さ、せっかくの晴れ舞台で気分を切り替えていこうぜ」


「あ、あぁ」


 そうして俺たちは魔王様のまえに跪く。


「貴様らはこの地上に住まう魔族のため、悪しき人間たちと奮闘した。その功績を魔王リアスハデスの名において称えよう。貴様らにこのダーククリスタルナイフと近衛兵の地位を与えよう」


「「ありがたき幸せ」」


 こうして俺は晴れて近衛兵となった。

リューン「論功行賞でまさかの1級戦功を貰い、また今まで通りの平和な日常が戻って来る」


作者  「そんな風に思っていた時、突如ヴィルフさんに呼び出される」


リューン「その用事とはいったい……?」


作者  「次回『魔王の腹心!?」

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